番組トピックス
第274回 9/6の放送を終えて
7月から、クボジュンさんがリモートで復活しています!
今週もクボジュンさんがニューヨークで出会った友達をリスナーの皆様に
ご紹介する企画をお送りしました。
「久保純子。ニューヨークでも友達100人出来ました!!!」
先週に引き続き、ブロードウェイの舞台に立つ日本人女優
由水南(ゆうすい・みなみ)さんにご登場いただきました。
中学生の頃にテレビでブロードウェイの作品が放送されており、
そのパフォーマンスを見て「こんな素敵な世界があるんだ」と漠然とした
憧れを抱いたという由水さん。
常に海外に行きたいという気持ちがあり、そんな中、ブロードウェイの
「トニー賞」という年に一回の授賞式で、そのシーズンのノミネート作品が
披露されたそうです。
トニー賞は、アメリカ演劇界の最高の名誉と言われ、映画界でいう
アカデミー賞にあたる賞。
由水さんはトニー賞を見た時に、その規模や、違う人種の方々が入り混じり
1つの舞台に出ていることが、当時はとても新鮮だったと言います。
抱いていた憧れは、徐々に形となり、留学を考えるようになり、
ニュージャージーのモントクレア州立大学演劇科へ入学し、その後、
演劇学校に編入し卒業された由水さん。
演劇学校を卒業してからブロードウェイの舞台に立つまで10年以上
かかったと言います。
下積み時代は、色々な全国の劇場で舞台に立ちながら経験を積んでいく
毎日だったそうです。
努力家の由水さんですが、初めて渡米をして3ヶ月目にホームシックに
かかった瞬間があったそうです。
そんな時、「今、日本に帰ったら2度とアメリカに来たいとは思わないよ。
アメリカを嫌いな状態で帰ってしまったら2度と来たくなくなっちゃうよ。
1年間は頑張りなさい」という先輩の言葉がありました。
その言葉通り、1年間アメリカにいたら、すっかり生活を楽しめるように
なっていたのだとか。
それからは、どんどん自分の世界を広げていった由水さん。
一旦はビザの問題で日本に帰国し、劇団四季に3年間在団されましたが、
戻ってきて再びブロードウェイを目指し、2015年にブロードウェイ
デビューを果たしました。
劇団四季にいる間は、演出助手や通訳、翻訳というポジションで学ばせて
もらったそうですが、実際に舞台に立っていたのは、3年間在籍した中で
そのうちの1年くらいだったそうです。
由水さんの中でも、どれくらいパフォーマーとしてやっていきたいのかも
わからない状態の時、アメリカのキャストでコーラスラインという作品の
日本公演が行われました。
由水さんがアメリカに住んでいた時に共演した多くの友人達が出演していた
そうです。
彼らを応援しに東京の劇場に観に行った由水さん。
幕が開き、決して感動する場面ではなくてエネルギッシュでパワフルな
シーンなのですが、友人達が生き生きと舞台の上で表現する姿を見た瞬間に
号泣してしまったそうです。
由水さんの中で、パフォーマーとしてやりたいという気持ちが溢れ、
「これは体がおしえてくれているんだ、自分はまだパフォーマーとして
舞台に立ちたいんだ」という気持ちがあることを、体と涙におしえて
もらったと言います。
これは後悔しないようにもう一回チャレンジしたいと気持ちを新たにし、
再びアメリカに渡ったと由水さんは語ってくださいました。
由水さんには、大好きな英語のフレーズがあるそうです。
「The sky is the limit」
空に限界が無いように、私達の可能性も無限大という意味です。
いい言葉ですね。
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お待ちしております!!
来週もクボジュンさんがニューヨークからリモートでお届けします。
お楽しみに! See you!
【本日の1曲目】 君住む街で(「マイ・フェア・レディ」サウンドトラックより)
【由水南さん選曲】 ブルー・スカイ / ローズマリー・クルーニー
(文/スタッフC)
【久保純子 My Sweet Home】 2020年9月 6日 10:00