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森友学園の国有地売却の公文書改ざん問題 個人情報開示請求に関する裁判について
こんにちは!佐々木瞳です。
昨日に引き続き、ニュースオフサイドに出演しました。
今日は、森友学園の国有地売却の公文書改ざん問題を巡り、
自殺に追い込まれた財務省近畿財務局の職員 赤木俊夫さんの妻 雅子さんが
赤木さんの公務災害に関する個人情報の開示を求める裁判についてお話をしました。
改めて赤木さんの手記や雅子さんのインタビューを読ませて頂きましたが、
本当に心が痛く、遣る瀬無い気持ちになります。
今日の裁判の概要です↓
裁判は今日の午後2時から大阪地裁で開かれました。
今回の裁判は、7月15日に行われた裁判の追加の裁判になります。
7月15日に行われた裁判では、
「森友学園」の国有地売却の公文書改ざん問題を巡り、
当時、担当していた財務省近畿財務局の職員 赤木俊夫さんが自殺に追い込まれたのは
決裁文書の改ざんを強制されたためとして、
妻 雅子さんが、国と佐川宣寿元国税庁長官に対し、
合わせて、およそ1億1000万円の損害賠償を求めているものになります。
これに対し、国と佐川氏側は争う姿勢を示しています。
その中で、今日の裁判を行った理由としては、
思うように開示されない赤木さんの公務災害に関する個人情報にあります。赤木さんの自殺は、2019年に、公務員が公務を行っている時に怪我や病気、自殺などに至ったことを示す 公務災害に認定されています。
雅子さんは、自殺の原因を明らかにするために、近畿財務局とともに公務災害認定に関わった人事院に対して個人情報の開示請求を行いましたが、開示された約70ページの文書は大部分が黒塗りでした。
それを受けて、今年4月には近畿財務局に改めて開示請求をしましたが、
5月にコロナウイルスによる「緊急事態宣言に伴う業務多忙」などを理由に
部分開示した10ページの文書以外は、1年後の2021年5月まで開示決定の期限を延長すると通知されました。
雅子さんの弁護団は、一般的には通常60日以内。公務災害で1年延長は経験がない、
としています。雅子さんは、延期されたのは違法だとして、
違法確認と開示の義務付けを国に求める、今日の裁判に至りました。
放送では、今日の裁判を終えた雅子さんと取材を続けている大阪日日新聞の相澤冬樹さんに電話出演して頂いています。
Radikoで1週間お聞きいただけます。