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子の性被害を防ぐための絵本「おしえて!くもくん」
吉田愛梨です。
今日のサキドリ最前線では、
東山書房から先月発売になった絵本「おしえて!くもくん」を
監修した慶應義塾大学・総合政策学部教授の
小笠原和美さんのインタビューを交えてご紹介しました。
小笠原さんは、警察庁の職員で、2008年から日本の性犯罪対策に取り組んできました。
実は内閣府の2017年の調査によると、女性の13人に1人が性被害に合っているという結果が出ています。未成年の性被害は、子ども自身も
嫌だと思っていても嫌と言えなかったり、
口止めをさせられてしまったり、
周囲が被害に気付きにくいという特徴があります。絵本の中では3人の子どもたちが登場し、友だちのパンツをおろしちゃう場面という
普段ありそうな光景から始まります。
そこで、くもくんが子どもたちに
触ってはいけない、触らせてはいけない見せてはいけないプライベートゾーンについて説明し、
触れられそうになったら「いや」と大きな声で言おうね、と教えてくれる内容になっています。
絵本で学んだことについては、
チェックリストや迷路形式で
プライベートゾーンについて
楽しく復習できます。
また、巻末のQRコードからは
保護者向けの資料、学校の授業で利用できる資料が
ダウンロードできます!
小笠原さんは学校で多くの児童に見てもらえればと話していました。
また、子どもの性被害を防ぐためには、
できれば3歳から5歳、就学前のお子さんにプライベートゾーンの話をして、
嫌なことでも何かあったらパパやママに教えてね、
いつでもあなたの味方だよと伝えておくことが大切なんだそうです。
その際にご家族で堅苦しくならずに学べる絵本を取り入れてみてはいかがでしょうか。今日ご紹介した絵本「おしえて!くもくん」は東山書房より
税込み1,320円で発売中です。
こちらから購入できます!