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第1053回:日米首脳会談をサキドリ!
気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』。
今日、追いかけたテーマは「明日、日米首脳会談。菅総理はどんな成果をあげられるのか?」。
日本時間の明日未明、バイデン大統領にとっては初の対面となる日米首脳会談が行われます。中国への対処方針が大きな焦点で、安全保障や気候変動など幅広い分野で議論が行われると見られますが、外交で菅総理はどんな成果をあげることができるのでしょうか。
15時台は、国際ジャーナリストの春名幹男さんに今回の日米首脳会談のポイントを語って頂きました。
バイデン大統領が初の対面に日本を選んだのは、中国との関係で重要だからという点の他に日本にやってほしいことがあるから。それは「経済面」で、貧富の差が広がったアメリカは中国をテコにして雇用を増やしたい思惑があるといいます。サプライチェーンから中国を外すことを日本に同調してほしいが、日本も中国に頼っているので春名さん曰く「複雑だろう」ということです。
16時台は、中国関連の著書を多く出されている講談社特別編集委員の近藤大介さんに、中国から見た日米首脳会談を語って頂きました。大きくポイントは5つで、「台湾をどう扱うか」、「尖閣諸島について」、「南シナ海」、「ウイグルなどの人権問題」、「中距離弾道ミサイルへの言及」。近藤さんから1つずつ解説して頂きました。
『SAKIDORIニュースパレード』は、石川真紀キャスターが報道スポーツセンターからニュースパレードの主な内容を紹介しました。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語り下ろす『今日のオピニオン』。
テーマは「本当にやるのオリンピック」。
二階幹事長がオリンピック中止の選択肢を発言後、フォローのコメントがありました。これを受けて、これまでに中止となったオリンピックの歴史を振り返りつつ、現在はIOCが決定権を持っているためなかなか中止が難しいとコメント。
ワシントンポストなども中止に理解を示す記事を出すなど今後開催がどうなるのかわかりませんが、もし中止したとしても約4兆円という損失の大きさに頭が痛くなる荻原さんでした。
もっと知りたいニュースのその先、『ニュースフカボリ』。
ここでは、日米首脳会談で中国への対応に次いで大きなテーマになると見られている気候変動問題について環境問題の専門家はどう見ているのか取り上げました。
お話を伺ったのは、国際環境NGO「350.org Japan」代表の横山隆美さん。期待することを伺うと、トランプ前大統領時代に離脱したパリ協定、バイデン大統領になり再び入りましたがどう各国をリードしてくれるのかということ。また、「2050年の温暖化ガス排出実質ゼロ」という目標について、まずは2030年までにどのくらい削減できるのかに注目したいということです。
素朴な疑問をとことんリサーチ『ニュースアトオイ』。
新たに、埼玉、千葉、神奈川、愛知の4県に「まん延防止等重点措置」が適用されることを受け、横浜市の飲食店で竹田有里記者がインタビューしました。
取材をしたお店では「売り上げはしょうがない。収まるまで耐えるしかない」という声と、「これまで駆け込みでくるお客さんが多かったがまた時間が短くなるのでどうなるか」と心配する声が聞かれました。
『週刊ワダヒデキ』。
精神科医で映画監督の和田秀樹さんが「新型コロナウイルスワクチンの優先順位を考える」というテーマでお話してくれました。
今週からスタートした高齢者へのワクチン接種ですが「まず医療従事者への接種を完全に終わらせることが最優先だ」と和田さん。そして、実は2回目の接種の副反応が強いらしいというお話へ! 実際に医療従事者の娘さんを持つ方から2回目の接種で娘が発熱をしたというメッセージを紹介。39度くらい出ることもあるのでもし高齢者にも同じように強い副反応があると心配だと語りました。
それよりも医療従事者と同じように入院患者への接種の重要性を、病床確保の面と入院患者のメンタルケアの面でお話してくれました。
【今日の1曲目】 時代おくれ / 河島英五
今週もお聞きいただき、ありがとうございました。