一美キャスターはご自宅から。スタジオには、コメンテーターの古谷さんと坂口アナウンサー!
今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』
秋元司被告に賄賂を提供したなどとして、贈賄罪に問われた中国企業「500ドットコム」の元顧問、紺野昌彦被告と仲里勝憲被告の初公判が、今日14時から東京地裁で開かれています。
東京地裁前から石森則和記者のレポートです。
秋元被告が家族同伴で出掛けた旅行の費用を肩代わりしたとされる、札幌市の観光会社「加森観光」の前会長・加森公人被告は「間違いない」と述べ、起訴内容を認めました。また、紺野被告と仲里被告、いずれも起訴内容を認めています。紺野、仲里 両被告は被告人質問で、保釈後、秋元容疑者の関係者から偽証を求められた経緯も説明。紺野被告は「現金2000万円を見せられた。成功報酬でもう1000万円とも言われたが、全て断って検察にお話しした」と述べたということです。
お話を伺った、元東京地検特捜部の副部長で弁護士の若狭勝さんは、加森被告は起訴内容を認めたものの、奇麗な形で贈賄の趣旨を認めたというわけではなさそうだと指摘。「自分は事件後に知った」としているのは、実質、贈賄は否定しているように感じたといいます。
一方で、「紺野被告と仲里被告は、まさしく賄賂であったと事実を正直に認めているようで、これは非常に大きい。秋元被告が無罪になるのはほぼないのではないか。我々はよく犯人は尻尾を出すとか、足跡を付けるなどの表現を使うが、証人買収事件を起こすことによって、本体の贈収賄事件を固く証明していると言える。」と語ってくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
"核のごみ"最終処分場問題を取り上げました。
最終処分場の候補地に応募を検討している北海道寿都町で今日、初めて意見交換会開催。
この問題の基本とこれまでの経緯について、西村志野記者にまとめてもらいました。
名乗りをあげた寿都町は、新型コロナで財政に影響が及び、調査を受け入れると2年間で最大20億円の交付金が支給されることを理由に、今後の人口減少と財政悪化を見据えた対応だとしています。
寿都町と隣接する自治体の首長は、今回の問題をどのように受け止めているのでしょうか。
蘭越町の金秀行町長にお話を伺いました。
「8月13日の新聞報道で初めて知って、率直にまず驚いた。」という金町長。
観光や食、そういうものが推進されているところに、核の廃棄物で風評被害が出るのではないかと心配されています。
一昨日、月曜には寿都町近隣の3町で、思いをお話に行ったそうです。
「これまで事前の情報などが全くなかったので、情報提供をお願いしたのと、文献調査なども法律上制限はあるが、隣接した町村とも相談してほしいと。慎重に協議を進めて、再考を含めて検討して欲しいと伝えた。」とのこと。
「(寿都町も)色々な部分からの検討だったのだろう。首長は皆、町おこし・街づくりのために一生懸命やっている。これを否定はできない。ただ、隣接した町への被害や影響は大きいことも分かって欲しい。」と思いを語ってくださいました。
石川真紀キャスターがお届けする『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターから『ニュースパレード』の主な項目をご紹介。
今日は「ベルリン映画祭、性別による賞廃止、俳優賞を新設」というニュースもお伝えしました。
ベルリン国際映画祭の事務局は、「よりジェンダーに敏感になるきっかけを」と、「最優秀男優賞」と「最優秀女優賞」を廃止し、新たに「最優秀主演俳優賞」と「最優秀助演俳優賞」を設けると発表。世界三大映画祭はベルリンとフランスのカンヌ、イタリアのベネチアで、性別による賞を廃止するのはベルリンが初めてのことです。
以前、真紀さんは吉永小百合さんとお仕事をされたことがあるそうで、「自他ともに俳優と呼んで欲しいと。俳優という箱には男女は関係ないということだった。」とか。
次回第71回ベルリン映画祭は来年2月11~21日に開かれます。
作家の古谷経衡さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
テーマは「杉田水脈とは何者か」
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、自身を誹謗中傷するツイッターに、自民党の杉田水脈衆院議員が賛同を示す「いいね」を押していたことについて、名誉棄損で提訴したニュースから、杉田水脈議員の著作をほとんど読みつくした古谷さんが、2017年の杉田議員の著書「なぜ私は左翼と戦うのか(青林堂)」から、その人となり・思想的背景をひも解きました。
LGBTには「生産性がない」発言の以前からLGBTの権利尊重に異議を唱え、男女平等は実現できない妄想だという意識が根底にあるようです。
「基礎的な社会的意識も素養もかけている。」とまとめた古谷さんでした。
『SAKIDORIスポーツ』
坂口愛美アナウンサーが、「メジャーリーグ・エンゼルスの大谷は、アストロズとのダブルヘッダー、両試合に出場。第2試合で4打数2安打2打点、1盗塁の活躍」など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。
『ニュースパレードアネックス』
安倍総理大臣が、新型コロナウイルスへの対応と自身の健康状態について、28日に記者会見を開き、説明する方向で調整に入ったのを受け、自民党内では様々な動きが拡がっています。
国会から山本カオリ記者に伝えてもらいました。
安倍総理の体調、そばで見ている人はどう語っているのか?
菅官房長官と西村経済再生担当大臣、それぞれの声をお聴きいただきましたが「普段と変わりない。」と、≪大丈夫アピール≫のようにも聞こえます。永田町では、「相当悪いんじゃないか。任期を務めきれないのでは?」という話も聞こえてくるそうで、ポスト安倍の有力候補たちの総裁選をにらんだ派閥の動きも活発化している様子。
20年ごとに総理の悲劇が起きていることもあり、総理の健康は不安視されています。明後日の記者会見では、秋以降、第3波に備えての対策パッケージを示す見通しです。
『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック 院長で医学博士 吉田たかよし先生が「水の飲み過ぎで亡くなることもある"水中毒"」について教えてくださいました。
体にいいものでも飲み過ぎは害を及ぼします。
"水中毒"とは、血液中の塩分(正確にはナトリウムイオン)の濃度が薄まり過ぎることで、筋肉が正常に動かなくなり、痙攣を起こしたり、能や精神にまで異常をきたし、最悪の場合、死に至ることも...!
具体的に言えば、短時間に2リットル以上飲むと危険です。
屋外で大量の汗をかいた時はスポーツドリンクを、熱中症の症状が出たら経口補水液を飲みましょう。
【今日の1曲】 The Stardust Memory / 小泉今日子