文化放送地下倉庫にカイジ出現!東地宏樹&細谷佳正が『スペランカー』対決!秋アニメ『サクガン』特番「超発掘祭」オフィシャルレポート
TVアニメ『サクガン』(監督:和田純一、制作:サテライト、2021年秋放映予定)のメインキャストによる生配信特番「超発掘祭」が、先週4/24(土)に「ニコニコネット超会議2021」併催の声優特化型イベント「超声優祭2021 Powered by dwango , Supported by ディズニープラス」にて放送されました。
『サクガン』は、天才少女・メメンプーとその父・ガガンバーが、未開地帯「ラビリンス」と岩盤に隔てられた地下都市「コロニー」を旅する冒険メカアクション。特番にはメメンプー役の天希かのんさん、ガガンバー役の東地宏樹さんと、ガガンバーのライバル的存在であるメローロ役の細谷佳正さん3名が出演。Project ANIMA総合プロデューサーの上町裕介と文化放送アナウンサーの松井佐祐里がMCを担当しました。そのオフィシャルレポートをお届けします。
目次
①TVアニメ『サクガン』魅力的なキャラクターをご紹介
『サクガン』は、2021年秋放送予定のTVアニメ。まだまだ謎に包まれたこの作品の魅力を紹介するべく、超発掘祭の前半では”超スゴい”ポイントを7つあげて解説していきます。
まず最初に紹介されたポイントは「プロモーション映像が超スゴい!」。現在公開中のPVに、天希さんは「色使いと迫力がスゴい! 映画かなっていうくらい迫力があって、見るのが楽しみです」、細谷さんは「作画の感じが世界基準ですよね。”世界とったるぞ!”っていう意欲やパワーを感じます」とコメント。さらに東地さんは「映像も音楽もすごいですよね。あと、かのんちゃんとメメンプーがかわいい!」と絶賛。
続いてのポイントは「アニメ化決定のいきさつが超スゴい!」。『サクガン』は2017年に始動したProject ANIMAから生まれた第一弾作品であり、原案は公募で決定しました。そんな経緯で生まれた作品なので、「立ち上げ当初は何も決まっていませんでしたが、とりあえずサテライトさんに『アニメ作ってください』と声をかけました。前例がないところから新しいものを作ろうとしています」と上町プロデューサーは話します。
主演声優も公募でのオーディションで決定したのが『サクガン』。プロアマ問わない形式でオーディションが行われました。「これからのアニメ業界を1から作るプロジェクトなので、声優も育てながらやったら面白いかなと思ったんです。単純に愉快犯ですね」とは上町プロデューサーのコメント。そして主演に決まった天希さんは「選ばれた時には全部の記憶が吹っ飛びました」「(オーディションでは)自分の心拍がわかるくらい緊張しました。緊張すると笑っちゃうからあんまりそう見えないけど、実はすごく緊張しいなんです……」と話します。
次のポイントは「キャラクター&声優陣が超スゴい!」。各キャラクターについて、声優陣がコメントします。天希さんが演じるメメンプーは、メカ好きの天才少女で、幼い頃から夢に見る景色を探すために「マーカー」になるのが夢というキャラクター。天希さんは「好きなことに全力で取り組む子です。わんぱくなガキ大将っぽいところもあるので、少年っぽいテイストを混ぜながら演じました」と話します。
東地さんが演じるガガンバーは、肉体労働者「ワーカー」として働きつつメメンプーを育てるシングルファーザー。ダメ親父ながら、かつては「疾風のガガンバー」の異名で呼ばれた凄腕マーカーでした。東地さんは「メメンプーの親としての愛情が深いキャラクターです。『ダメおやじが実は凄腕』というのはありがちだし、ロボットが出てきて親子で冒険しながら成長する話だと思ってるかもしれませんが、それだけじゃないんですよ」と語ります。
さらに、細谷さん演じるメローロはこの日が初公開となる映像も放映。管制局の職員にして広範な知識を持つ、常にスーツを着こなしたイケメンです。そんなメローロについて細谷さんは「メメンプーも頭が柔らかいので、メローロはそういうところを気に入っている。それに対してガガンバーがよく嫉妬しています」とコメントしてくれました。
さらに主要キャラであるザクレットゥ、ユーリ、リンダの設定画も登場。ガガンバーと浅からぬ因縁があるザクレットゥ、不良少年少女集団「ユーリ団」のリーダーながら型通りの不良ではないユーリ、メメンプーの幼馴染にして憧れの存在でもあるリンダと、それぞれのキャラの魅力が語られます。
②まだまだある、7つの「超スゴい!」ポイント
そして次のポイントが「サテライトの描くメカが超スゴい!」。ここではガガンバーとメメンプーが搭乗するメカ「ビッグトニー」の設定が登場。ロボットモードからビークルモードへと変形することが明らかになります。
さらにラビリンスに生息する凶暴な「カイジュウ」のイラストも登場。このカイジュウのコンセプトデザインを担当しているのは、マクロスシリーズやアクエリオンのデザイン・監督で知られる河森正治さん。凶悪そうな見た目はインパクト抜群です。続いてメメンプーのぬいぐるみ「羊のトニー」のイラスト、そして実物のぬいぐるみも登場。デカくてかわいいし、是非とも商品化してほしい!
