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2月27日(水) The News Masters TOKYO 第494回

【7時台】
7時台のニュースマスターは、共同通信・論説委員長の橋詰邦弘さんです。

●7時は、『第2回米朝首脳会談、開催』の話題にフォーカス。アメリカのトランプ大統領と、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談が、今日、明日の2日間、ベトナムのハノイで開催されます。二人が顔を合わせるのは、去年6月のシンガポールでの首脳会談以来8か月ぶり。前回の首脳会談後の共同声明では、「アメリカ北朝鮮の体制保障を約束」「北朝鮮が朝鮮半島の完全な非核化を約束」などの内容が謳われていましたが、北朝鮮の非核化は目立った進展を見せていません。両首脳は、どんな思惑を秘めて、2回目の会談に臨むのでしょうか。

北朝鮮の完全非核化が口だけなのか、本当なのかがメインとなった会談でした。外交的な成果が欲しいと考えるトランプが、交渉ラインを下げてくるのではと国内では懸念されているようです。ちなみに、通商問題も含め、予想がつかないトランプの取り決めは、「トランプ占い」とも言われています。橋詰さんは、「北朝鮮は見返りがないと非核化に踏み込まない。焦点になるのは南北の経済協力の再開だ」と解説しました。

●7時30分は『安倍総理、沖縄知事と会談の意向?』の話題にフォーカス。72%の県民が辺野古への基地移設にノーを突き付けた県民投票を受けて、沖縄県の玉城知事は、明後日、安倍総理大臣と会談し、辺野古への基地移設を中止するよう改めて申し入れる方針です。これに対し、安倍総理大臣は、「県民投票の結果を真摯に受け止める」とはしながらも、普天間基地の移設の必要性を強調し、工事の中断などには応じない構えです。県民投票で示された民意を受け止めるために、今、考えなければいけないのは、何なのでしょうか。

72%という数字から、揺るぎない民意が示されました。しかし安倍総理は、危険性を考え早く移転したいと考えます。そのためには海底に杭を75000個打つ必要があり、使用する砂の量は東京ドームの5.2個分と、相当な時間と労力がかかります。橋詰さんは、「工費が明らかではない公共工事を進めていくことに疑問を感じる。本当に辺野古の埋め立てしか案がないのか考え直して欲しい」と話しました。

【8時台】
8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。

●8時は、『スペインで通信見本市開催』の話題にフォーカス。スペイン・バルセロナで、通信関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」が開催されています。中国のファーウェイが発表した折り畳み式スマートフォンが注目を集める一方、韓国のサムスン電子も折り畳み式のスマホを展示しており、今後の普及に注目が集まっています。ソニーは、折り畳み式スマホに対し「良さを生かせる利用法が見当たらない」と距離を置いており、各社の異なるスタンスや技術力を示しています。

今回開催されたのは、通信系団体を中心に2400社以上が出展するイベントです。携帯端末会社がメディア向けカンファレンスやショーを披露し、来場者は10万人以上。日本からの唯一の講演者として楽天の三木谷浩史CEO&会長が登壇予定です。中でも入山さんが注目するのは、折りたたみ式のスマホです。これを受けて、スタジオでは折りたたみの形が山折か谷折りかで盛り上がりました。しかし、2019年半ばに販売予定ですが、29万円という価格を聞くと、タケさんは「現段階では欲しくない」とバッサリ。入山さんは、「スマホ業界は成熟が進んでしまい、各社の悩みの表れが折りたたみだ」と解説しました。

●8時30分は、『レクサス、世界販売台数1千万台突破』の話題にフォーカス。トヨタ自動車は、高級ブランド「レクサス」の世界販売台数が累計1千万台を超えたと発表しました。レクサスは1989年にアメリカで発売し、現在は世界およそ90の国と地域で販売。日本には2005年から投入され、近年は、国内や富裕層が拡大する中国での堅調さが目立っています。

車は顔の部分が重要で、レクサスも「スピンドルグリル」が出来てから人気が出ました。また、「日本車だけど日本車じゃない」「トヨタ車だけどトヨタじゃない」という立ち位置をうまく利用しています。例えば、韓国で人気がでた理由は、レクサスをアメリカ車だと思っているから。逆に中国で人気が出た理由は日本の製品を信頼していて日本車だと思っているためです。このことから、自動車は国民性に左右されるということがわかりました。

【トレンドマスターズTOKYO】
毎週水曜日のテーマは『Company』。知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを、今日は塚本ディレクターが視覚障害者がプレーするサッカー、ブラインドサッカーを運営するNPO法人「日本ブラインドサッカー協会」の取り組みを紹介しました。

ブラインドサッカーは、障害者スポーツの中でも珍しい健常者と障害者が一つのチームを組んで戦う競技です。ピッチでボールを蹴り合う5人のフィールドプレーヤーは視覚障害者ですが、ゴールキーパーは目の見える選手が務め、ゴール裏で選手にゴールの位置などを知らせるスタッフもまた、目の見えるスタッフが務めます。こうした競技の特性から、日本ブラインドサッカー協会では、健常者と障害者が当たり前に混ざり合う社会を目指すことをビジョンに掲げ、活動に取り組んでいます。ブラインドサッカーの普及や啓発なども一つの事業としてとらえ、単なる慈善事業や寄付をもらうといった形にとどまらず、新たな価値を提供し、その対価として価値をもらい、収入を挙げていくという双方向の展開を目指しています。

【マスターズインタビュー】
今週のインタビューのお相手は、数々の国際的な賞を受賞し、世界が注目するウイスキー「イチローズモルト」を生み出した、「株式会社ベンチャーウイスキー」代表取締役社長・肥土伊知郎さんです。秩父で江戸時代から続く、造り酒屋の家に生まれた肥土さんは、大学で醸造学を学び、サントリーに入社。その後、実家に戻り、父の経営する酒造会社を手伝うことになりますが、経営難が続き、2004年、会社を手放さざるを得なくなってしまいます。そして、大切に育ててきたウイスキーに大きな危機が・・・

今日の楽曲ラインナップ
1曲目 Still Waiting / Sum 41 
2曲目 哀・戦士 / 井上大輔

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