「堀江由衣の天使のたまご」1000回記念直前インタビュー【第3回】

「堀江由衣の天使のたまご」1000回記念直前インタビュー【第3回】

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「堀江由衣の天使のたまご」(略称『天たま』)が11月26日の放送でいよいよ1000回目の放送を迎えます。この記念すべきタイミングで、堀江さんと番組構成作家の諏訪勝さんにこれまでの歩みを振り返っていただきました! 10000字以上にわたるロングインタビューを全3回にわたってお送りします!

>1000回記念直前インタビュー第1回はこちら
>1000回記念直前インタビュー第2回はこちら

 

インタビュー・文 水野寛(Rocket Base)


「堀江由衣の天使のたまご」1000回記念直前インタビュー 第3回

第3回は、いよいよ放送直前の1000回目の内容や、これまでとこれからのゲストの方々についてのお話を伺いました。堀江由衣さんの番組収録でのNG項目、そして1000回目以降の抱負など、気になるお話満載でお送りします!

 

――1000回目の放送目前です。これまでも100回ごとの節目に様々な放送をされてきていますが、1000回はどんな放送を予定されているんですか?

 

諏訪 「内容はまだ堀江さんは詳しく知らないんですよ」

堀江 「何かもうできてるんですか、1000回目のアイデア」

諏訪 「1000回の構成案はありますよ」

堀江 「お、すごーい。じゃあ、サプライズじゃないの?」

諏訪 「堀江さんはそもそもサプライズがNGですからね。1000回でやることは事前に台本には書くと思います。あとYouTubeの配信もありますね」

堀江 「そうですね、放送後にYouTubeの方で『天使の生たまご』を久々にやろうかなっていう感じです」

諏訪 「地上波の30分の方は『天たま』らしいアットホームな1000回になるんじゃないのかなと思っています」

堀江 「ゲストは誰も来ないっていう話ですね(笑)」

諏訪 「リスナーの皆さんは多分、堀江さんの声が聞きたいのかなと思うので。」

堀江 「いつメンでやるってことで」

諏訪 「そうです。変わらぬ『天たま』なりの1000回目みたいな感じにしたいと思っています。あとトロフィーをあげようかなと思ってるんです」

堀江 「わー!いらーん。よっぽど可愛いならほしいです」

諏訪 「いや、あの。上に野球のボールがあるタイプのトロフィーを…」

堀江 「いらないです。すっごい可愛いやつならほしいです。星がついてるとか、もらう意味があるものならほしいです」

諏訪 「……一週間でなんとかします。一週間でトロフィーを可愛くします」

堀江 「お願いします。可愛ければまあ、100歩譲って」

 

――サプライズがNGという話がありましたが、それ以外にNGのことはあるんでしょうか?

 

諏訪 「あ、1個あります。以前うっかり「時限爆弾ゲーム」みたいなのをやったことがあって。堀江さんが本当に怖がってしまって収録が止まったことがあったんです」

堀江 「ありましたっけ?」

諏訪 「それがきっかけでサプライズの次に、「爆発NG」というのが加わりました」

堀江 「あー。別のアニメのイベントとかで、答えを言いながら次の人に爆弾を渡すみたいなゲームがあって。私、最後に別に爆弾を持っていないのに、爆発する瞬間に驚いて本当に力が抜けちゃって」

諏訪 「腰を抜かした?」

堀江 「一人で倒れ込むみたいな。そういうことがあったから。私は本当に爆発とか、ああいうのだめなんだと思います。風船とか爆弾とか」

諏訪 「そのときは「爆弾NG」とか知らなかったので。多分、それ以降、堀江さんはサプライズと爆弾がNGになりました」

 

――サプライズがNGになったきっかけは何だったんですか?

 

堀江 「サプライズがNGの理由は、サプライズをかける側は、かける側の企画ができた段階で終わっていて、その後の受ける側のことを考えていないから嫌なんです。(笑)受け側のことまで全て完璧に考えてあるサプライズだったらいいんですけど。でもサプライズってかけるだけかけて、そこで満足しちゃってて。その後のこっちの処理まで考えられてないことが多いですよね。サプライズかけられた後、まとめるのこっちなんですけど、と思うと嫌なんですよ」

諏訪 「という理由で、もうきつくNG」

堀江 「考えられてたらいいんですよ、緻密に。私の行動、喋ること。その後こういう反応するであろうから、こういう流れに持っていこうとすごく緻密に計算されていれば全然いいっていう感じです(笑)」

 

――今までもたくさんの豪華なゲストの皆様が出演されていますが、ぜひ今後呼んでみたい、という方はいますか?

 

堀江 「リリースのタイミングでいろんなゲストの方に来ていただいたりしていますが、占いが好きなのでゲッターズ飯田さんに来てほしくて、ずっと待ってます! あと年一で鷲崎さんが獅子舞で遊びに来てくださってるのが、今の今まで続いているのはすごく嬉しいです」

諏訪 「お正月ね」

堀江 「最初はたまたま居合わせて出てくれたんでしたっけ」

諏訪 「多分、1回目のゲスト回がそうで。たまたま堀江さんの、『ほっちゃんの歌」みたいなのを作ったって言って。誰かがほっちゃんが収録してるから鷲崎さんを連れてこうって鷲崎さんを連れて行ったのがきっかけ」

堀江 「それはお正月の放送だったんでしたっけ?」

諏訪 「お正月かどうかわからないんだけど、その翌年から、年末年始どうするみたいなときに、じゃあ鷲崎さんを呼ぼうってなって」

堀江 「獅子舞っていう体でもう一回」

諏訪 「そこからっすね。それも、堀江さんが「天丼」が好きなので。これは完全に「天丼」なんですよ」

堀江 「毎年同じことを繰り返したいということで、毎年、歌を歌って下さって。」

 

――「天使のたまご」がYouTubeでアーカイブ公開されるようになったり、デジタル化が進んだことで番組作りや意識面で変化はありましたか?

