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  • 第1090回:ハラスメントをなくすには

    『ニュースサキドリ』

    4年前、当時28歳だったトヨタ自動車の男性社員が自殺したのは、上司のパワハラが原因として労災認定されたことをめぐり、トヨタが自殺とパワハラの因果関係を認め、遺族側と和解しました。

    今日はこのニュースから、「ハラスメント は、なぜなくならないのか」を考えました。

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    なぜハラスメントはなくならないのか、どうすればなくすことができるのか?

    組織や企業で起きるパワーハラスメントの実態、パワハラは組織や企業にどのような影響を及ぼすのか?
    元経済産業省官僚の古賀茂明さんに、ご自身の経験談も合わせて、お話していただきました。

    トヨタ自動車のハラスメント問題に関して、そもそも2019年に労災認定を受けているのにも関わらず、社長に報告がきちんとあがっていないことに「そんなことあるの?どうしてこういうことを社長に隠しちゃうの?」と驚いたという古賀さん。

    「(ハラスメントに関して)拾い上げる窓口はどの会社にも一応ある。でも、日本の場合は、ルールなどはあっても運用されていない。機能していない。何かあった時にも、ペナルティが厳しくないなどの問題がある。」とのこと。

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    16時台『後半』は、ハラスメント防止コンサルタントで、社会保険労務士法人ハーネス代表の沼田博子さんを繋いで、パワハラを減らすための対策について伺いました。

    加害者側は、最初は職場などでの指導・注意だったものが、相手が自分の思い通りに行動してくれないことでイライラしてエスカレートしていき、パワハラに...。

    「ハラスメントの加害者と被害者は、見えているものが違うことが分かっていない。表層的な問題でなく、深層部分を知るための対話が必要。それも、1対1ではなく、組織として話し合うことが必要。」とお話してくださいました。

    ハラスメントに関する知識は増えたものの、返って問題が複雑になってしまっている側面もあるそうです。

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    『SAKIDORIニュースパレード』

    報道スポーツセンターの石川真紀キャスターに、このあとの『ニュースパレード』の主な項目を伝えてもらいました。

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    国際ジャーナリストの小西克哉さんが語り下ろす『今日のオピニオン』

    テーマは「タルサの黒人虐殺事件から100年」

    アメリカ・オクラホマ州タルサで1921年5月31日に黒人コミュニティーが破壊され、およそ300人が死亡した事件の100周年のため、ジョー・バイデン大統領は1日、現地を訪れ、追悼。現職大統領が現地を訪れるのは今回が初めてのことです。

    今日はこの「タルサ黒人虐殺」の起こった細かな経緯や背景を、小西さんが分かりやすく解説してくださいました。

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    もっと知りたいニュースのその先『ニュースフカボリ』

    会社や組織だけでなく、家庭や学校、様々な場所で起こっているハラスメント。
    街の皆さんにハラスメントの体験を聞くため、西村志野記者は新宿へ。

    家庭でのDV、モラハラ、部活で顧問の先生からの厳しい仕打ち、コロナ禍で夫が居るだけでイライラして優しくできない・・・などなど。ケンカとハラスメントのボーダーラインに悩んでいるという女性の声も聞かれたということです。

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    『ニュースアトオイ』

    今週末11日から13日、イギリス南西部のコーンウォールでG7サミット=先進7か国首脳会議が開催されます。この時間は、今回のG7サミットのポイントを、国際ジャーナリストの小西克哉さんに解説していただきました。

    中国に対しては台湾の問題だけではなく、「日本は安保」、「アメリカは経済」といったような、各国の温度差があるため、集まってどのような結果になるかは注目!

    さらに「菅総理が、会議の合間合間で、首脳同士のカジュアル・インフォーマルな関係性を築けるのかどうかも見もの。」と小西さん。

    ▼今年も小西さんの素敵なハーフパンツの季節がやってきました。「電車乗ったら、半ズボンは私だけだったよ。」サキドリですね(^^)

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    【今日の1曲】 Jojo / ボズ・スキャッグス

  • お電話:パラトライアスロン 秦由加子 選手(キヤノンマーケティングジャパン・マーズフラッグ・ ブリヂストン所属)

    今日は、キヤノンマーケティングジャパン・マーズフラッグ・ブリヂストン所属のパラトライアスロン 秦由加子選手にお電話を繋ぎました。2020年7月21日以来のSAKIDORI!ご出演ですね。

    パラトライアスロンは、スイム(水泳)750m、バイク(自転車)20キロ、最後はラン5キロの3つの種目を連続して行います。

    13歳の時、骨肉腫で右脚の大腿部を切断した秦由加子さんですが、2年ほど前から、バイク種目の際、義足を使わず、片方の脚でペダルを漕いでいらっしゃるんです。2019年の東京パラ・プレ大会で、何度も義足を落としそうになったことがきっかけ。これは、義足のときに着用するシリコンライナーが、汗や、スイムの際に濡れることで密着しにくくなり、起きてしまうのだとか。今は、義足を付けるトランジションタイムがなくなったのと、気分的に楽になったそうです。

    日々のメンタル面のケアについても伺うと、「一人ではないと思える。そもそもトレーニングをやっているのは好きでやっているということにたどり着く。"自分が望んでここに居る"そう思っている。」と言います。

    1番ホッと出来るのは、大好きなコーヒーをゆっくりと味わうこと。朝も早めに起きて、食後にゆっくりコーヒーを飲んでから練習に臨みます。(合宿先にもコーヒーミルを持っていって、豆を挽いて淹れるこだわりっぷり!)
    現在、世界ランク4位とのことですが、体調も良く、「東京大会に向け、頑張っていきたい!」と語ってくださいました。

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