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モーリシャス沖 貨物船事故
こんにちは^^佐々木瞳です。
今日は、ニュースオフサイドで、「モーリシャス沖 貨物船事故」についてお伝えしました。今回、改めてモーリシャスについても調べていましたが、
本当に、綺麗なエメラルドブルーとコバルトブルーの海で写真を見ているだけでうっとりしてしまいました。
この海が汚れてしまったと思うと、本当に悲しくなりますね。。以下、事故の内容です。
事故は、観光でも人気のインド洋の島国モーリシャスの沖合で、現地時間の7月25日の夜(日本時間7月26日)に起きました。
乗組員20名を乗せた大型貨物船WAKASHIO(わかしお)が座礁し、燃料の重油がもれ、環境に大きな影響を与えています。
また、この事故で、船が2つに分断したことも15日に発表されています。今回、大型貨物船WAKASHIO(わかしお)を運航していたのは、鉄鉱石、原油や天然ガスといったエネルギーなどの輸送サービスを行う日本の三井商船という会社ですが、
船自体所有していた(船主といいますが)それが岡山県の長鋪汽船の子会社であり、
三井商船が借入れて運航していました。この場合、船主である長鋪汽船は、船を造って、所有するだけではなく、
乗組員を手配して、荷物を運べる状態にまでします。
そして貸す側(今回は商船三井)に提供しています。
商船三井は、運航というふうにはなっているが、『運航』とは船を実際に動かしているのではなく、
『どこの港へ行ってください』などのお願い、指令をすることを指すそうです。
座礁した当時、救助作業を行っていたのですが、その救助作業中の8月6日に燃料の重油が流れたということです。
船には、5つのタンクに燃料の重油 合計3800トンを積んでいて、そのうち、タンク1つが破損し、1180トンのほぼ全量が海に流失しました。
これを受けて、商船三井の小野副社長は9日に東京で謝罪会見、誠意をもって解決に全力を挙げることを示しました。
また、日本政府は、モーリシャス政府からの要請を受けて、
現地に国際緊急援助隊の専門家チーム6人を派遣。
現地当局と協力して、流失状況の把握や重油除去作業への助言を行っています。また、大量の重油は海岸にまで漂着していて、
モーリシャス政府は「環境緊急事態」を宣言。
「経済、社会、環境面に影響が出ている」と声明を出し、
環境汚染について、船主である岡山県の長鋪汽船や保険組合に損害賠償を請求する方針を発表しています。座礁事故の原因については、乗組員に対する捜査当局の聴取などから明らかにしていくということです。
少しでも早く海に流れた重油が除去され、事故の原因が明らかになることを願います。