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第1043回:総務省接待疑惑に迫る
冒頭は、台湾の花蓮県で起きた特急電車の脱線事故の最新情報をお伝えしました。
気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』。
今日、追いかけたテーマは「武田総務大臣の不信任決議案、否決。総務省接待問題はこれで終わってしまうのか?」。
野党4党による武田総務大臣の不信任決議案が、昨日衆議院本会議で審議され反対多数で否決。新型コロナウイルス対策の裏でうやむやになってしまいそうなこの問題の本質に迫りました。
15時台は、これまでの経緯と昨日の衆議院本会議の内容を国会から山本カオリ記者が伝えました。否決を受けて武田大臣はいつもと表情は変わらず「1日も早い国民と行政への信頼回復に努める」と総務省の立て直しをはかるとコメント。
16時台は、立教大学 社会学部 メディア社会学科の砂川浩慶教授とお電話を繋ぎ、放送・通信業界の人が総務省の官僚を接待する背景について解説して頂きました。
砂川教授曰く、個別の案件を頼むというのではなく有事に特別扱いが受けられるように関係を築いておくことが目的だそう。また、NTTと東北新社それぞれの案件について業界と行政機関との関係をお話してくださいました。
『SAKIDORIニュースパレード』は、石川真紀キャスターが報道スポーツセンターからニュースパレードの主な内容を紹介しました。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語り下ろす『今日のオピニオン』。
テーマは「どさくさ紛れ法案の裏側」。
4月から施行した高齢者雇用安定法と、来年4月に施行される年金制度改革法を荻原さんが解説。高齢者雇用安定法は企業に働きたい人がいた場合に70歳まで雇用してねという法案で、年金制度改革法は年金の受け取れる年齢の選択をさらに増やし75歳から受け取れるようになるというもの。荻原さんは「いい法案だと思うが、結局は年金支給を遅らせる目的。何よりこの法案は今じゃないよね」と厳しい意見でした。
もっと知りたいニュースのその先、『ニュースフカボリ』。
永田町・霞が関を40年以上取材している政治ジャーナリストの泉宏さんに民間企業と官僚にまつわる接待問題の歴史についてお話して頂きました。これ以上繰り返さないためにも泉さんは「政治家・官僚を真っ当な関係性に戻すことが重要」とコメント。現在の力関係の変化についても言及しました。
素朴な疑問をとことんリサーチ『ニュースアトオイ』。
表周りの佐々木瞳記者が「あなたの業界では夜の接待は必要ですか?」という内容でインタビュー。
昔からの文化で悪いこととは思わないという意見や、必要だと思わないが別の企業と比較されるときに接待をして顔つなぎをしておいた方が有利という声が聞かれました。今回のインタビューでは、3分の2の方が必要だという回答でした。
『ビジネス先取り』。
栄光フーズの稗田淳社長に、新生活で環境が変わって体調を崩しやすい時期におすすめしたい「特選 黒にんにく酢」を紹介して頂きました。にんにくをお酢で漬けたものではなく、にんにくから抽出したお酢です。
実際に体がきついという方に3粒飲んでから休んでと稗田社長がアドバイスすると、次の日スッキリ起きられたなど嬉しい感想を頂くそうです。詳しくは0120-72-2526までお願いします!
【今日の1曲】 君が僕を知ってる / RCサクセション
今週もお聞きいただき、ありがとうございました。