次のポイントは「主題歌が超スゴい!」。オープニングテーマは遠藤正明さんによる『恍惚ラビリンス』、エンディングテーマはMindaRynさんの『Shine』です。放送ではここで『恍惚ラビリンス』をお披露目。東地さんは「詞の内容も物語を象徴しているし、冒険を後押ししてくれるような曲」、細谷さんは「広がっていく宇宙や空を象徴しているような開放感がありますね」と大絶賛。一方上町プロデューサーからは「これ、カラオケで歌えるのかな……」との心配も。確かに……!
続くポイントは「裏側の見せ方が超スゴい!」。ここで紹介されたのは、ユーリ役の豊永さんと上町プロデューサー、そして『サクガン』スタッフによる動画番組『ザツダン』。放送されたダイジェストには「それ言っていいの!?」というぶっちゃけたトークが満載でした。こちらはProject ANIMAのYouTubeチャンネルとビリビリ動画にて配信中となっています。
そして最後のポイントが、「サクガンは色々準備が早くて超スゴい!」。すでに文化放送超!A&G+にて、ラジオ番組「サクガンラジオラビリンス」が放送中。
ここでは天希さん、東地さん、豊永さんの3人がパーソナリティを務める放送の切り抜き動画が登場します。流れてきたのは「芝居が上手くなるにはどうしたらいいですか?」という豊永さんの悩みに対し、天希さんが「パンダにはダブルピンサーという掌に生えた骨で笹を掴む、他のクマ科の動物とは異なる特徴がある。豊永さんも、他とは一線を画する特徴を持てばいいのでは?」と見事に切り返す様子。天希さん、パンダに詳しすぎでは……?
続いて、細谷さんが考えた「ラジオラビリンス」での新コーナー発表へ。細谷さんから発表されたのは、「初めての主人公の時、どんな気持ちでしたか?」を答えてもらうというコーナー。ここでは実際に今現在初の主演を務めている天希さんに代わり、東地さんが回答することに。「最初の主演はもう大失敗。やる気はあったんですけど、全然合わなかったんです。ナメてました」と東地さん。そんな時期があったんですね……。
そしてさらに「準備が早くて超スゴい!」ところとして発表されたのが、劇中に登場するメカ「ビッグトニー」のプラモデル&アクションフィギュア化! 1/72スケールのプラモデルが、バンダイスピリッツより2021年秋頃に発売予定とのこと。並びに、完成品のアクションフィギュアシリーズであるロボット魂からもフィギュアが発売される予定です。
③文化放送の地下倉庫を発掘! かのんちゃんを待ち受けるのは・・・
超発掘祭の後半は、「文化放送の地下倉庫でお宝を探せ!」のコーナーへ。文化放送の地下2階にある倉庫に天希さんが潜入、「お宝」を探してくるというコーナーです。地下倉庫は真っ暗で、『サクガン』と同じようにカイジュウが出るかも……と話す上町プロデューサー。文化放送、地下にそんなのいるのか……!
早速地下に降り、倉庫の棚の間を探し回る天希さん。発見した「過去番組グッズ保管用」と書かれたダンボール箱の中には、細谷さんがユニット「MaxBoys」として2012年に発売した「I wish/消えない絆」のCD、そして東地さんが舞台に出演した時のポストカードが。今見ると若干恥ずかしいアイテムの登場に、どよめくスタジオ。どうなってるんだ、文化放送の地下!
そして天希さんがさらに奥に進んでいくと、なにやら缶ビールとポテトチップス、そして焼き鳥を食い散らかした痕跡を発見。この組み合わせ、何処かで見たことがあると思っていたら、天希さんの背後に見覚えのあるシルエットが。そこにいたのはカイジュウではなく、地下倉庫で強制労働をさせられていたカイジ! 文化放送、帝愛グループだったのか!
