記事一覧
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お電話:朝日新聞 スポーツ部記者 榊原一生さん
今、東京パラリンピック 車いすバスケの一部の選手が出場資格を失うという事態が起きていることについて伺いました。
このようなことが起きてしまった原因については、IPC(国際パラリンピック委員会)がパラリンピック競技に関する新しいクラス分けの基準を発表し、2018年までに基準にのったクラス分けをするよう求めていたことが挙げられます。
元々、車いすバスケは新しい基準が導入される前から国際車いすバスケ連盟が独自のクラス分けをしており、IPCが設定したクラス分けの方が厳しいこともあって、参加資格を失う選手が出てきてしまう状況となりました。
根底にあるものは考え方の違いで、公平性を厳格化するIPCと、魅せるプレイを大事にする国際車いすバスケ連盟の差であるとお話してくれました。
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第901回:自民党の新四役が決定
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は、自民党の新四役について。
臨時総務会が開かれ、幹事長は二階俊博幹事長が再任、総務会長は佐藤勉元総務大臣、政務調査会長は下村博文選挙対策委員長、選挙対策委員長は山口泰明組織運動本部長が起用されました。
終始穏やかな雰囲気の中、菅新総裁が名簿を読み上げ、グータッチをして記念撮影に応じる場面もあったそうです。
新しい顔ぶれについて、元経済産業省官僚の古賀茂明さんにお話を伺いました。
二階幹事長の力が大きく、党の中から「どうにかしろ」という声も出てこないことから自浄作用が働いていないと厳しいコメント。
また、官僚は安倍さんから菅さんに代わったことで怖がっているといい、安倍総理のように関心事以外を任せきりにしない目の行き届いた官僚コントロールに緊張感が高まっているそうです。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、2つのニュースに注目しました。
まずは、「アメリカの山火事、さらに拡大」。
アメリカメディアによると、東京都の7倍以上の面積が消失しているそうで、ワシントン州、カリフォルニア州、オレゴン州では煙により空がオレンジや赤い色に染まったという情報もあります。
きょうは、カルフォルニア州在住の神田浩一郎さんにお話を伺いました。現在の空は、ある程度落ち着いたからか曇りのようなグレーが続いていますが、空気は悪く、スモーク警報が出ている状況だといいます。
トランプ大統領は、この山火事を森林管理が問題だと指摘しますが、バイデン氏は地球温暖化による異常気象を指摘。この問題は大統領選挙にも影響が出そうです。
続いて、「日産のカルロス・ゴーン被告の元側近、グレッグ・ケリー被告の初公判」。
吉田涙子記者が、これまでの経緯や初公判の様子を伝えてくれました。
事件について「関与していません」と無罪を主張し、ゴーン被告の退任後に繋ぎとめるためのもので、辞めた後の対価であると述べたということです。
鈴木純子キャスターがお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。
きょうは、「インフルエンザ患者、全国でわずか3人。去年の1000分の1に激減」というニュース。
去年は沖縄県での大流行もありましたが、昨年の同時期と比べて1000分の1以下という低い水準になっているという厚生労働省からの報告を紹介。大流行がなかったとしても毎年数百人は報告があるため、3人という数字がいかに少ないかがわかります。コロナによる衛生意識の高まりではという見解が示されました。
国際ジャーナリストの小西克哉さんが語りおろす『今日のオピニオン』。
テーマは「菅新総裁の立身出世物語、アメリカとの比較」。
菅新総裁がメディアで「たたき上げ」という言葉を使って表現される件について。アメリカではたたき上げが政治家になるのが当たり前という風潮ですが、実はそのたたき上げの経歴を詐称している政治家も多いんだとか! 「菅新総理もメディアはちゃんとチェックして!」と語りました。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、斉藤一美キャスターがここまでに入っているスポーツニュースを紹介。
テニスのイタリア国際、男子シングルス1回戦で錦織圭がストレート勝ち。新型コロナウイルス復帰2戦目で、約1年ぶりの白星を挙げたニュースを紹介しました。
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
日本記者クラブで松本幸四郎さんが会見を開き、「with コロナにおける歌舞伎のあり方」について話しました。
その会見の模様を佐々木瞳記者がレポート。
世の中の変化に受けていろんな方に相談をしながら動いたという幸四郎さん、オンライン歌舞伎を見事に成功させ「オンライン歌舞伎がひとつの選択肢となり、皆さんの生活に溶け込めば」と語りました。
【今日の一曲】 人生の扉 / 竹内まりや