全日本大学駅伝は、前回６位までのシード校に、全国８地区の厳しい予選を勝ち抜いた１９校、そしてオープン参加の２チーム、地元・東海学連選抜と今回から全日本大学選抜チームを加えた合計２７チームで争われる『真の大学日本一決定戦』です。
レースは愛知県名古屋市の熱田神宮西門前を８時５分にスタートし、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前までの８区間１０６.８キロで行われます。各区間それぞれに距離のバリエーションがあり、区間配置がカギを握る大会と言えるでしょう。
真の大学日本一は、どの大学か!?
１０月に行われた第２７回出雲駅伝は青山学院大学がアンカー区間の６区でデッドヒートを繰り広げた駒澤大学を振り切り、優勝。大学駅伝三冠への挑戦権を得ました。 青山学院は９月現在、５０００ｍ１３分台のスピードランナーを１０名擁し、そのほとんどが今季自己ベストを更新するという絶好調モード。「三冠を狙う」と公言している原晋監督の言葉を借りるまでもなく、今季の大学駅伝の優勝争いは青山学院中心に展開することは間違いなさそうです。
順調に青山学院の２冠が達成されるのか？第４７回全日本大学駅伝で青山学院に待ったをかけようとするのは、史上初の５連覇がかかる駒澤大学、全日本初優勝を目指す東洋大学、出雲駅伝で驚異の追い上げを見せて２位に滑り込んだ山梨学院大学、総合力で優勝を狙う早稲田大学、明治大学、東海大学、留学生の爆発力で上位進出を狙う日本大学など。関東予選会でトップ通過を果たした中央学院大学も間違いなく上位争いに絡んでくるでしょう。
関東勢はどのチームも力がありますが、１０月１７日に行われた箱根駅伝予選会で２０キロを走破している、日本大学、神奈川大学、帝京大学、順天堂大学、日本体育大学、国学院大学はレースの間隔が短く、難しい調整を余儀なくされます。
打倒関東に燃える関西の立命館大学、京都産業大学、関西学院大学、関西大学の４チーム、九州の雄・第一工業大学の活躍も見逃せません。
果たして、真の大学日本一の栄冠を手にするのは、どのチームでしょうか。
熱戦の火蓋は２０１５年１１月１日 午前８時５分に切って落とされます。
