雨宮天「決意表明のようなアルバム」『BEST ALBUM -BLUE-/-RED-』への想いを語る！

雨宮さんにとって初、そして2枚同時リリースとなるベストアルバム。最初に話を聞いた時、雨宮さんは「正直、ベストの発想がなくて、ちょっとびっくりした。確かにシングルもいっぱい出させてもらったし、私も新人じゃないんだ」。

ベストアルバムのタイトルは『BLUE』（通称「青盤」）と『RED』（通称「赤盤」）と、あのビートルズと一緒！雨宮さん曰く「真似っ子したわけじゃないんですけど…」とのことですが、タイトルにはどんな想いが込められているのでしょうか？「とにかく私は青が好きで。ずっと歌ってきたロックを集めたものをBLUE。そして最近好きと公に言ってきた歌謡曲のエッセンスを集めたのが『RED』」。

それぞれ14曲を収録しているベストアルバム。曲選びについて聞いてみたところ「一枚につき20曲くらいまでは選べたけれど、そこから絞るのが大変。スタッフさんとお客さんの人気は違うかなとか、ライブで感じた肌感ではこっちではとか。泣く泣く落とした曲もあるし、最近、私を知ってくれた方と、デビューから応援してくれた方と好みも違うだろうし、結構迷いました」。

悩みに悩んだ曲もあれば「『RED』に収録した『Shu!Bi!Du!Ba!』は私が大好きな曲なので“これは絶対入れます！”」と決めたものも。「レコーディング大変だから、自分で作った曲だから、制作に時間がかかった曲だからなど、考えるとキリがなかったです」。

『BLUE』『RED』には雨宮さん作詞作曲の新曲も収録。曲作りの舞台裏は時間との戦いでした。「“リード曲の作詞作曲にトライしてみる？という話を受けて4曲作って提出したものの全部ボツ。はじめから作り直し！『This Hope』はTHE雨宮ロックを私が作ったらどうなるんだろう。ロック作るぞ！と取り掛かった。“もっとキャッチーなものにして”と言われ、シンプルにまっすぐ届くようなものにしようと思って作りました」。

「『ロンリーナイト・ディスコティック』は“中森明菜さんのような歌謡ロック”と言われ、最初はジャジーな雰囲気だったものを出したらボツ。“プロデューサーさんよ、一回お話してください”というやりとりを経て、大人な感じ、哀愁ある女みたいな感じになった」とのことで、一週間で2曲書くことになったそうです。

作曲に関しては「追いつめられると脳が次のステップに行くのか、バーンと行ける。追い込まれたほうが結果いいパフォーマンスができる」そうですが、「作詞は大変。『This Hope』は15分くらいで書いた歌詞が採用されて。1番で伝えたいこと、伝えきっちゃって満足しちゃうので2番以降を書くのが結構苦労しました」。櫻井さんいわく「いい意味でセクシーさが大渋滞」する作品になっている新曲2曲の映像も必見です！

2月27日からは、3年ぶりのツアーがスタート！ベストアルバム発売後のツアーということもあり「セットリストは考え中。まだ披露してないシングルの楽曲もあるから、ベストアルバムとはちょっと違う部分があるものになりそう」とのこと。

たくさんの想いが詰まった2枚のベストアルバム。雨宮さんにとってどんな作品になったのでしょうか？

「ロックと歌謡曲というふたつの軸をハッキリさせた上で、最近意欲的に取り組んでいた作詞作曲を、これから自分のスタイルのひとつとしてやっていくぞという決意表明のようなアルバムになりました」。

≪ゲストからのお知らせ≫
・「雨宮天 BEST ALBUM – BLUE -/ – RED -」好評発売中！
・「LAWSON presents 雨宮天 BEST LIVE TOUR -SKY-」
2月27日（日）＠愛知芸術劇場、
3月20日（日）＠グランキューブ大阪、
3月27日（日）＠パシフィコ横浜 国立大ホールで開催！
・LPレコード「COVERS -Sora Amamiya favorite songs-」発売中！

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