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第1051回:熊本地震・前震から5年
気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』
今日追いかけたテーマは「熊本地震・前震の発生から5年」
被災地はどのくらい復旧しているのか?
震災直後から取材を続けていらっしゃる、熊本放送・報道部の記者、青谷倫太郎さんにお話を伺いました。
震災発生当時、青谷さんはまだ報道部ではなく、情報番組担当だったそうで、「どこで水がもらえる、どこでお風呂に入れる、そういう皆さんが必要な情報を少しでも伝えたいという思いで情報収集していたことを思い出す。」と振り返り、今5年が経過して、復旧が終わった方とまだ途中の方で二極化してしまっていること、5年の節目がニュースにはされているけれども"風化"させないで"忘れないでいる"ことの大切さについても語ってくださいました。
16時台『後半』は、熊本城のそばに立つ日本料理店「城見櫓」が今日、リニューアルオープンということで、このタイミングにはどのような思いがあるのか?「建て替えてオープンするなら、ちょうど丸5年のこの日にしようと、ずっとそういう思いはあった。」と城見櫓の社長、林祥増さんは語ります。
林さんは、ご自身のお店・城見櫓が被災したにもかかわらず、熊本市への寄付を続けてきました。
「やはり熊本に生まれ、この場所で商売をさせていただいている、熊本城への恩と感謝を忘れずに。どんなに傷ついても、お互いに前に進んでいこう。1番苦しい5年間を、私はずっと真横に天守閣を見ながら、耐えてきた。これからの16年も、先が見えるような気がする。」という思いがあるそうです。
『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターの石川真紀キャスターに、このあと17時からの全国ネットニュース番組『ニュースパレード』の主な項目を伝えてもらいました。
作家の古谷経衡さんが語り下ろす『今日のオピニオン』テーマは「アジア系ヘイトに"NO"と言えるか 菅総理」
菅総理が日米首脳会談を行うため、明日~18日の日程で訪米します。日米同盟の強化を確認する見通しとのことですが、これについて「日米安保条約は二か国間でのことであって、そんなの、いちいち確認する必要ない。毎回確認するのは、尖閣諸島守ってくれないかもしれない~って不安があるから」と指摘した古谷さん。
「日本の総理として初めてバイデンさんに会う。G7では唯一のアジアである日本。『アジアの代表として、アメリカに住んでいるアジア人の弾圧(アジア系住民人に対するヘイトクライム)を断じて許さない!と言いに来たんだ!』って言ったら、他国もオオーッてなる。ガツンと言ってやれよ!」と菅総理の外交に注目したいと語りました。
もっと知りたいニュースのその先『ニュースフカボリ』
今日で、東京オリンピックの開幕まで「100日」となりました。
それに合わせた各地の動きを取材し報告してくれたのは、表回りの細木美知代記者。今日から、都庁には大会マスコット像、高尾山山頂にはオリンピックシンボルがそれぞれ設置され、お披露目がされたということです。小池知事のコメント、お披露目の瞬間の様子、八王子市の石森市長と北京オリンピック競泳メダリストの宮下純一さんの音声もお聴きいただきました。
素朴な疑問をとことんリサーチ『ニュースアトオイ』
スタジオの西村志野記者が、熊本県が今日公開した復興状況を伝えるPR動画をご紹介。
かわって、石森則和記者には、熊本地震での大分県内の被害と、その後の復旧状況を伝えてもらいました。月日が経過して、インフラを含め復旧・復興は進んでいる物の、避難者の把握の難しさ・避難の多様化にどう対応していけばいいのかというところが課題に。
『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック院長で医学博士・吉田たかよし先生が「コロナ禍 で急増している 失明 するかもしれない目の症状」というお話をしてくださいました。
子どもに増えているのは近視。強度の近視は網膜剥離になる確率が21.5倍に。近視の人で、黒い虫のようなものがモゾモゾと見える飛蚊症が頻繁に起こったら眼科を受診しましょう。大人の近視についてはステイホームで老眼が増えているそう。予防法は、スマホを3分見たら最低10秒は壁でもいいので、遠くを見る。窓の外や遠くを見ながら考え事をするのがベスト!
【今日の1曲目】 チャンカパーナ / NEWS