大阪都構想の制度案を作る大阪府、大阪市の法定協議会が7日、市役所で開かれ、11月24日の住民投票実施を盛り込んだ日程案が公明党などの反対多数で否決された。松井一郎知事と吉村洋文市長は住民投票を巡る交渉が決裂したと判断、事態打開を目指して辞職し、4月7日投開票の統一地方選前半戦に合わせ、入れ替わって市長、知事のダブル選に踏み切る。
法定協終了後、松井氏は「このままでは死んでも死にきれない。もう一度民意を聞く」と記者団に述べた。両氏は8日、府市両議会が閉会する3月中旬の日付を記した辞職願をそれぞれ議長に提出、記者会見で立候補を正式に表明する。
大阪知事市長ダブル選へ 入れ替わり、都構想案否決で
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今回、大阪都構想の制度案を協議する法定協議会(法定協)で、住民投票の日程を定めた案に公明党が反対し否決されたため、知事と市長が入れ替わるダブル選挙を実施することになりました。松井氏と吉村氏は2015年に行われた知事・市長のダブル選で勝利、当時民主や共産と連携した自民推薦候補を破っている松井氏は「『大阪都構想の住民投票をもう一度』と(有権者から)負託を受けた」とし、都構想に反対する自民党を「結果を無視した野合・談合だ」と批判しています。
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