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第1125回:台風シーズン、私たちが出来ること
気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』
テーマ「台風8号が関東・東北に接近。風水害への備えは?」
まずは、今回の東から来る非常に珍しいタイプの台風進路について、気象予報士の伊藤佳子記者、オリンピック競技への影響を西村志野記者にそれぞれ詳しく伝えてもらいました。
そして、人気ナンバー1の灯台としても有名な犬吠埼灯台、支所長の羽根田真弓さんに現在の状況を伺いました。風速14m、雨が少し。物が飛ばされないよう万全に備え、参観はお休み、安全確保を第一に勤務しているということでした。
16時台は、本格的な台風の季節を迎え、私たちはどんな準備をすればいいのか考えました。お話を伺ったのは、"タイムライン"= 事前防災行動計画の日本における第一人者、東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター客員教授 松尾一郎さん。
"タイムライン"= 事前防災行動計画とは、先を見越して早め早め、逆算して防災行動を取るというもの。
松尾さんが、示してくれた災害対応に必要な≪3つの柱≫は以下になります。
・災害への危機感を持てるか
・身近なところでの被害の想像が出来るか
・命を守る正しい行動が出来るか
1人では避難が出来ない人のために、向こう三軒両隣社会・コミュニティが人を守る社会の再建が必要だと語ってくださいました。
『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターの石川真紀キャスターに、このあと17時から始まる全国ネットニュース番組『ニュースパレード』の主な項目と、この時間に入ってきていたオリンピック、メダル獲得の速報をまとめて伝えてもらいました。『今日のオピニオン』
国際ジャーナリストの小西克哉さんが語り下ろす
テーマは「開会式、小西はこう見た!」東京オリンピックの開会式、入場国の順番からスピーチ、パフォーマンスと、全体の流れを振り返り、「パナソニックのプロジェクションマッピングの赤の色やインテルのドローンなど、個々に光ったものはあった。でも全体の脈絡・シナリオがない。何でもかんでもやろうとして何をやりたいか全く分からない。でも、これは日本そのもの。ガバナンスが取れていない。」と総括しました。
素朴な疑問をとことんリサーチ!『ニュースアトオイ』
今日の東京都の感染者は2848人で過去最多となりました。
東京の医療体制は大丈夫なのか?医師で医療ガバナンス研究所理事長 上昌広さんに伺いました。
「重症患者の受け入れ数がきちんとしていない東京。このまま増え続ければ相当ひっ迫するだろう。中等症患者のことも考え、世界標準を鑑み、体制を考えるべき。」とのことです。
【今日の1曲】 チキチータ / ABBA -
お電話:写真家 清水一二さん
今日は、去年12月22日のご出演から久々となります、40年に渡って障害者スポーツを取材している写真家の清水一二さんにお電話を繋ぎました。
8月24日に東京パラリンピックが開幕を控えていますが、感染者の推移を見ていると有観客は厳しいように見られます。一二さんも、「まずは感染を抑えること。人の命が第一だ。しっかりと抑えた上で無観客観戦がいいと思う。早く無観客だと決まれば、そのための取材の準備が早く出来る。」とのこと。北京大会の時とは異なり、今回は会場が、伊豆や御殿場、朝霞など競技によってかなりバラバラなので、メディアのそれぞれの出入りのことも心配だそう。
一二さんは、日本車いすフェンシング協会の理事でもありますが、先日、タレントの武井壮さんが日本フェンシング協会の会長に就任。相互で協力して「マイナースポーツをもっともっと応援したい。スポットを当てたいのだ!」と今後の展望についてもお話してくださいました。