畠中祐、アルバム『REAL』に込めた思いを語る~超!A&G+×ABEMAアニメSpecial Radio Program~A&G Persons Vol.23「畠中祐」前編
文化放送「超!A&G+」で毎週金曜日22時~放送されている『超!A&G+ × ABEMAアニメ Special Radio Program』。
「超!A&G+」と「ABEMAアニメ」がタッグを組み『A&Gコンテンツ』を週替わりで放送する番組。
8月19日(前編)の放送回では、ゲストパーソナリティに畠中祐を迎え、声優・アーティストに焦点を当てその魅力をじっくり深堀する企画『A&G Persons Vol.23「畠中祐」前編』を行った。
自身の誕生日である8月17日に2ndアルバム「REAL」をリリースした畠中。「ウルトラマンZ」や「憂国のモリアーティ」とのタイアップ曲に加え、新曲も5曲以上収録されている。発売されるまで3年間かかったということだが――
「やっぱりコロナとかあって、皆さんと会う事が出来なくなっちゃったりとかそういう事があって。個人的にはアルバムを出す、すなわちライブをやるって事なんですよ。だから、出来ればライブを有観客でやりたいなっていう意思はあって。だからそれまで待とうかなと思いながらこの3年間待ち続けてきたところもあって」
「皆さんと実際に会えなくなっちゃった分、SNSとかそういうものでいっぱい繋がる事も出来たし。そこにはすごく希望があったんですけど、逆にものすごくボヤけてしまったところもある気がするんですよね。そういう目の前にあるリアルみたいなものをアルバムの中に落とし込めたらな、と。ポジティブな感情もネガティブな感情も全部合わせて等身大の僕をこのアルバムに注ぎ込めたらなっていうので『REAL』というアルバムが作られました」とアルバムのコンセプトについて語った。
また、アルバム制作の目標として「タイアップ曲に負けない曲でアルバムを構成していって1本のライブみたいなアルバムを届ける」と語り、その中で生み出されたというのが2曲目に収録された「Feel the Real」とのことで、
「本当にゴリゴリ強めの曲で、歌詞とかもリアルというもののネガティブもポジティブも全部とられて、等身大の言葉で書かれた歌詞になっておりますね。これは他のタイアップにも負けないパンチ効いた曲になったんじゃないかなって思います」
「初回特典版にはMV(ミュージックビデオ)も入っておりまして。デジタル画面を背負って、その画面の中の映像とリンクさせて踊ったりとかしてますし。逆に映像に映される渋谷の街並みとかはリアルなのに虚構、みたいなものも背負ってたりとかして。だからリアルとリアルじゃないもの、挟間が分からなくなっちゃったみたいなところで歌っている僕、みたいな感じのMVになっております。こちらも拘って作っておりますので最後まで見てもらえたら嬉しいなって思います」と曲とMVの魅力について語った。
また、4曲目の「まだあなたを描いてる」は畠中にとってチャレンジの曲となったらしく、
「僕も28歳になったので別れの曲とか歌っちゃおうか、みたいな。20代前半とかじゃちょっと歌えなかった色合いの歌を歌いたいよね、みたいな感じでプロデューサーさんと話し合って用意してもらった曲とかでもあったりするので」と語った。
そして、7曲目の「Solid」と10曲目「UnReal」が「Feel the Rea」から派生した曲であると説明し、
「すごいネガティブなところを全般的にとらえていこうとしたのが『UnReal』で、すごくポジティブな面を全面に押し出そうとしたのが『Solid』で、3軸になっていたりするので、このアルバムの色んな側面を楽しめるかと思いますので。インストからかなり拘って作られております。ぜひぜひ聴いて下さい」とアルバムについての話を締めた。