記事
-
第1045回:日本が出来ること
気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』は、お正月ぶりにコメンテーターの小西克哉さんをスタジオに迎え、「ミャンマー軍による市民弾圧 日本は何ができるのか」を追いかけました。
今日午前、衆議院第一議員会館で行われた「『人権外交』を推進する議員連盟」の設立総会、並びに「ミャンマーの現状と日本の課題」を考える勉強会について、取材した田中正史記者がレポート。野党議員が超党派で参加し、41名の国会議員が名を連ねました。今後、与党の議連などとも連携しながら、国会としての意思表示をしていくということです。
16時台『後半』は、今日行われた勉強会「ミャンマーの現状と日本の課題」に講師として出席された、ヒューマンライツ・ウォッチ・アジア局プログラムオフィサーで元ロイター通信記者の笠井哲平さんにお話を伺いました。
笠井さんは、日本がクーデターを非難したことは評価した一方で、実際行動に出ていないことに触れ、「踏み込んだ声明と言っても、声明だけではミャンマー情勢に痛くもかゆくもない。【日本版マグニツキー法】を作ろうという話になったのは一歩だが、まだ何もできないのでもどかしい。」と語り、日本出来ることとして「ミャンマー国軍にお金が流れないことが重要だ。」と示してくださいました。
報道スポーツセンターからお送りする『SAKIDORIニュースパレード』石川真紀キャスターと一緒に、このあと17時から始まる全国ネットニュース番組『ニュースパレード』の主な項目をチェック!
国際ジャーナリスト・小西克哉さんの『今日のオピニオン』テーマは「アジア系アメリカ人差別、小西はこう見る!パート2」
先週のこの時間は、社会学的な視点から見た「アジア系アメリカ人差別」でしたが、今週は、法律・政治的な視点からの語り下ろし!
今から30年前、アメリカで「きちんと取り締まろう」と、まずはこれまで犯罪とされてこなかったヘイトクライムの統計からスタート。今では47の州に法律が出来ました。しかし、検挙数が増えたかというと、あまり増えていないそう。ヘイトクライムの法律はあっても、対応ができる警察やマンパワーも運用されておらず、法律さえ整備されればそれでもう大丈夫ということではないのが、ヘイトクライムだと語ってくださいました。
『ニュースフカボリ』でお話を伺ったのは、8歳の時、政治的弾圧から逃れ、家族とともに日本に亡命したヤンゴン出身のファッションデザイナー、渋谷ザニーさん。
1988年、ザニーさんが3歳の時に軍事クーデターを経験されたとのこと。
小西さんから、「今、日本政府はミャンマーのために何もしていないのでは?」と尋ねられると、「正直言って、声明というのはどの国も出してくれている。でも、G7の中で政治的に交渉しているのは日本だけで、そのあたりがメディアで報じられていないのは、残念。」と答えてくださいました。
『ニュースアトオイ』では、新型コロナ関連のニュースをピックアップ!
政府は、高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が12日にスタートするのを前に、ワクチン接種記録を一元管理システムに登録する手順を報道陣に公開しました。
▼デモンストレーションを行う河野太郎特命担当大臣「速いし、簡単!」と述べました。国が専用のタブレットを配布。全国の自治体に3万台送られ、12日から始まる高齢者接種で運用が始まります。
▼「簡単でしょう?」と河野大臣に見守られながら、タブレット操作を試す西村志野記者。機械が得意ではないという西村記者にも簡単に出来たそうです。【今日の1曲目】 ザ・ウィナー / アバ