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第1056回:スペシャルウィーク3日目
気になるニュースをサキドリする『ニュースサキドリ』
今日のテーマ「新型コロナウイルスワクチン。接種のペースはどうすれば上がるのか」
政府の「予防接種・ワクチン分科会」のメンバーで、川崎医科大学の教授、中野貴司さんにお話を伺いました。接種の進捗率が全体の26%に留まっていることは、ワクチンの供給が十分じゃないのが1番の原因で、十分なワクチンが用意できて、無駄のないよう接種が出来るようになることが急務だといいます。
流行地域に重点的にワクチンを、と言うのは1つの手ではあるものの、高齢者はどこの地域でも重症化するリスクは高いため、不公平感が出ないように有効で正しい配分を考えるべきですが、今のワクチン量では・・・。
また、ワクチンの打ち手だけの問題ではなく、接種会場で声掛けをしたり、体調不良に気付くスタッフなども安全な接種のためには必要だと語ってくださいました。
16時台『後半』
厚生労働省は、医師や看護師が不足する地域では、特例で、歯科医師にもワクチンの注射を認める方向で検討することになりました。
これを当事者の歯科医師の方はどのように受け止めているのか?
お話を伺ったのは、千葉県歯科医師会の副会長、高原正明さんです。
変移株の感染も拡大し、早期にワクチン接種すべき今、「我々、歯科医師で協力出来ることがあればいいと思う。早くコロナを収束させたい。」と注射することを前向きに受け止めていらっしゃいました。
心配されていることについて伺うと、「国民の方が、『歯医者さんが注射!?』ということをどう捉えるか、今まで訓練をしてきていることや実績の説明も必要なのかもしれないし、要請があった場合、一定の研修があるというお話なので、しっかりやりたい。」と高原さん。もう1つ心配なこととして、「接種後、一定程度の副反応が出ることもあると聞いているので、受ける方の安心のために、集団接種会場には医師の先生方もいらっしゃると思うので、ご指導・ご協力をいただいて対応していきたい。」と、批判等も受け入れる覚悟だと、力強くお話してくださいました。
『SAKIDORIニュースパレード』
被災地応援プレゼント3日目は、2016年、2度の最大震度7の地震に見舞われた熊本県上益城郡。
おととし春にリニューアルオープンされた、熊本で最も古い酒造を持つ「通潤酒造株式会社」代表、山下泰雄さんに伺いました。
プレゼントは「日本酒飲み比べセット」を3名様に。脳科学者の茂木健一郎さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
テーマは「日本国民はなぜ小室親子に反発するのか」
巷で関心が高いこの話題をあえてチョイスした茂木さん。
色んな方の意見をモニタリングし、脳科学者として分析した結果、「眞子さま=皇室の方」と「小室親子=極めて上昇志向の高い人」の相性が良くないという結論に至ったそうです。
「今、一億総姑状態でしょ。今までの皇族の女性が嫁がれた先を思い出してみて欲しいのだけれど、代々続く名家や堅実なタイプが多く、小室親子のようなタイプはいなかった。小室圭さんとお母さんは、もう少しギラギラの上昇志向感を抑えた方がいいかもしれない。」とアドバイス。
もっと知りたいニュースのその先『ニュースフカボリ』
この時間は、接種予約のキャンセルなどで余ったワクチンが廃棄される問題に注目。
表回りの細木美知代記者は八王子市へ。廃棄を防ぐ自治体の工夫を調べ、報告してもらいました。希釈したワクチンは6時間以内に注射することとされていて、翌日にまわすことが出来ません。そこで、八王子市では今月14日から、余ったワクチンを市の保健師の方に活用するようになったということです。
素朴な疑問をとことんリサーチ『ニュースアトオイ』では、西村志野記者が、ワクチン接種キャンセルがあった場合の接種希望者を予め登録しておくという、群馬県玉村町の「もったいないバンク」についてご紹介しました。
『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック 院長で医学博士・吉田たかよし 先生が「マスク生活で増えている"口呼吸"」というお話をしてくださいました。
口呼吸の最大の問題点は、乾燥した状態で空気を肺に吸い込んでしまうこと。そしてもう1つ、口呼吸していると歯周病菌、虫歯が増え、口臭も激しくなるそうです。唾液に含まれるリゾチームには細菌の増殖を防ぐ成分が入っていて、口の中の健康を守ってくれています。
そこで、マスクをして鼻呼吸する際は、息を吐くことに意識を集中する、口角を上げることを意識してみましょう。普段からマスクの下で笑顔の練習をしていれば、フェイスラインも引き締まって一石二鳥!
【今日の1曲目】 やさしい悪魔 / キャンディーズ