寺島拓篤「看板を張れるような曲」デジタルシングル『ヒカリハナツ』に込めた想い！

『ヒカリハナツ』は完全新作アニメーション『転生したらスライムだった件 コリウスの夢』オープニング主題歌です。「転スラは自分が歌うものもそうだし、自分が歌ってないものも歌詞を書かせて頂いたりしているので、本当にうれしい。いろんな面から転スラを何度も何度も読み解いているんですけど、どんどん魅力が出てくるのでそれにびっくりしてるんですよね」

『ヒカリハナツ』はどんなテーマで書いたのか、伺いました。「今回は『コリウスの夢』っていうひとつのエピソードに集約、フォーカスを当てたので、言葉は見つけやすくはありました。僕が担当させて頂いた楽曲の中では自分の曲のシリーズのつながりもあるし、オープニングとのつながりだったり、いろんな転スラまわりの楽曲とのつながりを散りばめられないかなと考えながら作りました」

いろいろと考えながらの曲作りからはたくさんの刺激を受けているそうです。「最初は何を書けばいいのか、この作品の看板は何だろうと必死で探してる感じ。読み返したり、繰り返していくうちに見えてくるものがあって、それを基軸にして言葉を選んでいく感じです。頭を使う大変さもありますけど、その先にあるものが物凄い達成感だったり、発見の喜びだったり、最終的に自分で言葉をくみ上げて曲と一緒になった時の完成形が、プラモデルが出来上がったみたいな“やっとできた！”というのがめちゃくちゃ楽しい。楽しいって分かっているので、どんどん追求できるんです」

歌詞にはカタカナ表記の言葉が出てきますが、ここにも寺島さんならではの意図がありました。「やっぱり歌詞を書く上で単純に音楽にのせるというだけではなく、歌詞カードを見た時にみなさんが何だろうと思うような、視覚的に読み物としても形になるようなことが出来るかなと」

「成長を感じる瞬間は？」との質問には「完成してから。レコーディング中はいろいろ考えながら作っているので、視点が割とミクロになるんです。完成したものを聞いた時に初めて自分で一歩引いたところで、広めの視点で聞くことができて“凄くいいじゃん！”と思えたりすることがあるんです。“前回と違うこと”っていうのをどんな方でも考えると思うし、僕もそれをやってきたんですけど、ちゃんと頑張れていたんだなっていうのが後々になって分かるんです。やっている時はあんまり気づかないもので、やっている時に“俺努力してるな”って思っちゃうと多分駄目だと思うんです。精一杯、直面してるものに対して頑張って、終わってから振り返ってみて“良かったよ、頑張れた”と」

寺島さんにとって転スラは「ありがたい存在です。自分の成長にもつながってるところがありますし、もともと原作、漫画を読ませて頂いている立場だったので、本当跳ね上がるぐらい嬉しかったんですけれども、それが今や一緒に肩を並べて歩いていける存在に、自分ではなっているのかなって勝手に思ってるんですけれども、そういう存在に出会えることってやっぱなかなかないと思うんですね。いろんな意味でありがたい存在です」

デジタルシングル『ヒカリハナツ』は寺島拓篤さんにとってどんな作品になったのでしょうか？
「今後看板を張れるような曲になったかなと思っております。いろんなところで歌っていきたいと思っています。いっぱい聞いて体に染み込ませてください」

≪ゲストからのお知らせ≫
・デジタルシングル『ヒカリハナツ』配信中！
miim盤は、11月10日発売！
・完全新作アニメーション『転生したらスライムだった件 コリウスの夢』配信中！
・Original Entertainment Paradise -おれパラ- 2023 RIDE ON!!!!
12月23日（土）、24日（日）の二日間、東京・両国国技館で開催！
Day1ゲスト：仲村宗悟さん、Day2ゲスト：オーイシマサヨシさん。

【寺島拓篤 Lantis web site】