 

堀江 「あんまり変化はしていないんですけど、しなきゃいけないなとはちょっと思います。ラジオって昔の感覚で言うと、一回流れて終わりっていうところがいまだに自分の中にあって。だからついつい、この1回だけだし、まあいっかみたいな感じで話しちゃうこともあるんです。それが今、YouTubeで残るようになりましたよってなったときに、そんなつもりで喋ってなかったなってことがやっぱりある。(笑)残るものを話すのと、イベントで1回限りだから話すのって、やっぱりちょっと違うじゃないですか。そういう意味では、ちょっと考えて喋らなきゃなとか、もうちょっと考えた方がいいかなと思うんですが、なかなか。YouTubeは、あんまり聞かないでほしい(笑)。1回聴いて終わってほしいし、繰り返し聴いたりしないでほしいし、あんまり遡らないでほしい(笑)。複雑な気持ちですね。YouTubeって盛り上がってほしいみたいな気持ちもあるんですが。一方であんまりみんなに聴かれるのも恥ずかしいっていうか。ただ、radikoとかはすごくいいなと思っています。ラジオって局地的なものだったし、その時間にそれを聴く良さみたいなのもあったと思うんですけど、自分の好きなタイミングでとりあえず一週間そのラジオが聴けるっていうは、すごくいいなって思います」

諏訪 「あとYouTubeのアーカイブができたことで、ちょこちょこ出戻りリスナーがいてくれるよね」

堀江 「聴き直しましたとかね。ありがたい反面、ちょっと嫌だなとも思ったりするんです。嫌だなというよりは恥ずかしいなとか、大丈夫かなっていう気持ちが強いです。でも、確かにコロナ渦になってから、昔聴いてましたの人がすごい増えたんですよね?」

諏訪 「全く変わってないですねって言われる」

堀江 「テーマ曲も変わらないし。13年ぶりにみたいな人もいましたよね」

諏訪 「13年ぶりに聞いても全く変わってないですねっていうのは、もはや褒め言葉なのかどうかわからない(笑)」

堀江 「もしかして悪口?(笑)」

諏訪 「発言がとか、残るものっていうこと以外はアーカイブがあるとはいえ、やっぱりメインであるところは地上波っていうか、ラジオっていうところなので。YouTubeがあるからってそっちには寄らず、変わらぬスタンスでいいのかなと思っています。本当にさっき言ったように、久しぶりに聴きました全然変わってないですねみたいなのって、ある種自分が当時聴いていたラジオみたいなものをもう1回聴いて、全然変わってないのはすごい安心感なのかなと思います」

 

――番組はまだまだ続いていきますが、これからの抱負を聞かせてください。

 

諏訪 「いつまで続くかもはやわからんぞって思いますね。来週終わりですって言われたら、ああまあ、いっぱいやったもんねとも思うし。でもなんかいつまでも続くような気もするし。でもせっかくこうやって『天使のたまご』っていう番組が生まれたからには、なるべく長く1回でも多く放送してる方がいいのかなとは思いますけどね」

堀江 「900回を超えてからは、1000回までやれたらキリがいいなって思っていて。1000回も無事に迎えられそうな気もするので、まあ悔いはないかな」

諏訪 「そうだよね。1000回やってたら、それが1020回だろうが1080回で終わろうが、1000回やったよねだもんね」

堀江 「そうそう。だから別に、辞めたいとかではないんですけど、別に辞めてもいいなみたいなのはちょっとあって」

諏訪 「1000回っていうのはそれくらいすごい数字だと思う」

堀江 「そうそう。まあでも1回、ラジオで続ける意味みたいなのって、YouTubeとかネットが流行ってきたときに考えたことがあるんですよ。増えましたしね。でもラジオはラジオでこのご時世になってからより聴く人が増えて、なんだかんだきちんと続いていく世界なんだなっていうのを実感して。だからすぐに何か違うことを始めようっていうのは自分の中ではないですけど、ひとまず1000回続いて良かったなみたいな。だから、堀江由衣のアップル…アップル…アップル……」

諏訪 「何に困ってるの?(笑)」

堀江 「例えば『堀江由衣のレモンタルトのひととき』みたいなラジオが始まっても別にいいなっていうか。なんか、わかります?」

諏訪 「いやごめん、ちょっとわかんない。最後の最後でちょっとわかんない」

堀江 「『天使のたまご』がなくなって、『レモンタルトのひととき』が始まっても別にいいなっていうのはちょっと思いますけどね」

諏訪 「1000回やったよっていうね」

堀江 「1000回目仲間みたいなラジオ番組も多いんです。多分同世代の人たち…あ、17歳だから世代違うわ(笑)……まあいいや。でも、続ける理由があるとしたら、やっぱり続けられるのはリスナーの皆さんのおかげなので、本当に感謝しているので、それだけは忘れずにやっていきたいと思います」

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この記事の番組情報


堀江由衣の天使のたまご

堀江由衣の天使のたまご

金 25:00~25:30

大人気、天たま! 各コーナー2週に1回ぐらいのペースでお届け中! 天たまは、リスナーさんからのメッセージがないとあっという間に息絶えます。皆さんからの叱咤激励…

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