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花をお得に楽しめる「チャンスフラワー」
吉田愛梨です。
今日のサキドリ最前線は
茎が少し曲がっていたり、長さが足りなかったりで
市場に出回ることから外されてしまう
規格外の花に「チャンスフラワー」という名前をつけ、
(手にとった人に笑顔のきっかけをもたらすという意味)
「花つみ」というイベントを行っている生花店
hanane代表の石動力(いしどうちから)さんのインタビューをまじえて放送しました。
虎ノ門にあるhananeの店頭には
毎週月曜日と木曜日に、
オシャレなバケツに入ったチャンスフラワーが並べられ、
実際に花を手にとりながら、選ぶことができます。
石動さんいわく、花を触ることでより愛着がわく。
フィルムで包まれているお花よりもそのままのお花を触って
摘んでいく感じを体験してほしいとのこと。値段はなんとどのお花も1本100円!
私は今回ラナンキュラス、バラ、ホワイトスター、テマリソウなどを買いました。
その外にも、フリージアや大きなバラ、カラー、ガーベラ、ヒマワリなど
計25種類ほどありました。
hananeではおととし2019年から
「花つみ」イベントを行っています。
フードロスなどが問題になっていたころに、
石動さんが花にもそういったものがあると着目したそうです。規格外の花は農家によって違いはあるものの、
多いところで3割、通常1~2割程、ということで
生産者のもとを駆け回ってみたものの、
最初は生産者のプライドから規格外の花を売れないという声や
規格内の花が売れなくなったらどうするんだ?という声もあったそうです。
ただ、石動さんが何度も通って生産者の方を口説きおとし、
今では全国73か所の花農家と「花つみ」を行っています。そして今年は東日本大震災から10年。
まだまだ復興に向けて頑張っている人が多い中、
10年という区切り・・・というのは違和感があったという石動さん。復興に携わっている人や、現地で暮らす人に感謝の思いを伝えようと
今月から「東北ありがとうプロジェクト」を発足し
チャンスフラワーの売上金10%をつかって、
1年間毎月被災地にチャンスフラワーを届ける活動をはじめました。
3月10日、11日に行われた第1回目は
福島県「Jヴィレッジ」の復興イベントでチャンスフラワーによる装飾や
来場者へ花の配布のほか
「東日本大震災・原子力災害伝承館」では石動さんが
チャンスフラワーでモニュメントを作って展示しました。
来月も、福島、岩手、宮城のいずれかの場所へお花を届ける予定だということです。今日ご紹介した「花つみ」は
東京・虎ノ門のお花屋さん「hanane」で毎週月曜日と木曜日に開催中です。
詳しくは、hananeのホームページをこちらからご覧ください。
hananeの店頭以外での「花つみ」イベントもありますのでぜひチェックしてみてくださいね。