突如現れたカイジに詰め寄られる天希さん。そのまま流れで、カイジと一日外出券を賭けたチンチロに挑むことになります。まずカイジと天希さんのツーショット写真を撮影し、『サクガン』公式ツイッターアカウントに投稿。続いて3つサイコロを振り、出た目の数を並べた3桁の数字の数だけRTされれば、一日外出券を入手できるというルール。振ったサイコロの目は「611」だったため、611回RTされるまで天希さんは帝愛の強制労働施設から出られないということに! 過酷すぎる……。
④「ラビリンスは危険がいっぱい」を『スペランカー』で体験
ということで、天希さんが地下から帰ってくるまでの間に始まったのが「ガガンバーVSメローロ ゲーム実況対決」。『サクガン』の世界観に合うようなゲームを東地さんと細谷さんにプレイしてもらい、その様子をそれぞれが実況しつつ得点を競うという対決です。2人がプレイするゲームは、1985年に発売された名作『スペランカー』!
「自分の身長よりも高いところから落下すると死ぬ」というゲーム史に残る超虚弱体質の主人公を操り、地下の迷宮に眠る財宝を探索するゲームです。細谷さんも東地さんも『スペランカー』は初プレイ。大丈夫なのか……?
まずは東地さんがプレイ。理不尽なまでに過酷な判定により、あっという間に3機のライフをすぐ消費。合計得点は1500点となりました。続く細谷さんは東地さんのプレイを見ていたこともあり、「とにかくすぐ死ぬ」ということを理解した上でプレイ開始。ちょっとした段差にビビり、ゴーストに追い回されるも、なんとか5300点を獲得! めでたく勝利となりました。
2人のプレイが終わったところで、なんと7月15日にプレイステーション4とNintendo Switchにて発売される『元祖みんなでスペランカー』の情報が。「え!? 案件だったの!?」と驚く細谷さん。もう何の配信だったのかわかんないな、これ。
ということで、一般会員向けの配信はここで終了です。なんとか地下から戻ってきた天希さんを交え、最後に一言コメント。細谷さんは「カイジとの絡みで、天希さんの素晴らしいスペックを見てもらえたと思います。彼女の初主演作、見ておいた方がいいと思います」と天希さんのスペックを激賞。東地さんは「あっという間でした。『サクガン』は秋からですが、今日で興味が湧いた人はぜひ見てみてほしいです」とコメント。最後の天希さんは「なんか思考がまとまらないんですが、楽しかったです! 私もゲーム実況のところをタイムシフトで見ます!」と話してくれました。ここで一旦、配信終了です。
⑤最終決戦!「限定ジャンケン」へ
続いてニコニコプレミアム会員向けの配信が開始したところに、一日外出券をゲットしたカイジが出現します!
そして始まったのが、カイジと『サクガン』チームによる”命の削りあい”。カイジと東地さん&細谷さんが、『賭博黙示録カイジ』劇中でもおなじみの限定ジャンケンでバトルすることに。グー・チョキ・パーの3種のカードが手札としてランダムに5枚配られ、手札を切ってジャンケンで勝負。プレイヤーにはあらかじめ3つの星が配られており、勝った方は負けた方の星をひとつ奪うという、『カイジ』劇中と同様のルールです。
早速東地さんがカイジと対決。1戦目と2戦目は順調に勝利するカイジに星を取られ、後がなくなった東地さん。しかし東地さんは3戦目で「パーを出す!」と宣言し、カイジに心理戦を仕掛けます。裏を読んだカイジが出したのはパー、しかしさらに裏を読んだ東地さんが出したのはチョキ! 続く4戦目でも東地さんは「チョキを出す」と宣言します。直感を信じてチョキを出したカイジに対し、東地さんが出したのはグーで東地さんの勝ち! さらに1枚だけ残ったカードをお互いに出すと、東地さんはパーでカイジがグー。よってカイジが星を奪われ、敗北……! 予想以上に見応えがある限定ジャンケンに、スタジオも動揺します。
続いて細谷さんがカイジと戦うことに。ここでカイジは劇中同様「5回あいこを繰り返せば無事に終わる! 2人ともパーを出そう!」と提案。しかしカイジが出したカードはチョキ。さらにそれを読んでいた細谷さんはグーを出し、1戦目からカイジ、敗北……! さらに2戦目、細谷さんは「パーを出す」と宣言し、さらに揺さぶりをかけます。しかし出したカードは2人ともグーであいこに。
3戦目、細谷さんは「多分負けると思う」と宣言し、カイジはあまりの先の読めなさにパニックに。そこでカイジが出したカードはチョキ。細谷さんはパーなので、宣言通り星を取られて互角の状況に。さらに続く4戦目はカイジがパー、細谷さんがチョキで細谷さんが勝利。5戦目は2人ともパーということで、細谷さんの勝利が確定! カイジ、二連敗……!
