今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』
「改正道路交通法」と「改正自動車運転死傷処罰法」という2つの法改正で厳罰化、あおり運転は減るのか考えました。
お話を伺ったのは、「あおり運転罪」の創設を訴えてきた高橋裕樹弁護士。
以前から法律の観点で「飲酒運転」との比較が引っ掛かっていたそうです。
お酒を飲んで酔ってしまうことで危険な運転になってしまう「飲酒運転」と、最初から安全な運転をする気がないという「あおり運転」では、「あおり運転」の方がより悪質なのでは?と。
今回の厳罰化によって「あおり運転」は十分に減るのではないかとした一方で、法律で明確に記された10個の「あおり運転」に該当する行為が、この10個だけでは足りないと指摘。
運転中にロケット花火やエアガンを撃つ、ハザードやウインカーでを右運転を煽る行為なども入れていいと思うとのこと。
また、法が改正されたとはいえ、自分が自分の身を守るためにもドライブレコーダーの必要性についても語ってくださいました。
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かわっては、全国初の「歩きスマホ」禁止条例、神奈川県大和市で施行。
大和市役所前から細木美知代記者のレポートです。
人口23万人。神奈川では川崎に次いで人口密度が高い大和市で昨日から条例がスタートしました。
公共の場所でスマホを使う際に立ち止まって使うことを規定。画面を注視しながら歩くことを禁止。歩行しながらの通話は(目線が下に行かないので)禁止されていないそうです。
しかしながらこの条例に罰則はないので、どのくらいの抑止力があるかは未知数。
条例制定の背景を大木哲市長に伺いました。
実はこの条例は、昨年の5月に大木市長自ら指示を出した条例案。
「スマホを使う方は大勢いて、これだけ人生に影響があるものなのに、スマホに関する規則や条例がないのはおかしい。今後、マイナス面が大きくなることを考え、一石を投じた。」といいます。
罰則が無いことに関しては、「罰を課すのではなく、意識啓発を図る狙い。最初から罰則ありきでは考えていない。」とお話してくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』も2つに注目!
東京都で107人の感染確認。首都圏で第2波の警戒、広がる。100人以上となるのは5月2日以来、2カ月ぶりです。
まずは、首都圏の感染者数の内訳、1都3県の今週月曜~今日までの推移について、西村志野記者にまとめて伝えてもらいました。
100人を超えた感染者数について、沖縄県立中部病院感染症内科の医師・高山義浩さんは、「効率的に検査が行われていて、症状のない濃厚接触の方々にも検査が行われているためで、検査数の少なかった3月の時と同じ捉え方ではいけない」との見方を示しつつも、「ここ最近増加傾向なのは間違いない。じわりじわりと感染経路が分からない感染者も増えていて再拡大を思わせる」と危惧。
再び緊急事態宣言が発令されるのかにも注目が集まっていますが、高山さんは「宣言が出なくとも、住民一人一人が危機感を高めてきちんとした行動をとれれば大丈夫だと思う。」と語ってくださいました。
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つづいては「国家安全維持法で揺れる香港情勢」です。
香港国家安全維持法でおよそ370人が逮捕。
イギリス政府は、国家安全維持法への対抗措置として「海外市民パスポート」を持つ香港の住民を対象に、将来的に市民権を取得する道をひらくと発表しました。
この措置が香港情勢に与える影響について、香港の政治がご専門、立教大学の倉田徹教授にお話を伺いました。
「イギリスにとっても大きな政策転換で、今回最大限で200~300万人もの香港人がイギリスに住むことになる可能性もあって、すごいこと。ただ、すべての人が移民をするかというとそうじゃない。移民が出来る人というのは限られて、お金があって英語が出来る人。非常に優秀な人たちだけ。ロンドンの金融街で優秀な人材が確保できるとなれば、国の戦略としても移民受け入れはプラスであるという判断なのだろう。」
国家安全維持法で間違いなくで香港に恐怖が拡がっているのはたしかですが、すべて抑圧しようとすればより激化する可能性も。
今年の秋に行われる立法会の選挙に向けて、緊張が続きそうだというお話でした。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターから『ニュースパレード』の主な項目をいち早くご紹介しています。
今日は、そのほか気になるものとして、リスナーの方からもお便りがありました「未明の火球について、目撃・爆発音情報相次ぐ」という話題をピックアップ!
2日未明、東京など関東の各地で、爆発音がしたという投稿がSNSで相次ぎました。
東京消防庁によりますと、この時間帯、都内で火災などは確認されていないということです。
上空を流れる「火球」が原因ではないかという指摘が多く見られたほか、"光の玉のようなもの"が上空を流れる様子が映し出された動画も投稿され、場所によっては雷のような青緑色の光が走ったなど話題となっています。
「火球」は、1カ月に数個目撃されているものの、音がなるのは珍しいそう。真紀さんも音にびっくりして目覚めたと話していましたね!
俳優の石田純一さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
テーマは「コロナと選挙」
新型コロナウイルスがえぐり出したのは、「格差」「病巣」。
人間で言えば持病がある人が重症化しやすく、そして、元から病巣を抱えた社会も打撃が大きい。
「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちるとする経済理論「トリクルダウン」が謳われているが、誰もが購買欲を持つ世の中の方がいい。1%の富める者ではなく、主役は99%の一般の国民なのだから、そこに向けた行動が必要。」だとし、
「僕が今思うのは、非常に弱い立場の人のためを思って政策をたてている人を選挙で選ぶべきだということ。
選挙は平等にということで、取り上げるのはすごく難しい。海外から見ると日本の選挙報道は大人しすぎて驚かれる。メディアもなかなか報道しづらいと思うけど、各候補の政策をはっきりと伝えていってほしい。」と語ってくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』
永野景子デスクが、「メジャーリーグ、3月に中断したキャンプ再開を控え、各チームが集合日迎える」など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。
『ニュースパレードアネックス』
日銀が昨日発表した先月の短観は、中小企業が大企業に比べ、より厳しい状況に置かれていることを浮き彫りにしました。
そんな中、今日は日本商工会議所の三村会頭の記者会見が行われました。
取材した山本カオリ記者によると、中小企業は大企業に比べ体力がない分、厳しいという結果が出た今回の短観。商工会議所による景気観測も中小企業は下げ止まりが少々見えるがやはり厳しいとのこと。
商工会議所に設けられた相談窓口には、将来不安・先行き不安の相談が多いようです。
総務省が先月発表した失業予備軍・休業者は430万近い方がいる状況。
解雇や雇い止めも大きな問題ではありますが、三村会頭は「会社が亡くなっては元も子もない」と、廃業についても心配しています。
GOTOキャンペーンも大幅延期となり、政府も経済界もさらに本気を出していかないと救える企業も救えないと山本記者。
吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』
実はこのコーナーで春にご紹介する予定だった「立ち喰い梅干し屋」を取り上げました。ここにも新型コロナウイルスの影響が及び、4月から臨時休業を余儀なくされていたのです。先月から営業再開されたということで、梅干し大好き愛梨レポーター、お店にお邪魔してきました!
▼今日は、愛梨さんが右手に持っている「ウメボシカルタ」のスタジオ試食も!
【今日の1曲】 ふたりの夏物語 / 杉山清貴 & オメガトライブ