ASCA「新しいことにたくさん挑戦させて頂いた」ニューシングル『紫苑の花束を』に込めた想い！

『紫苑の花束を』は、TVアニメ「魔法科高校の劣等生」第3シーズン「古都内乱編」エンディング主題歌。ASCAさん以外にも八木海莉さん、三月のパンタシアが第3シーズンのエンディングを担当。ワンクールで3人のアーティストが歌うと聞いて、どう思ったのでしょうか？「凄く豪華だなって。1か月ごとに変わって古都内乱編で最後を担当させて頂くということで責任重大だと思いました」

ASCAさんにとって「魔法科高校の劣等生」は特別な作品です。「やっぱり『魔法科高校の劣等生 来訪者編』のオープニングテーマ『Howling』という楽曲が私にとって代表曲というか、『Howling』のおかげでいろんな海外にも行かせて頂いたりしていますし、ASCAっていう存在をいろんな方に知ってもらったり、本当に大切な存在なんです。なので、また任せて頂けたんだっていう喜びもそうでしたし、きっと私にとって大切な楽曲として今後も歌っていくことになるんだろうなっていう風に思いましたね」

これまでのASCAさんにはない楽曲となった『紫苑の花束を』。制作の舞台裏を教えてもらいました。「“初恋”という部分に寄り添った楽曲にして欲しいというオーダーを頂いていたんですけど、ただの初恋物語ではなくて、シリアスな話に突入していくんですね。そこを無視するわけにはいかないし、エンディング主題歌なのでお話が終わった後も、余韻を引きずって頂くし、悲しみという部分にも寄り添えさせてもらいたいなっていうところで作っていた曲ですね」

共作という形でASCAさんも歌詞を書かれた『紫苑の花束を』。タイトルは紫苑という花との出会いから生まれたそうです。「紫苑は秋に咲くんですけど、花言葉が“あなたを忘れない”とか“遠くにいる人を思う”という意味があるんです。アニメで描かれているふたつのテーマに紫苑というお花が寄り添えると思って付けたタイトルです」

MVの舞台裏も教えてもらいました。「くるっと回って髪を散らしてくださいってオーダーを頂いて、今までで1番撮影でターンしました！15センチ以上のピンヒールを履いてターンをしております。本当に監督さんが作り込んでくださって、今までのMVの中で1番笑顔だったんですよね。笑っているんですけど視線の先には実は誰もいないっていう演出。ベンチに座っているシーンは、かつて大切と思っていた人と座っていたベンチで、今はもういない。そういう不在感みたいなものを表現して頂いています」

7月は上海でライブ、8月からはツアーがスタート、ドイツでのライブやアニサマも控えています。「夏は本当に盛りだくさんで送らせて頂くんですけど、短期間でみなさんとお会いできるっていうのは凄くいいなと思っていて。コロナ禍でナカナカ会えなかった時代が開けて、もうツアーが楽しみっていう感じです。海外のライブもあるし本当に楽しみです。海外のみなさんからもらえるパワーっていうのもありますから。海外からもパワーをもらって、それをまた日本に持って帰ってきて還元して。それの繰り返しなんだろうなって今年の夏は思ってます」

全く新しいことをしようと決めて、今まで自分が出したことのない声色や声質をひたすら探しながら作ったニューシングル『紫苑の花束を』。ASCAさんにとってどんな作品になったのでしょうか？
「新しいことにたくさん挑戦させて頂いたシングルです。私自身、2024年に大きな別れというものの捉え方が更新されました。もっともっと別れというものをマイナスじゃなくてプラスに捉えて、人生の財産として生きていけば、きっとこれからの人生豊かになるんじゃないかなっていうメッセージをこのシングルで届けられることができると信じています。ぜひ皆さんの人生のどこかで楽曲のどれかが味方になってくれたらうれしいです」

≪ゲストからのお知らせ≫
・TVアニメ「魔法科高校の劣等生」第3シーズン「古都内乱編」エンディング主題歌『紫苑の花束を』発売中！
・8月17日から「ASCA LIVE TOUR 2024 -VIVID-」スタート！
・7月から放送開始のアニメ『ばいばい、アース』のオープニングテーマを担当！

【ASCAオフィシャルウェブサイト】