佐久間とは友人関係である歌手のオーイシマサヨシが登場。オーイシがアニソンシンガーシンガーソングライターとして活動する上で大切にしていることとは。

–「ぶっちゃけた話するとアニソンの方が作りやすい」-

一問一答のコーナーで、アニソンシンガー、シンガーソングライターとして活動する上で大切にしていることは？という質問に原作ありきのアニソンシンガーの作り方と、あと自分の心情とか、メッセージをひねり出すシンガーソングライターと、立場によって作り方が変わると答えたオーイシ。その理由とは…。

オーイシ「アニソンシンガーの時は、アニメソングを歌うので、原作があったりとか原点があって、それを一つの歌にしていく、歌に載せていくって感じなんですけど、シンガーソングライターっていうのは、どちらかというと自分の生活とかそういう中でこうメッセージが浮かんできたり、物語が浮かんできてそれを歌にしたりするので、基本の作り方が全く違うというか。僕はぶっちゃけた話するとアニソンの方が作りやすい」

佐久間「ああそうなんですね」

オーイシ「原作っていうものがあって、それの役に立ちたいなっていう気持ちで作った方が、すごくゼンマイが動くというか、シンガーソングライターの場合は生活にアンテナを立ててまずメッセージを見つけなきゃいけないから、ひと手間かかるというか。両方もちろん好きですし、尊いなぁと思いながら歌ってますけど」

佐久間「アニソンシンガーとして作詞してる時の歌詞でも、作品の要素を取り入れるじゃないですか？どうやって繋げようかなとかって、どういう考えしてるんですか？」

オーイシ「いやもうねえ。毎回綱渡りですよ」

佐久間「やっぱり最初に何か決めるんですか？」

オーイシ「そうですね。たとえばですけど、『SSSS.GRIDMAN』のOPの「UNION」の場合だと「目を醒ませ僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ」ってサビ頭から始まって、次に思い浮かんだのがサビ終わりの「君を‘退屈’から救いに来たんだ！」」

佐久間「そう！そこなんすよ！もうね、ちゃんと曲の中で話が進んでんのよ！すごくいいのよ。あそこでうわーってこう鳥肌が立つんですよね」

オーイシ「それがなんかメロディーと一緒に浮かんできたりするんですよ。でその間を埋めていくみたいなクロスワード的な感じで意味合いを詰めていったりとか、言葉を埋めていったりとかする」

佐久間「「UNION」に関しては言ってもオリジナルじゃないですか？あれってストーリーの原作は無いもの。それも打ち合わせの段階でヒントを得てってことなんですか？」

オーイシ「そう。シナリオというか台本を全話読ませていただいて」

佐久間「え～！全話！？」

オーイシ「全話もうできてた状態だったので、全話読んだ時に『SSSS.GRIDMAN』に関しては、もうこれ絶対ヒットするわって思って、自分もその作品に役に立ちたいなと思って、すごいひねり出して、やっていきましたね。ただ台本読んですぐに書いた歌詞に関しては、ネタバレがすぎるって言って、何回かリテイクがきた(笑)」

佐久間「そうですよね。誰も先を知らないのがオリジナルの良さですもんね」

オーイシ「そうなんですよ。めちゃくちゃ最終話のこと書いちゃったりして(笑)。オーイシさんこれちょっと、あの、もう少しぼかせませんかね？みたいなのはありましたね」

佐久間「それを気づかれないようにぼかして、いいものになってると」

オーイシ「だからまあ僕だけが作ったわけではなくて、やっぱり原作というものがあるので、原作に影響されて作ったもの、そしてスタッフさん、監督さんとかからいただいたリテイクとか含めて、やっぱみんなで作った曲っていう感じがあるのが、アニソンなんじゃないかなと思ってて。そういうチームで作るものだからこそこうやって佐久間くんに響いたりするのかな」

佐久間「たしかに、みんなでの結晶なんですね」

その他、佐久間とオーイシの馴れ初めや佐久間、オーイシ、宮田の間で行われたやり取り、TVアニメ『けものフレンズ』のオープニング主題歌「ようこそジャパリパークへ」についての話、オーイシ自身が歌を好きになったきっかけなど、様々な話題が飛び交った。

そちらについては、是非タイムフリーで確認して欲しい。

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