今週は「久保純子。ニューヨークでも友達100人出来ました!?」と題し、

クボジュンさんがニューヨークで出会った友達をリスナーの皆様に

ご紹介する企画をお送りしました。

 

今回は、上方落語界初!戦後初の外国人落語家!

カナダ出身の桂三輝(サンシャイン)さんにお越しいただきました。

 

落語家になって14年目という三輝さん。

 

劇作家から落語家の道に進んだ理由を伺いました。

 

もともと三輝さんが作っていたミュージカルが、ギリシャの古典喜劇を

ベースにしたものでした。

 

日本に来て初めて落語を見た時、昔の話をしていてコメディ要素もあり、

三輝さんが今まで勉強してきた事が全てコンパクトな芸に凝縮されており、

一目惚れしたと言います。

 

行きつけの焼き鳥屋のマスターが落語に詳しく、誘われて落語会に行った

ところ、三輝さんは「この為に生まれた!」と感じたそうです。

 

ちなみに三輝さん、行きつけの焼き鳥屋には週8回通っていたそうです。

 

 

過去にはアコーディオン漫談をやっていたという三輝さん、

 「幸せなら手をたたこう〜尊敬語バージョン」の冒頭だけ披露してください

ました。

 

♪幸せでいらっしゃいましたら〜お差し支えなければ〜

 お手を拝借いたしたく存じます〜

 

長すぎです...どうやってもハマりませんよ。

 

 

6代目桂文枝(当時の高座名:桂三枝)さんに三輝さんが弟子入りした

当時のお話も伺いました。

 

師匠は言葉に厳しかったと言います。

 

尊敬語や謙譲語ができなかった三輝さんは6ヶ月、喋れるようになるまでは

何も言うな、黙っておけ、と言われていたそうです。

 

そこで、兄弟子の言葉を真似していたという三輝さん。

 

兄弟子が、師匠のお茶を飲みたそうな空気を読んで「お茶を入れさせて

いただいてよろしいでしょうか」と言うと、師匠が「入れて〜」と。

 

それを聞いた三輝さんは「師匠、もしよろしければお茶を入れさせて

いただいてもよろしいでしょうか」という文章だけ覚えたと言います。

 

兄弟子に、「お茶の時、たぶん私、できると思います」と言った三輝さん、

師匠に「師匠、お茶を入れさせていただいてもよろしいでしょうか」

と言うと、師匠が「入れて〜」と。

 

そこから三輝さんはお茶担当になったそうです。

 

師匠のお茶が欲しい時だけ三輝さんが顔を出していたそうです。

 

しかしある時、師匠が兄弟子に「なんか、カナダ人がめちゃくちゃ日本の

お茶が好き??どういうことやねん?あのカナダ人、お茶お茶お茶ばっかり

しか言わない。意味わかれへんわ」と言っていたのだとか。

 

 

「久保純子My Sweet Home」では、皆様からのメールをお待ちして

おります。

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放送で採用させて頂いた方には、番組特製トートバッグを差し上げます。

 

 

来週も桂三輝さんにお話を伺います。

 

お楽しみに! See you

 

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【本日の1曲目】 I Do It For You / ブライアン・アダムス 

【桂三輝さん選曲】 SUNSHINE SONG 

(文/スタッフC)

【久保純子 My Sweet Home】 2020年11月 8日 10:00