UNISON SQUARE GARDEN「面白いアルバムです」ニューアルバム『Ninth Peel』への想いを語る!

UNISON SQUARE GARDEN「面白いアルバムです」ニューアルバム『Ninth Peel』への想いを語る!

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文化放送で毎週土曜午後11時から放送しているラジオ番組
『A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン』。
3月18日のゲストはUNISON SQUARE GARDENの田淵智也さん。
ニューアルバム『Ninth Peel』について白石晴香さん、日笠陽子さんが伺いました。

およそ2年半ぶりにリリースされるオリジナルアルバム。いつもとは違うやり方で作られた作品です。「いままでアルバムを構築するのが好きで、曲作ってる時から配置を考えるんですけど、今回はあまり考えないで、出来た曲を並べたらどうなるんだろうという作り方をあえてして。変なアルバムになりましたね。変なアルバムだなぁ~と思いました。前回、前々回のアルバムで理想が叶っちゃって、同じことをやろうとしても越えられないと思うので、違うことをやってみよう、出たとこ勝負で行ってみようと」

ジャケットについて伺ってみたところ「アライグマが9という数字に剥かれたリンゴを持っているところがタイトルと一緒に絵が浮かんだんです。果物の皮が9に剥かれたらオシャレ。果物持ってる動物なんだろうと思ってアライグマにしました」

『Ninth Peel』には3曲アニメタイアップを収録しています。「タイアップをどう両立させるかは凄く考えていて、アニメのスタッフが“この曲で良かった”と思えるものである必要がある。作品を読んで浮かんできたもので寄り添えるもの。バンドのファンに対してはアニメのことは置いておいて、カッコいいと思える曲にするのにセンスが必要。両立させることはずっとこだわってきたことでもあります。どっちかに寄り過ぎると不誠実かなと」

歌詞を書く上で意識していることも聞いてみました。「この言葉を世の中に届けるぞというよりは、音楽のために正直な言葉であって欲しい、音楽のために親切な言葉であって欲しいと思っています。メロディに失礼のない言葉を選んでいる」

『Ninth Peel』の制作を通じて感じたことは「自分の中で“こんなんでいいの?”と思うもので構築できたらというのがあって、そうやって作ったら違う面白さがあるのかなというのと、長く作ってきた自分へのご褒美みたいな。来年で結成20周年。長く続けるにはセンスが必要。何かを楽しめる、飽きない工夫が必要で、今回は、こだわって作らないのが飽きない工夫だったのかもしれないですね。直感で作ったものを並べてみて“これはいいね!”ということになったら人生がひとつ上に行ったような。ワクワクしています」

完全生産限定盤には昨年のツアーの中から青森のライブ映像、ドキュメンタリー、オーディオコメンタリーも収録しています。「小さいライブハウスでやっている映像ってあまり見せられないけど、僕らからすると普通のこと。それが映像で残っていたらいいなと思って。狭いところでやっている一瞬を切り取れたら。ライブハウスでやっているのがロックバンドなのではと思っていて、自分たちの普通を見てもらいたいです」

4月からは『Ninth Peel』を提げて巡る全国ツアーがスタート。さらに11月からはアルバムツアー2周目となる「TOUR “Ninth Peel” next」を開催予定のUNISON SQUARE GARDEN。ニューアルバム『Ninth Peel』は田淵智也さんにとってどんな作品になったのでしょうか?
「20周年の前に出しておくものとして、変なものを出せる自分たちが面白い。予想通りのものを作らなかったことで20年やってきて良かったと思える要素だなって思います。面白いアルバムです」

≪ゲストからのお知らせ≫
・ニューアルバム「Ninth Peel」、4月12日発売!
・4月16日からUNISON SQUARE GARDEN TOUR 2023「Ninth Peel」スタート!

【UNISON SQUARE GARDEN Official Website】

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