【7時台】
7時台のニュースマスターは、スポーツ経営学者小林至さんです。
●7時は、『ゴーン前会長、保釈へ』の話題にフォーカス。日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)は5日、代理人を通じて声明を出し、家族や友人らに謝意を示した上で「私は無実であり、この無意味で根拠のない罪状に対し、公正な裁判を通じ強く抗弁する」と強調しました。東京地裁の保釈決定後、声明を出すのは初めてとみられます。ゴーン会長の保釈には、「住居に監視カメラの設置」「制限したパソコンや携帯電話の使用」など、外部と接触できない具体的な手段を弁護側が提案。しれに対し、裁判所側が「消去隠滅のおそれは解消した」と判断したとされます。
小林さんは、メディアが感情に訴えようとしすぎていることを指摘しました。「起訴された段階で100日も拘束するのは異常。倫理的に動きたい」とコメント。さらに、「自分たちが飲まれる側にいるため、他社とどう関わっていくかの方が重要な問題」と、日産が現状に向き合うべきであることを話しました。
●7時30分は『大学スポーツ統括組織「UNIVAS(ユニバス)」発足』の話題にフォーカス。全米大学体育協会「NCAA」を参考にした統括組織の一般社団法人大学スポーツ協会「UNIVAS」が、発足しました。197の大学などが加盟し「大学スポーツの収益化」「学生の安全確保」「学業との両立」を目指します。ただ組織の全体像が見えにくいなどの理由から、筑波大学や慶應義塾大学など一部の大学は参加を見合わせています。
「UNIVAS」は、大学スポーツの活性化を目的とし、共通のルールを作ったり、まとまりになることで横展開していける様に発足されました。今回参加を見合わせた筑波大学は、もともとは創設の議論に加わっていました。その主張は、「興行権は大学が持つべき。学連からその権利を取り戻すのでなければ参加しないとい」というものでした。しかし、最終的に「学連にも当然参加してもらおう」という方針(根幹)に決まったため、組織への参加を拒否した流れです。
【8時台】
8時台のニュースマスターは、人工知能研究者の松田雄馬さんです。
●8時は、『石川県金沢市で、プログラミング学習』の話題にフォーカス。学習指導要領の改定で、2020年度から全国の小学校でプログラミング学習が必須となるのを前に、石川県金沢市がモデル校の一つに指定した菊川町小学校で、プログラミングの授業が行われました。行われたのは六年生の理科の授業で、31人がプログラミング用のマイクロコンピューターを発光ダイオード(LED)やブザーに取り付け、「暗くなったら光る」など自らがプログラムした通りに動くかを実験。貸し出されたノートパソコンを使い、協力し合って専用のプログラミングソフトを操作しました。
子供たちの情報活用能力を育成し、コンピューターを指示通りに動かすのに必要な思考力などを身に付けさせるのが狙いです。単純にプログラミングに触れていればいいのではなく、人間力が身につけられるかが大切です。「IT化での社会の変化の中で何を大事にして、何を新しくしてくべきなのかを考えながら身につけてほしい」と話しました。
●8時30分は、『カラスの行動、実は計画的!?』の話題にフォーカス。カラスの一種であるカレドニアガラスが、3つの工程で計画を立て、道具を使って餌を手に入れる能力をもつことが、ニュージーランド、オークランド大学の研究で明らかになりました。これまで動物には未来を想像し、計画を立てて行動する知能は備わっていないとされてきました。カレドニアガラスは、道具を作ることで知られ、小枝を加工して槍や釣り針を作り、それを使って獲物の幼虫をとるほか、石を使って餌をとる研究例もあります。
カラスと会話ができるという松田さん。ある時、「カラスだって人間を見て何か思うことがある」と考え、道にいたカラスに挨拶をしてみたそうです。普段は手で追い払われたり、嫌がられるカラスですが、丁寧に接してみると襲い掛かってくることもないようです。また、早朝に玄関でけたたましく鳴いているカラスに「ちょっと静かにしてくれますか」と人間と接する様に話しかけてみたら静かになったと言います。「結局人間と一緒で、邪険にしてると相手との関係が良くなる」と、人間も動物も同じであることを訴えかけました。
【トレンドマスターズTOKYO】
毎週水曜日のテーマは『Company』。今日は、文化放送の門馬ディレクターが、武蔵野市にある、飲食店をやってみたい!という方たちを支援するシェアキッチン「MIDOLINO_(みどりの)」の取り組みを紹介しました。
飲食店を始める時に、高いハードルとなるのが、初期投資。保健所の許可を取るための設備などを揃えるには、数百万円の費用が必要になりますが、「MIDOLINO_」では、営業許可もあり、備品も揃っているので、家賃がわりの利用料、月額3、4万円で、飲食店を始めることができます。
【マスターズインタビュー】
今週のインタビューのお相手は、エレキバンなどで知られるピップグループの松浦由治社長です。仕事中や睡眠時の利用を想定した着圧ソックス「スリムウォーク」ですが、大学生のビジネスコンテストへの参加や、スポーツに特化した商品の開発など、販路を拡大しようとしています。まずは、ビジネスコンテストに参加した理由を伺いました。
今日の楽曲ラインナップ
1曲目 A Whiter Shade of Pale / Procol Harum
2曲目 TRAIN-TRAIN / THE BLUE HEARTS