斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI! 毎週月曜日~金曜日 15:30~17:50 ON AIR
facebook
twtter
facebook
twitter

記事

  • 第1106回:ワクチンが足りない

    気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』

    今日追いかけたテーマは「ワクチン、供給不足への懸念」

    ファイザー製ワクチンの供給量が減る見通しであることを受け、自治体の接種にはどのような影響が?
    8月以降の集団接種会場の閉鎖を決めた、岐阜県各務原市役所 健康福祉部 新型コロナウイルスワクチン接種対策室の室長、小栗安正さんにお話を伺いました。

    ファイザー製20210630.jpg

    各務原市では、当初2会場でのワクチン接種の予定でしたが、国から高齢者接種の7月中完了を厳命されたことを受け、急遽、8会場にまで増やして対応してきたと言います。
    しかし、ここへ来て、7月以降、ファイザー製ワクチンの供給量減少を理由に、せっかく医療の専門家の方々を始めとした"オール各務原"の体制で前向きに取り組んでいた中、集団接種を中止せざるを得ないことに「非常に残念。総理の言う通り、私たちも、少しでも早く一人でも多くのワクチン接種を希望される方への接種を終わらせたい。国には、早期にワクチン供給スケジュールを明示し、ゴールありきの接種スケジュールは控えてもらえたら。なにより地域の実情に応じた、安心・安全な接種をご推進頂きたい。」と、苦しい胸の内を切々と語ってくださいました。

    さきどり20210630 (4).JPG

    16時台『後半』は、モデルナ製ワクチンの輸入ペースが追い付いていないことが、職域接種に及ぼす影響は?

    お電話を繋いだのは、職域接種に関して中小企業を支援するサービスを開始していた医療法人「さくらライフグループ」の本部、コロナ担当・広報の有田重穂さん。

    有田さんのもとでは、25日までの申し込み28件が白紙になってしまったそうです。しかし、職域接種は個別接種が行き届くまでのスピード勝負、ある程度、こういう状況は予測もしていたと言います。

    「政府は職域接種をするしないでメンツの問題になっているみたいだが、職域接種・個別接種・集団接種、何でもいいので、日本全体でワクチンを打ちたい人すべての人が1日も早く打てて、新型コロナが早く収束するというのが目的だと思う。希望する場にワクチンがどんどん届くように整えて欲しい。」と語ってくださいました。

    『SAKIDORIニュースパレード』

    報道スポーツセンターの石川真紀キャスターに、このあと17時から始まる全国ネットニュース番組『ニュースパレード』の主な項目を伝えてもらいます。

    さきどり20210630 (3).JPG

    作家の古谷経衡さんが語り下ろす『今日のオピニオン』

    テーマは「77年目のインパール」

    明日7月1日は、77年前、インパール作戦が正式に中止となった日です。4年前のちょうど今日、インパールへ飛んだ古谷さん。「山のように本も出ているけれど、百聞は一見に如かずで、本当に行ってよかった」と思ったそうです。

    "大失敗"の代名詞かのように使われる"インパール"という言葉、作戦の概要を語った上で、亡くなったおよそ4万人の日本兵の遺骨を拾ってあげたいのだけれど、どこで誰が亡くなったのかが分からないため、お墓も作れないというお話など紹介してくださいました。

    さきどり20210630 (2).JPG

    『ニュースフカボリ』

    ファイザー製ワクチンは供給量が減る見通しで、モデルナ製ワクチンは輸入ペースが追い付いていない。なぜ、このような状況に?

    NPO法人「医学ジャーナリスト協会」の幹事で、ジャーナリストの村上和巳さんに解説していただきました。

    「極端に供給量が減るということではないが、結果的に全世界で接種が進み、供給のペースが落ちることはある。また、田村厚生労働大臣が指摘した「供給量が足りないことは本来ないはずだ。医療機関に在庫がたまっている可能性がある」も、その通りではないかと私も思う。接種県が届いて、早く打ちたいから身近な医療機関よりもわざわざ大規模接種センターに行ったりすると、身近な医療機関のものが余るという皮肉な事態が起こってしまう。」とのことです。

    こうした状況を改善するためには、アストラゼネカ社のワクチンを副反応リスクの低い年代への接種に活用していくことを村上さんは提案。

    ワクチン接種.jpg

    素朴な疑問をとことんリサーチ『ニュースアトオイ』では、新宿・歌舞伎町で行われる実証実験に注目!

    この実証実験は、飲食店に行く前に新型コロナウイルスに感染しているかどうか、抗原検査を行って、スマートフォンで結果を受け取るというもの。

    表回りの細木美知代記者が新宿の大久保公園で取材しました。

    さきどり20210630 (8).jpg

    東京都医師会が行っているこの実験ですが、黒瀬巌理事は「抗原検査を利用して、お店などでうまく活用して、少しでも経済を回したい」と語っています。

    30分ほどで設置できる機動力のある検査会場で、今日から3日間行われます。

    ▼お店の従業員の方やお客さんが次々と検査に訪れていました。

    さきどり20210630 (6).jpg

    『SAKIDORIクリニック』

    本郷赤門前クリニック 院長で医学博士の吉田たかよし先生に「新型コロナウイルスの感染で増加する大動脈解離~命を落とさないための対処法」を教えていただきました。

    大動脈は心臓から出て腰のあたりまで伸びている人体で最も太い動脈で、その壁が縦に割けるのが大動脈解離です。背中に今まで経験したことがない激痛が走り、冷や汗や吐き気がしたら、迷わず救急車を呼びましょう。

    CIMG0098.JPG

    【今日の1曲】 極夜後 / デニス・ホー

CALENDAR

< 2021年7月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
TOPへ
radiko