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山田雅人さんの「かたり」
吉田愛梨です。
今回取材したのは、
俳優・タレント・芸人と多岐にわたって活躍されている
山田雅人さんです。
山田さんは2009年から
マイク一本とスポットライト一つの独自の話芸「かたり」を舞台で披露されています。
元々は、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の撮影の待ち時間に
楽屋で藤岡琢也さんなど共演者に楽しい話をできないかと
野球の話をしたのが「かたり」のはじまりなのだそう。山田さんの恩師である放送作家の高田文夫さんに
神様、仏様、稲尾様と呼ばれた
1958年の日本シリーズ、稲尾和久の伝説をリクエストされ
山田さんは高田さんを喜ばせようと思い半年かけて
完成させ、新年会で披露しようかと思っていたところ、
春風亭昇太さんから舞台をおさえたと電話がかかってきたそうです。
そこで、初めて東京の舞台で「かたり」を披露されたのだそうですが、
2日とも満員で、終演後に高田さんから「山田、おまえこれで食っていけるぞ」と
背中をポンと押されたそうです。
誰に褒められるよりも嬉しかったとおっしゃっていました。
自分がリスペクトしている人を中心に、
これまで125人くらいの人生をかたってきたという山田さん。
「書いているときは24時間その人のことを考えています。
その人を好きになることですね。」とおっしゃっていました。
そんな山田さんのかたりと音楽を聴くことができるイベント
「歌とピアノとかたりの世界」が来月開かれます。
池田綾子さんの歌と長谷川久美子さんのピアノと
3人でのステージで、
今回の「かたり」の内容はまだ決まっていないとのことです。
(東京オリンピックの話題にしようかな?とのことでした)
「歌とピアノとかたりの世界」
2021年9月3日(金)18時30分~
天王洲アイルKIWAで開催されます。会場のチケットは残念ながら完売してしまいましたが、
オンライン・ストリーミング配信のチケットが現在発売中です。
チケット購入はこちらから。