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第1126回:感染、歯止めかからず
気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』
テーマ「東京都、過去最多の2848人感染」
この状況を厚生労働省のアドバイザリーボードのメンバーは、どのように見ているのか?
公衆衛生学がご専門の国際医療福祉大学教授、和田耕治さんは「1年半の学びの中で、先週の段階で(こうなるであろうことは)予想出来ていたこと。だからこそ、4連休の前に強い呼びかけをお願いしていたが、人々の行動を変えるには至らなかった。」と言います。今後、入院に至っていないが、自宅で重症になっている方をどう特定して、治療するかになってくるが、数が増えればそれもなかなか難しい。やはり、感染者数を減らすことが重要になるとのことです。
ワクチン1回接種だけでは、7割くらい発症率を下げるとは言われているが、十分ではなく、きちんと2回受けて2週間経過、が大事。また、1度感染して比較的軽症だった方の免疫は、短いものであることも教えていただきました。16時台『後半』は、東京都の「入院待機ステーション」に注目。
「入院待機ステーション」は、病床がひっ迫した際に入院治療が必要にもかかわらず、入院待機となった新型コロナウイルスの患者を一時的に受け入れる施設です。
細木美知代記者が、葛飾区の平成立石病院の中に設置され、今月22日から都内で初めて本格的な運用を開始した施設について、東京都福祉保健局の感染症対策部事業推進課のご担当の方のお話を交え、報告してくれました。
平成立石病院内の「入院待機ステーション」は、大きな部屋をパーテーションで区切って、簡易ベッド20床を置いているそう。長く滞在するための施設ではありません。看護師1人、救急救命士1人、合計2人が24時間対応。何かあったら医師が見てくれる安心感も。『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターの石川真紀キャスターに、このあと17時から始まる全国ネットニュース番組『ニュースパレード』の主な項目を伝えてもらいました。
作家の古谷経衡さんの『今日のオピニオン』
テーマは「古谷経衡はオリンピックを楽しめない」
これまで五輪と異常に距離をとっていた言論人・知識人・論客が、開会式を境に「五輪が始まったのは仕方ないんだから、みんなで応援しよう!」となっているのを見ると、規模は違えど、「戦争に突入してしまったのだから、邁進するしかない!」の考え方を見ているようで怖いという古谷さん。
ご自身の若かりし頃の過去の苦い経験で今でも後悔していることを挙げ、「30歳を過ぎてから、自分がこうと決めたことは貫くんだと決めた!僕はその反省から、途中でコロッと変えるとかはしない!言論的正当性が取れないという意味でも無理。"五輪を楽しめないあなたはおかしい。何で盛り上げないんだ?"という同調圧力こそが嫌。だけど、最後に何か楽しめないかなと探しました。射撃はやったこともあるから、あの面白さはもっと広まってもいいんじゃないかな?」と語り下ろしました。
『ニュースアトオイ』
スタジオの西村志野記者は、「医療現場がひっ迫しつつあるというが、改めて、東京都の重症者用病床の使用率は?」という素朴な疑問をとことんリサーチ!
使用率は国の発表と都の発表の2つがあること、基準が違うため数も異なることなど、改めておさらいしました。
『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生に「我が子をオリンピック選手に育てるための運動神経の医学」というお話をしていただきました。
脳の機能が飛躍的に発達する時期や年齢「臨界期」を逃さず、脳を育てることがポイント。
ただ、臨界期にその競技を始めないと一流になれないわけではなく、競技に重要なバランス感覚やボールへの反応の基礎になる能力は3歳~6歳までが臨界期になるので、何らかの形で鍛えておく必要があるということでした。
【今日の1曲】 Permission to Dance / BTS