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お電話:パラ陸上400m代表 石田駆 選手
今日は、パラ陸上のT46クラスの400mの東京パラリンピック代表に内定し、国立競技場で行われたパラ陸上のテスト大会でも走った愛知学院大学4年、石田駆さんにお電話を繋ぎました。
1999年、岐阜県各務原市のお生まれの石田さんは、中学から陸上競技をはじめ、岐阜聖徳学園高校時代にはインターハイの400mに出場し、2018年、愛知学院大学に入学。その後、左肩の違和感に気づき、骨肉腫と診断されると切断という選択肢もありましたが、陸上を続けるため、人工関節を入れました。
出術からおよそ半年後の2018年12月、練習を再開し、翌2019年からパラ陸上に参戦。100mと400mで日本記録を樹立すると、ドバイでの世界選手権400mで5位入賞を果たしました。100mでは11秒18、400mでは49秒44の日本記録をお持ちです。
石田さんは4月1日現在において世界ランク5位で条件を満たし、見事、東京パラリンピック代表の内定を勝ち取りました。今の率直な思いを伺うと、「2年前のドバイの世界選手権で内定を逃して、ずっと不安との戦いだった。素直にうれしい!」とのこと。
実際に今日、国立競技場を走ってみて、「出来たばかりの会場で無観客ではあったけれど、すごい迫力だった!」と良い刺激を受けたそうです。
パラ陸上を始めて、ちょうど2年。1年延期にはなりましたが、東京パラリンピックまでモチベーションを保ち続けてきたという石田さん。
さらに、東京パラリンピックの先には、9月17日からの全日本インカレ(埼玉熊谷)に出場するという、もう1つの目標が!
「中高と全国の舞台で活躍してきた、今までの自分を裏切らないように!」と語ってくださいました。