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お電話:朝日新聞 スポーツ部記者 榊原一生さん
今、東京パラリンピック 車いすバスケの一部の選手が出場資格を失うという事態が起きていることについて伺いました。
このようなことが起きてしまった原因については、IPC(国際パラリンピック委員会)がパラリンピック競技に関する新しいクラス分けの基準を発表し、2018年までに基準にのったクラス分けをするよう求めていたことが挙げられます。
元々、車いすバスケは新しい基準が導入される前から国際車いすバスケ連盟が独自のクラス分けをしており、IPCが設定したクラス分けの方が厳しいこともあって、参加資格を失う選手が出てきてしまう状況となりました。
根底にあるものは考え方の違いで、公平性を厳格化するIPCと、魅せるプレイを大事にする国際車いすバスケ連盟の差であるとお話してくれました。