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第1081:高齢者向けワクチン接種のペースを上げるには
気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』。
今日、追いかけたテーマは「高齢者向けのワクチン接種、7月末までに完了は可能なのか」。
菅総理が掲げる、1日100万回の接種目標。この目標は容易ではなく、政府・与党からは疑問の声も上がっています。
では、この目標を達成するためには一体どうしたらいいのか。問題と対策を専門家にお聞きしました。
15時台は、7月末までに高齢者の接種を終わらせるために、現在の接種をどのように変えたらいいのかを考えました。
お話を伺ったのは、ワクチン接種会場で問診や感染対策のアドバイスなどを行っている沖縄県立中部病院 感染症内科の高山義浩さんです。実際に現場を見て感じる課題は大きく3つ。「高齢世帯の予約サポート」、「アクセスの向上」、「医療従事者の確保」です。
郵便物を確認しない高齢者が多いということで、予約表を見落としてしまう方もいるそうです。自宅まで行って確認して...というのは難しいかもしれませんが、最初の一歩をサポートすることは大事な課題となっています。また、大規模接種会場まで行くことが難しい高齢者のために、できるだけ診療所での接種が進むことが望ましいとお話してくれました。
16時台は、時間がかかると言われている医師の問診を短縮するために、香川県坂出市の接種会場で運用されているシステムを紹介しました。坂出市医師会の副会長、桑原和一さんによると、わかりやすくいうと患者の病名や治療、服用している薬の内容が載っている電子カルテを新型コロナウイルスのワクチン接種会場の問診に使用するというもの。
高齢者の問診では、実際に飲んでいる薬が曖昧だったり、うまく自身の症状が説明できないこともあるため、実際にこの電子カルテを利用することで不備なく、正確に医師が判断できるということです。
『SAKIDORIニュースパレード』。
報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが17時からお送りするニュースパレードの主な項目を紹介してくれました。
作家の古谷経衡さんが語り下ろす『今日のオピニオン』。
テーマは「月にまつわるエトセトラ」。
今日が皆既月食ということで、月の謎を語り始める古谷さん。「宇宙人が地球に移民するために作った基地」というムー的なお話まで! みなさん興味津々で聞いていました。
もっと知りたいニュースのその先、『ニュースフカボリ』。
企業が従業員のために「ワクチン休暇」を設けている動きを取り上げました。
今回は、接種を受ける従業員に「特別有給休暇」を取得を認め、受けた従業員に「奨励金1万円」の支給を決めた大阪市のインキ製造会社・久保井インキの社長、久保井伸輔さんにお話を伺いました。
ワクチン接種を進めるためには中小企業の協力が不可欠と感じた久保井社長、接種の効果をある程度見極めたうえで、迷っている従業員の後押しになればと話し、「これは未来の投資」という言葉から従業員への思いやりを感じることができました。
素朴な疑問をとことんリサーチ『ニュースアトオイ』。
スーパームーンの皆既月食について取材した細木美知代記者が"月島"からレポート。見える方角や時間、おすすめの場所など、専門家のお話を交えて紹介しました。
吉田たかよし先生による『SAKIDORIクリニック』は、「ステイホームで増加しているお尻の病気の予防法」。
ステイホームで椅子に座る時間が増えていることにより、痔を患う方が増加しています。ドーナツ型の座布団も痛みには効果的ですが予防としてはおすすめしないそうで、15分に1度、少しでもいいので歩いた方がいいそうです。
他にもお尻の拭き方や、温水便座の使い方など、お尻にいい習慣を教えて頂きました!
【今日の1曲目】 紅い月 / 佐野元春 & THE COYOTE BAND