番組トピックス
第293回 1/31の放送を終えて
今週は、映画コメンテーターの有村昆さんにお越しいただきました。
今回のテーマはこちら!
「久保純子マイスイート・スター・ウォーズプロジェクト!」
クボジュンさんのように、一度もスター・ウォーズを観た事がない!という
方の為に、1からわかるスター・ウォーズ解説をしていただきました!
※「スター・ウォーズ」シリーズ
作者 :ジョージ・ルーカス
初作品:「スター・ウォーズ」(1977年)
概要 :実写映画本編は、エピソード4・5・6→1・2・3→7・8・9と変則的な時系列順で公開されていることが大きな特徴。
<スター・ウォーズ久保純子の覚醒 エピソード「アリ」>
1976年〜この時代がアメリカ映画の歴史上の転換期となり、ジョーズ、ロッキー、スター・ウォーズの3作が同時期に公開された。
スター・ウォーズとは...やっている事は時代劇だという。ルーク・スカイウォーカーという主人公がいて、レイア姫という姫が、ダース・ベイダーという悪い奴にさらわれるのを、ハン・ソロ、C-3PO、R2-D2という仲間を従えて戦いに行くという、いわゆる鬼退治の宇宙版。
これの元となったのが、実はなんと黒澤作品!
「ジェダイ」という騎士の名前は、時代劇の「時代」から来ていると言われている。また、ルーク・スカイウォーカーが着ているのは日本の着物であり、ダース・ベイダーのフォルムは伊達政宗の甲冑からきており、ライトセーバーは日本の刀だと言う。
「汚し」という技術も黒澤映画からきている。黒澤映画は、何十年もそこに住んでいるかのように、新しいセットをあえてドブにつけて汚したり、2週間ずっと人が着込んで汚させ、臭いが出るような着物を洗濯しないでそのまま撮影したり。これと同じように、あえて古いという設定にしたのも黒澤の影響なのだそう。
音楽も、当時のSFというと、テクノのピコピコした音で未来を表現するというのを使いがちだが、ルーカスはそれだと10年後「ダサイ」になると。昔からのオーケストラの手法を使えばいつまでも古くならないというのを見越していたという。
<スター・ウォーズ久保純子の覚醒 エピソード「コン」>
ジョージ・ルーカスはスター・ウォーズしかやっていない!?
全てのハリウッドの映画監督の中で、最も稼いで成功している人はジョージ・ルーカス!何故かと言うと、ジョージ・ルーカスはビジネスマンであり、映画の監督というよりは、プロデューサー側の人間だと言う。
歴代映画の興行収入1位はアベンジャーズで3050億円、2位がアバターで2500億円、
3位がタイタニックで2200億円。興行収入だけでいうとスター・ウォーズは4位。それなのにルーカスは何故そんなに巨万の富を得たのか?なんと、ライセンスを持ったから。最初は映画の予算がない為、ルーカスは「僕は、監督費は要りません。そのかわりライセンスをください」と申し出たそう。海の物とも山の物とも分からない、ヨーダやダース・ベイダーのライセンスをルーカスが1人で持ったおかげで、Tシャツなどのグッズが何でもルーカスの版権になった。
アベンジャーズの3050億円は、全部の映画会社の収入だが、ルーカスは1人でなんと3兆5000億円!
映画は一度観に行ったらそう何回も行かないし、DVDもそう何本も買わないが、グッズはいくらでも買える。ルーカスの発明は映画そのものよりもライセンスだった!
裏話満載で繰り広げられたスター・ウォーズ解説を聞いて、
クボジュンさんも「面白い!」「今日のお話でわかってきました」と
興味を持たれた様子でした。
来週も素敵なゲストをお招きします。
お楽しみに! See you!
(文/スタッフC)
【久保純子 My Sweet Home】 2021年1月31日 10:00