番組トピックス
第53回 4/24の放送を終えて
今週は5月29日に断髪式をひかえている、元関脇・旭天鵬の大島親方をお迎えしました。
クボジュンさん「私がNHKでニュースを担当していた頃だから・・・20年ぶり!本当に懐かしいです!スタジオに鬢付け油のとってもいい香りが♡ ちょっと痩せられましたか?」
大島親方「去年の7月に引退して、12~13キロくらい痩せて、今みっともない体(笑) 断髪にむけて、久しぶりにまわし姿になるから運動しようかなと思ってるんです。なんかね、ずっと続けてきたからなのか、逆にしばらく何にもしたくなかったの。」
クボジュンさん「何にも?そんなことがあるんですか?」
大島親方「去年の12月くらいまで運動したくなかった。ちょっと運動したいなと思い始めたら、世間は冬で寒かったでしょ(笑) あったかくなってきたし、息子と相撲とってみたいなって思うね。」
クボジュンさん「今、7歳の柚希ちゃん、4歳の蓮くん、5月で2歳になる舞ちゃんの3人のお子さんのパパ。印象的だったのが、去年の4月の柚希ちゃんの入学式に引退せずお着物で行かれたんですよね。」
大島親方「今みたいに引退してたら洋服でしょ?改まった場はスーツになるんですよね。着物ではなくなる。一番上の子だし、絶対着物で行ってほしいって言われてたの。着物でもスーツでもいいって思ってたけど、やっぱり良いですよね。いろんな意味で良かった。」
クボジュンさん「振り返れば17歳の時に突然日本に来ることになって...。2005年には日本に帰化されました。モンゴルご出身の力士として大きな決断ですよね。」
大島親方「僕は全然大変じゃなかったけど、親がモンゴルでは大変だったみたい。すごく耐えてたって後で知った。「国を捨てた」とか「息子を日本に売った」って言われたみたいね。」
クボジュンさん「俺って日本人になったなーって親方が実感したりすることはあります?」
大島親方「もう日本のサービスに慣れてるから、物足りないんだよね。食べ物屋さんに行っても、単純なことだけど、お水が出てくること、おしぼりが出てくること、求めちゃう!日本っていいよなぁって思う。」
クボジュンさん「おしぼりで顔、拭いちゃいます?」
大島親方「いいね~、拭く!」
【本日の1曲目】 土曜日のタマネギ/斉藤由貴
【大島親方 選曲】 ありがとう・感謝/小金沢昇司
今回の選曲について「人生を振り返ったときに自分一人で歩んできたわけじゃなくて、たくさんの人に支えてもらった。"感謝"の気持ちを色んな所で言っても言っても足りない。そういう意味でも最近この曲が本当に好きで、カラオケでもよく歌ってるんです。」
もともと横綱・白鳳関が歌っていたのを聞いて好きになった曲なのだそうです。
【久保純子 My Sweet Home】 2016年4月24日 09:33第52回 4/17の放送を終えて
先週に引き続き、本谷有希子さんにお話を伺いました。
クボジュンさん「いつもは小説をパソコンで書いていたそうですが、今回の異類婚姻譚は手書きだそうですね?」
本谷さん「お腹に子供が出来たと分かったときに、目をあんまり酷使しない方がいいよとアドバイスをくれた人がいて、嘘か本当か分からないんですけど、手書きってすっごく良いんですよ!考えてるっていうか、動いてるっていう感覚。小説も生き物みたいになったかなと。内容がもしパソコンで書いてたら全然違ってたと思う。」
クボジュンさん「えっ!ということは書き始めた時にはエンディングは無いんですか!?学校で習ったとき、起承転結を決めてから書きなさいって習ったでしょ?」
本谷さん「私の場合はそうするとものすごーーーくつまんない文になっちゃう。」
クボジュンさん「じゃあ、生みの苦しみっていうものもある?」
本谷さん「今回に関しては60数編捨ててるんです。出だしのあの一行が出るまでが大変だった。なんてことのない一行なんですけど、あれが出た時にそれまでの60数編と感触が全然違いましたね。」
クボジュンさん「ご主人さまは作詞家の御徒町凧さんですよね。やっぱり夫婦の会話もユニークですか?」
