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お電話:パラ陸上走り幅跳び、100m 兎澤朋美 選手(富士通所属)
今日は、パラ陸上の走り幅跳びと100mで成長著しい兎澤朋美さんにお電話を繋いでお話を伺いました。
兎澤さんは、1999年生まれ、茨城県つくば市のご出身です。
小学5年生の時、骨肉腫で左脚を切断し、中学2年生のころ、陸上やパラサイクリングに取り組みました。
2013年の東京パラリンピック開催が決定したことをきっかけに、そこでの活躍を夢見るようになりますが、元々は理系で別の大学を考えていたそうです。しかし、高校3年生の冬、「東京パラリンピックを目指すには、今しかない!」と日本体育大学の受験を決断。入学後、本格的に陸上を始め、走り幅跳びと100mで目覚しい成長を遂げると、2019年、ドバイで行われたパラ陸上世界選手権の走り幅跳びで3位となり、東京パラリンピック日本代表に内定しました。この春から富士通に所属しています。
つい一昨日、香川県高松市で行われたジャパンパラ競技大会の走り幅跳びで、自らのアジア記録を12センチも更新する4m56センチを跳び、優勝した兎澤さん。「練習や記録会でも出ていた記録だったので、ベストを更新できたのは良かったけれど、そこまで嬉しいという感じではなかった。海外選手のレベルも上がってきているので、もっと上を目指していく!」と、とてもストイック!
今日は試合中に意識していることや、東京パラリンピック開幕まで4カ月を切った今の気持ち「オリパラ開催可否について色々な議論があるが、この大会を目指してこの競技をやってきた。引き続き、頑張っていきたい。」と語ってくださいました。