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戦争の歌がきこえる
今週からサキドリ最前線、月曜日担当になりました吉田愛梨です。
戦後75年。
あす7月14日(火)に柏書房から発売の本
「戦争の歌がきこえる」をご紹介しました。著者で米国認定音楽療法士の佐藤由美子さんに取材しました。
冒頭では佐藤由美子さんの「浜辺の歌」をちらっと聴いていただきましたが、
アイリッシュハープの音色と佐藤さんのお声に癒やされますね。佐藤さんは高校を卒業してアメリカに留学し音楽療法士の仕事を知り
2013年から10年間、
アメリカのホスピスで終末期の患者さんやご家族の方に音楽を通じて精神的、社会的、身体的サポートを行ってきた佐藤さんですが、
その過程で第二次世界大戦の話を経験者から聞くようになりました。
その内容は驚きの連続だったそうです。日本兵により友人を目の前で失ったけれども、「日本を愛している」と話した人、
第二次世界大戦で、どういうものになるのか知らずに原爆の開発に携わった人、
ドイツ系アメリカ人でありながらも、ナチスと戦った兵士
日本占領下の中国で生まれ日本からもアメリカからも忘れられた人など、
戦争を生き抜いた人のエピソードが書かれてあります。思い出の音楽が彼らの記憶を呼び起こし、
日本人の佐藤さんに最期に何を語ったのか?日本の外からの視点で戦争を見つめなおすきっかけになるかもしれません。
米国認定音楽療法士 佐藤由美子さんの本
「戦争の歌がきこえる」柏書房より
税込み1870円で明日発売です!