本谷さん「小説や詞のことはたまにしかしませんね。もともと夫と私の人間を見る視点が全然違うんです。私は人間のみっともない部分・みみっちい部分・しょうもないところを見るんですね。だけど、夫は人間としての大きい部分を見てる。」
クボジュンさん「赤ちゃんが生まれて、自分の性格とか変わってます?」
本谷さん「自分がうんぬんとか興味なくなった。自分よりも面白いものっていっぱいあるなって。時とともに変化してますね。」
クボジュンさん「人間って面白いですよね。」
本谷さん「昔は激しかったよねとか言われますけど、そういう部分は今、紙に包んでどこかに置いておいてある感じ。今度探しておきますね、その置いといたやつ(笑)」
【本日の1曲目】 土曜日のタマネギ/斉藤由貴
【本谷有希子さん選曲】 フォークは僕に優しく語りかけてくる友達/森山直太朗
旦那さんの御徒町凧さんが森山直太朗さんと一緒に作ったこの曲を選曲してくれました。お子さんはギターが好きなようで、家でギターを弾いているとニコニコしているそうですよ。いつか旦那さんの御徒町さんにもお話伺いたいですね!
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さぁ、4月24日はスペシャルウィークです!もちろん今回もやりますよ!
このプレゼントを探すことに力を注ぎ過ぎではないか?と心配になるほど頑張って久保純子が東京で見つけてきた
「もらってもまるで嬉しくないプレゼント」
(クボジュンさん、満面の笑み・・・♡)
プレゼントへのご応募について、詳しくは4月24日の放送をお聴きくださいね!
【久保純子 My Sweet Home】 2016年4月17日 09:36第51回 4/10の放送を終えて
クボジュンさん念願叶ってのゲスト、「異類婚姻譚」で第154回芥川賞を受賞した本谷有希子さんにお越し頂きました。
クボジュンさん「芥川賞を受賞されて、周りの見方・見られ方って変わりましたか?」
本谷さん「私自身は変わらないんだけど、周りの反応や周りの私に対する見方はだいぶ変わったように感じますね。しょうもない、くだらないこと言ってるのに、みんな芥川賞作家だと思って「はぁ~、深いこと言ってるなぁ~」って(笑)」
クボジュンさん「なるほど、「さすが先生!」みたいになるんですねぇ。本谷さんはお子さんが昨年10月に生まれました。本谷さんに似ていますか?」
本谷さん「女の子で、生まれてすぐはそっくりと思ったんだけど、だんだん変わってきましたね。もうただただ可愛い!」
クボジュンさん「これまで赤ちゃんにイメージしていたものと、実際に生まれてみて違いましたか?」
本谷さん「ほかの赤ちゃんを見た時にただただ可愛いって思わなかったんだけど、自分の赤ちゃんが生まれてからは、ほかの赤ちゃんでも赤ちゃんなら、軒並みみんな可愛いと思うようになりました(笑)」
クボジュンさん「でも、夜泣きもするし、ぐずることもあるし、今までの生活とはまた変わりましたよね?」
本谷さん「今、執筆する時間がなかなか取れないのがどうしようって。授乳してお腹に置いたクッションにうまく寝かせて、空いた手でそのまま起きるまで書くという感じ。」
クボジュンさん「書く内容も変化すると思うのですが、おどろおどろしいものも出てくる?」
本谷さん「一般的なお母さんの良いイメージは「優しい・ほがらか」とか。だけど母親の中にも色々なものがある。母親がもつ凶暴性って、子供のためならなんだって出来るっていう、普通の人よりずっとすっと恐ろしいものですよね。本能的・野性的な部分が出てくるというのは感じますね。」
そんな本谷さんが「深いなぁ~」と思って選曲してくれた曲は、どうやらいま改めて聞いてみたら印象が違ったようです。なんとも魅力的なお人柄。次回もお話伺います!
【本日の1曲目】 心の愛/スティービー・ワンダー
【本谷有希子さん選曲】 まんが日本昔ばなしより「にんげんっていいな」/中島義実・ヤングフレッシュ