本物の『カイジ』さながらの心理戦が繰り広げられる展開となった後半戦。ここでプレミアム会員向けの放送時間は終了に。上町プロデューサーは「テレビアニメ『カイジ』をよろしくお願いします! 『あと、サクガン』もチェックしていただけると幸いです」とコメント。細谷さんは「なんでもある番組でしたね。こんな感じでいろんな要素が詰め込まれているのが『サクガン』ということで、PVを見ながら期待を膨らませて、放送を待ってもらえればと思います」と今夜の感想を話してくれました。
続く東地さんは「今日は短い時間でしたが、『サクガン』にちょっとでも興味を持ってもらえたらと思います。自信を持ってお送りできる作品です。ぜひとも楽しみにしていてください」とコメント。天希さんは「『カイジ』だっけ、『サクガン』だっけという感じでしたけど、とにかくラジオや『ザツダン』で色々と展開していくので、楽しみに待っていてもらえればと思います。ラジオにカイジさんがいらっしゃったりしないかしら……」と挨拶してくれました。
そして最後にコメントしてくれたのは、なぜかカイジ。「キャストスタッフ一同、みなさんに楽しんでもらえるよう力を込めて、心を込めて作っていますので、よかったら『サクガン』、見てください!」と一番しっかりした挨拶を残してくれました。ちなみに『サクガン』にはカイジは登場しないとのこと。残念だな~!
というわけで、文化放送が帝愛グループに所属していた驚愕の事実が明らかになりつつ終わった超発掘祭。秋の放送に向けてますます期待を高めてくれる内容となりました。今後もツイッターやYouTubeチャンネルでは続報がどんどん公開されていく予定。各媒体をチェックしつつ、放送を楽しみに待っていていただきたいところです。
⑥特番概要
タイトル:
TVアニメ『サクガン』超発掘祭
日時:
2021年4月24日(土) 21:00~22:30
出演:
天希かのん(メメンプー役)
東地宏樹(ガガンバー役)
細谷佳正(メローロ役)
MC:
上町裕介(Project ANIMA総合プロデューサー)
松井佐祐里(文化放送アナウンサー)
ゲスト:
こりゃめでてーな伊藤こう大(カイジ芸人)
アーカイブURL:
https://live.nicovideo.jp/watch/lv331311364
⑦オフィシャルレポート ライタープロフィール
しげる
フリーライター。岐阜県出身。元模型誌編集部勤務で現在フリー。月刊ホビージャパンにて「しげるのアメトイブームの話聞かせてよ!」、ホビージャパンエクストラにて「しげるの代々木二丁目シネマ」連載中。プラモデル、ミリタリー、オモチャ、バイオレンス映画、アメコミ、鉄砲がたくさん出てくる小説などを愛好しています。
⑧『サクガン』あらすじ
遠い未来。人類は岩盤に隔てられた「コロニー」で肩を寄せ合い生きていた。コロニーの外には危険な未開地帯「ラビリンス」が広がり、命を懸けて「ラビリンス」を開拓する者たちは、未開に印付ける者、すなわち「マーカー」と呼ばれた。マーカーになりたい少女・メメンプー、マーカーをやめた男・ガガンバー。そんな凸凹な父娘が今、ラビリンスに挑む!
⑨『サクガン』キャスト
天希かのん
東地宏樹
花澤香菜
豊永利行
細谷佳正
緑川光
津田美波
⑩『サクガン』スタッフ
原案: 戌井 猫太郎『削岩ラビリンスマーカー』(エブリスタ)
監督・シリーズ構成: 和田 純一
シナリオ: 永井 真吾、望月 真里子、根元 歳三
キャラクター原案: 岩原 裕二
アニメーションキャラクターデザイン: 望月 俊平
コンセプトデザイン: 幸田 和磨
カイジュウコンセプトデザイン: 河森 正治(vector vision)
メカニックデザイン: ブリュネ・スタニスラス(Studio No Border)
カイジュウ・メカニックデザイン: 大河 広行
プロップデザイン: 石本 剛啓、森岡 賢一
美術設定: 坂本 竜(ビック・スタジオ)
美術監督:大西 穣(ビック・スタジオ)
色彩設計:長谷川 美穂(緋和)
撮影監督:志村 豪(T2studio)
助監督:三塩 天平
編集:松本 秀治
3DCGディレクター:後藤 浩幸
2Dワークス:中村 倫子
音響監督:木村 絵理子
音響制作:東北新社
音楽:加藤 達也
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:サテライト
⑪Project ANIMAとは?
https://project-anima.jp
「Project ANIMA」は、2020年代のアニメファンに捧げる新しいオリジナル作品を創出する取り組みです。2018年の一年間をかけて、広く一般からアニメの原案を募集しました 。第一弾「SF・ロボットアニメ部門」、第二弾「異世界・ファンタジー部門」、第三弾 「キッズ・ゲームアニメ部門」の三部門に分かれ、選出作はそれぞれ株式会社サテライト、株式会社ジェー・シー・スタッフ、株式会社動画工房によってアニメ化されます。
- ©「サクガン」製作委員会/SAKUGAN Project