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お電話:パラアイスホッケー日本代表 熊谷昌治 選手
今日は、パラアイスホッケー日本代表の熊谷昌治さんにお電話を繋ぎました。
熊谷さんは1975年生まれ、長野県飯田市のご出身。33歳の時、交通事故で右脚の膝から先を切断しましたが、義足で走り高跳びに取り組むパラ陸上の鈴木徹選手の講演を聴いて初めてパラスポーツに興味を持ちました。その後、日本代表の吉川守選手に誘われ、パラアイスホッケーに取り組み、熊谷選手は3ヵ月で日本代表になります。
2018年のピョンチャン大会で初めてパラリンピックに出場。
現在、クラブ選手権3連覇の長野サンダーバーズに所属され、日本代表でも中心選手としてチームをけん引しています。
パラアイスホッケー日本代表は、2010年のバンクーバー・パラリンピックで銀メダルを獲得し、日本のパラリンピックの歴史に、新たな1ページを刻みました。今のチームについて伺うと、ピョンチャン大会以降、新たなメンバーが増え、ベテランと若手が混ざって良い雰囲気だそう。
コロナ禍で1年以上外国勢との試合は出来ていないとのことですが、紅白戦でのゲーム形式での強化を重ね、着実に若手勢の実力は伸びてきていると語る熊谷さん。
パラアイスホッケー日本代表は現在、サッカーでいえば、J2(2部)の位置。北京パラリンピックに出場するための条件は厳しいものではありますが、若手の成長に「将来は明るい!」と希望を込めて語ってくださいました。