与野党は7日の衆院予算委員会理事懇談会で、厚生労働省の統計不正で更迭された大西康之元政策統括官と、西村清彦総務省統計委員長を参考人として招致することで一致した。8日から2019年度予算案の審議に入ることでも合意した。大西氏は8日にも出席する。18年度第2次補正予算は7日夜の参院本会議で与党などの賛成多数により可決、成立した。
与党は、これまで大西氏の招致を拒否し、野党から「証人隠し」と批判を受けていた。応じたのは、本予算の3月末までの成立に向け、審議を遅らせられないことが背景にある。夏の参院選をにらみ、与野党の攻防が続きそうだ。
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