水槽「今まで挑戦したことがないような楽曲」ニューEP『MONOCHROME』に込めた想い！

表題曲の『MONOCHROME』は安元さんも出演しているTVアニメ『”BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-“』エンディングテーマです。「タイアップの話が決まったと聞いて、腰が抜けました。うれしすぎると人間って本当に腰抜けるんだって思いました。アニメのタイアップはもう1曲させて頂いているんですけど、制作自体は『MONOCHROME』が初めてだったので、難しかったですね」

はじめてのアニメタイアップ、どうやって形にして行ったのかというと「お話を頂いてから締め切りまでの時間がそんなになくて、急いでバンバン作っていった感じです。原作を全部読んで、8曲作って、その中から3曲を提出しました。レコーディングはほとんど家で。曲をパソコンで作って、横にマイク置いて、そこで歌っちゃう。先にトラックベースをデモみたいな感じで作って、そこに仮歌を入れて、“これだ！”ってなったら編曲を固めていきます。『BLEACH』は言葉がカッコいい作品なので、歌詞に1番気を使いました」

提出した中から『MONOCHROME』が選ばれたと聞いて、水槽さんはとても驚いたそうです。「3曲の中で1番自信がなかったんです」

『MONOCHROME』はエンディングテーマということで意識したこともあったそうです。「オープニングとエンディングで全然違いますね。作品を締める力がいるじゃないですか。だからあんまり余韻を持たせないというか、最後にラップが入っているんですけど、ギュって終わらせるみたいなことを意識しました」

『MONOCHROME』が流れるエンディング映像を見て水槽さんが感じたことも伺いました。「アニメの映像がついて、曲調がガラッと変わる部分、自分が思っても見なかった解釈をアニメ側から与えて頂くっていう経験を初めてして。それでファンのみなさんが喜んでらっしゃる。これはタイアップでしか出来ない経験ですよね」

『MONOCHROME』のMVはどのような経緯で作られたのでしょうか？「普段MVは自分でプロデュースをすることが多いんですけど、『MONOCHROME』はBLEACHのことだけを考えすぎて作ったので、全く別の世界の話が浮かばず…。外部の監督、プロデューサーにお手伝いを頂いて、BLEACHなのか、でもそうじゃないよねみたいな、絶妙なラインのお話を作って頂きました。バットエンドかハッピーエンドか分からない作品です」

『MONOCHROME』はひとりで作詞・作曲・編曲をしているものの、決して自分一人では出来ないものがあると水槽さんは感じていました。「ミックスも別の方にお願いしたり、ギター、ベースも自分が予測してない方向に行くことがあって、それはそれでかっこいいなとか思って。そういう化学反応的なものを楽しめるんです。今お願いしているエンジニアさんが、ほんとにもう自分には全く理解できないミックスで、全く分からないのに結果的には音が凄くいいみたいな。めちゃくちゃ尊敬してるいるし、この方に頼めてよかったなと毎回思っています」

来年4月のワンマンライブはすでにソールドアウト！そんな水槽さんのライブは「基本はラップトップ・パソコンを1台置いて1人で立ちます。緊張します。ライブの時だけ“なんでソロでやっちゃったんだろう”って思いますね」

誕生日前日に「ふぁんも」初登場となった水槽さん。ニューEP『MONOCHROME』は水槽さんにとってどんな作品になったのでしょうか？
「それぞれ全く違う音楽を作ったんですけど、今まで挑戦したことがないようなテイストの4曲挑戦しているので、よかったらその辺も楽しんで聞いて頂ければと思います」

≪ゲストからのお知らせ≫
・12月4日、ニューEP「MONOCHROME」発売！
・2025年4月19日、水槽 3rd ONE MAN LIVE “FLTR”at 恵比寿LIQUIDROOM！
（ソールドアウト！）

【水槽オフィシャルウェブサイト】