記事
-
第892回:自民党総裁選スぺシャル!
きょうは、「自民党総裁選スペシャル」と題して、自民党総裁選に出馬を表明したふたりの候補者にお話を伺いました。
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』では、石破茂元幹事長が生電話で出演。
厳しい状況にも関わらず出馬を表明したことについては、「政策を発表していないのに決定というのは民主主義の意味がない」とし、「誰かが今の状況におかしいと言わなければならない」と強い意志を語り、その様子を見て今後国民は判断してほしいと訴えました。
フルスペックではない今回の総裁選に「どんな日本にするか示して行かないと意味がない。どうしてこんなことになるのか、自民党は誰を見ているのか」と悲しい気持ちも口にしていました。また、世論調査では人気があるのに、自民党からは人気がない現状を「国民感情と自民党感情の違い。いい政治をしてほしい国民と、それだけではない自民党の利害が一致しない」と話しました。
そして、古谷さんとは2年前の総裁選時に対談をしたということで、お互いの宇宙戦艦ヤマト愛を交えつつ、金融緩和の継続の是非や消費税減税、LGBT、クールジャパンなど、質問は多岐にわたりました。
最後に今回の出馬について「政策について、国民にそうだねを言ってもらえる共感、それでいいという納得、それを大事にしたい」とキャッチフレーズへの熱い想いも伺うことができました。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、もうひとりの有力候補、岸田文雄政調会長にお話を伺いました。
こちらも厳しい状況ではありますが、岸田さんは「厳しいことは自覚しているが、大きな枠組みは見えた! 実際の戦いはそれだけでは終わらない」と熱い想いを語り、「コロナが世界に立ちはだかっているとき、培ってきたものを新しい時代を担うために使って国民の幸せに繋げていきたい」と出馬への気持ちを話してくれました。
フルスペックではない総裁選については「国民と乖離しているとは思っている。しかし、こういう判断になったからには受けて立つ」とコメント。アベノミクスで高所得者には恩恵があったが、中小企業ではあまり感じられずに豊かさに格差があったことを挙げ、成長の果実を分配することの大切さを主張しました。
そして、細木美知代記者は、次期総理は誰がいいと思うかでインタビュー。
石破さんが圧倒的に多く、続いて菅さん、河野さん、小泉進次郎さんと続きました。また、総理に求める人柄に、国民の声が聞ける人、はっきりものが言えてそれを突き通してくれる人が挙げられました。
鈴木純子キャスターがお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。
きょう取り上げたのは「台風10号に早めの準備を!」。
現在、台風9号が今夜から明日にかけて九州地方に接近しています。そして、新しく台風10号の発生も発表されました。
気象庁によるとこの台風10号は特別警報級になると言われていて、伊勢湾台風に匹敵するクラスだと予想されています。6~7日に西日本に上陸する可能性があるため、避難場所を決める、外にあるものをしまうなど、今のうちから対策が必要です。
作家の古谷経衡さんが語りおろす『今日のオピニオン』。
テーマは「保守派は安倍総理に裏切られたのか?」。
安倍総理が総理大臣就任後から主張していた「戦後レジームからの脱却」。保守派からみるとそれは戦後アメリカに追従な姿勢をとってきた日本が自立することでしたが、第二次安倍政権が終わってみてなにひとつ発生されておらず、むしろ追従が深まったのではないかと語る古谷さん。
辺野古移設を推進する動きなど、脱却とは真逆な行動に虚無な気持ちになったといいます。しかし、なぜ保守派の中に安倍さんを支持している人が多いのか、それは「顔見せとリップサービス」にあったといい、次の首相こそは脱却に期待したいと胸の内を語りました。
『SAKIDORIスポーツ』は、斉藤一美キャスターがここまでに入っているスポーツニュースを紹介。
●メジャーリーグ、ヤンキースの田中将大が今シーズン初勝利。
●テニス全米オープン、アメリカのセリーナ・ウィリアムズが大会通算102勝目をマーク。男子シングルでは西岡良仁は1回戦敗退。
写真は、スポーツ初心者の古谷さんが斉藤キャスターにいろいろ質問しているところです!
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
17時から始まった菅官房長官の記者会見の模様を山本カオリ記者が伝えました。この会見で菅官房長官は自民党総裁選に正式に出馬を表明しています。
服装や声、態度から官房長官のときより緊張感が感じられる会見となり、本人の生い立ちや、新型コロナウイルス対策、アベノミクスを継続する経済政策などを答えました。
今日の『世の中SAKIDORI』は、心療内科「本郷赤門前クリニック」の院長で医学博士の吉田たかよし先生による「SAKIDORIクリニック」。
テーマは、「安倍総理を退陣に追い込んだ潰瘍性大腸炎」。
17年前に衆議院選に出馬した際、安倍総理は応援演説に来てくれたといい、当時の思い出についても触れたたかよし先生。今回の潰瘍性大腸炎の悪化も「安倍さんのやさしさが影響したかも」と語りました。
そして、難病に指定されているこの病気がどんなものなのかを説明。免疫力の暴走により、自分自身の大腸を異物と認識して攻撃し、潰瘍ができてしまう病気なんだそうです。ガンの治療と似ていて治療もとても難しく体力的にもメンタル的にも想像以上にキツいものであると解説してくれました。
また、たかよし先生曰く「ぜひ安倍さんには回顧録を書いてほしい」とお願い。どんな病気なのか、どう戦ってきたのか、安倍総理の気持ちも含めて見てみたいとお話してくれました。
【今日の一曲】 裸の心 / あいみょん