番組トピックス
第297回 2/28の放送を終えて
今週も、百獣の王・武井壮さんにお越しいただきました。
以前、クボジュンさんと武井さんは雑誌で対談をしたことがあるそうです。
その際に、武井さんが考案した「パーフェクトボディコントロール理論」に
クボジュンさんは驚かされたそうです。
この理論とは、スポーツをやっているとミスをしてしまう...
例えば、ジュースを飲む時には失敗しないのに、野球で球を打とうとすると
空振りしてしまう。
頭で思っている事と違う事をしてしまう時が失敗なのだから、頭で思った
事を思った通りに出来れば失敗しないのではないか...ということで、
頭の中で想像している姿と、本当に自分の体が形として表現できているもの
を一致させていくということを小学校の時から始めていたそうです。
ちなみに私は、ジュースを飲む時にも失敗します。
武井さんは昨年、本田圭佑さんが立ち上げた社会人サッカーチーム
「One Tokyo」の監督に就任されました。
オンラインサロンの参加者の投票により、監督が決まったそうです。
しかし、武井さんはサッカーの経験はないと言います。
本田圭佑さんからオファーがあり、チームのオンラインサロンに登録して
いた武井さん。
チームの全ての重要決定事項は、オンラインサロンの投票で決めるという
決まりがあるそうです。
最初に決めなくてはいけないのは何だろう?という話が出た時に、
「監督でしょ」となり、誰か立候補してくださいということで、サッカー
関係の方や、本田圭佑さんも立候補されていたそうです。
すると本田圭佑さんが「武井さんが監督というのも面白いですよね」と
オンラインのチャットの中で出てきて、勝手に武井さんもノミネート
されていたのだとか。
名前が知れていたということもあり、みるみる武井さんに票が集まり、
途中で本田圭佑さんがブラジルチームに入団が決まった為、辞退したことも
重なり、武井さんが監督に当選されたそうです。
スポーツをして行く上で重要なのは、成績が良かろうが良くなかろうが
スポーツをしていた時間が価値のあるもので、スポーツから離れても
社会から求められる人材になるべきだと思っている、と語る武井さん。
チームの選手に常に伝えていたのは「今日はうちのチームのメンバー全員、
今日地球上でサッカーをしている中で、最高に素敵なプレイヤーであって
ください」という言葉。
グラウンドで係員の人に会った時も、相手チームの選手と挨拶する時も、
審判に挨拶をする時も、ゲーム中も、自分がファウルを受けた時も、
なんて素敵な選手達なんだろうと、誰が見ても思うような行動をして
ください、と常に伝えているそうです。
ボールを持っている時も、持っていない時も、ファウルをもらって倒された
としても、笑顔ですぐ起き上がってそのままプレイに参加して、
ファウルをしてきた選手にも親指を立てて大丈夫だよと言えるくらい、
今日、世界一素敵なチームとしてプレイしようぜ、というのを徹底している
という武井さん。
ピッチの外でも、あのチームの選手って皆素敵だねと言ってもらえるような
チームでいれば、優勝しようがしまいが、Jリーガーだろうが何だろうが、
皆が応援してくれる人材が育つんじゃないか、と語ってくださいました。
子供の頃は、お兄様と2人で暮らしていたという武井さん。
お兄様は24歳の時にがんで亡くなられています。
お兄様の闘病中に、武井さんが陸上で初めてドイツの国際大会に出場する
ことが決まり、末期がんのお兄様を置いて2週間もドイツに行くのを
悩んでいた武井さん。
「行ってきなよ、俺は大丈夫だから。帰ってくるまで絶対生きているから」
というお兄様の言葉で、武井さんはドイツ行きを決め、見事、優勝された
そうです。
そのすぐ後にお兄様は亡くなられました。
武井さんはお葬式の際、お兄様が大好きだった野球のユニフォームを着せ、
バットとグローブとボールを入れて見送ったそうです。
お兄様の事を悲しんで練習をお休みしていた武井さん。
するとある日、お兄様が夢枕に出てきたそうです。
「俺は大丈夫だから。こっちで昔の名選手と野球できているから、
楽しいから、お前は気にせず好きな事を目一杯やりな」と言われた
そうです。
そこから吹っ切れたという武井さん。
2年後には日本一になっていたそうです。
来週も素敵なゲストをお招きします。
お楽しみに! See you!
【本日の1曲目】 らいおんハート / SMAP
【武井壮さん選曲】 泣くもんか / いきものがかり
(文/スタッフC)
【久保純子 My Sweet Home】 2021年2月28日 10:00