気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
自由で開かれた香港は終わるのか?香港国家安全維持法施行について、現地を結んでお伝えしました。
スタジオには、23年前の返還式典を取材した清水克彦デスク。
中国政府は治安機関を香港に設置できるようになる、国家の安全を脅かすような行為・テロ活動には最高で無期懲役の刑事罰が科せられるなど、この法律によって香港で何が変わるのかを解説してもらいました。
産経新聞客員論説委員 山本秀也さんによると、香港国家安全維持法成立は、習近平政権維持のため、海外からの懸念を押しのけてでもこれを通さないと国内の統制が取れなくなってしまうという背景があるそう。
「一国二制度は腐ってしまった。条文をすべて読んだが外国人に対しても規制がかかっている。香港の繁栄を支えてきた自由放任主義はなくなってしまったと考えるべきだろう。」とのこと。
現地、香港の様子を香港中文大学大学院生の石井大智さんに伺いました。
若者の間では、罪に問われるのではないかと過去のSNSの投稿を消す行動が目立っていると言います。
解釈によっては政策批判などが許されないとなると、言論の自由がなくなると懸念しながら、一方で上の世代とは違って、香港に愛着がある人が多く、金銭的問題でも移民を考える人は少ないようです。
香港国家安全維持法で今日「香港独立」の旗を持っているだけで男性が逮捕されたことを受け、委縮効果にも。
つづいて繋いだ、香港中文大学教員の小出雅生さんは、香港国家安全維持法の拡大解釈で恣意的な運用を心配する人が多いと紹介。
小出さんは、今日の返還記念式典の様子はネットの中継で見ていたそうで、コロナの影響で招待された人の数は少ないながら、例年通り、滞りなく終わったようです。
ほかにも、香港国家安全維持法が及ぼす今後の立法会の選挙への影響についてもお話してくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
今日から、レジ袋有料化がスタート。プラスチックごみ削減につながるか?
有料化の対象になるレジ袋、ならないレジ袋を整理してくれたのは細木美知代記者です。
持ち手のついたプラスチック製のレジ袋は対象、紙袋や布袋、スーパーで総菜や生鮮食品を入れる持ち手のない袋は対象外。
バイオマス素材の配合率が25%以上の袋なども対象に含まれません。
コンビニはほとんどが有料化。スーパーも多くのところで有料化。外食チェーンでは衛生面を考慮して、レジ袋の無料提供を続けています。
街の方々からは以下のような声が聞かれました。
・いいと思う。
・面倒だから毎回レジ袋買います。
・お金しまって財布しまって、それから自分で袋に・・・待っている人が後ろにいると焦ります!
・ゴミ袋にしてるからなくなると困るな~
では、レジ袋有料化をお店側はどのように受け止めているのか?
西村志野記者が練馬区のスーパーアキダイへ。アキダイでは大・中・小それぞれ1枚3円でレジ袋を販売していますが、エコバッグを使用している方の方が多いようで、エコバッグを2つ3つ持って来ている方、リュックにそのまま詰めている方、自転車のカゴに豪快に入れて帰る方も!
お話を伺ったのは、もちろんこの方!アキダイの秋葉弘道社長です。
「袋がないとなると、たくさん買えない、お買い物量が減るとも言われている。今後、お店で安く販売した時にも、今日はエコバッグ持って来てないからやめとこうとか、遊びに行ったついでにちょっと立ち寄って買い物する人も減るのではないか。」と心配しながらも、「レジ袋は年間100万円近く経費削減になるので、その分を還元セールさせていただこうと思っている!地球にもお客様にもとってもいいことだと思う!」と元気よく語ってくださいました。
コロナ禍でエコバッグを使うことに関して、感染のリスクを心配する声もあがっています。
日本感染症学会の指導医で東京歯科大学・市川総合病院の教授、寺嶋毅さんにお話を伺いました。
バッグ自体の素材での違いはないものの、レジスタッフがきちんと手指消毒をしていない場合、感染リスクは高まるようです。
ウイルスを付着させたままのエコバッグを毎日使えば、感染が広がる可能性も。レジスタッフにエコバッグを渡さずに、アルコールで手指消毒をした自分の手で詰めるようにする方がいいとのこと。
商品をバッグに詰める際の台にもウイルスが付いている心配もあるので、袋の持ち手や底、外側などは洗うように!と寺島さん。
調査によると51%がエコバッグを洗ったことがないそうですが、毎日使うエコバッグにウイルスが付着したままになってしまうのは危険です!
布製であれば洗濯用洗剤で洗濯、ビニール製などであればアルコールや次亜塩素酸水でふき取り消毒を。
▼西村記者のマイバッグは応援しているサッカーチーム「カマタマーレ讃岐」のもの。布製なので洗いやすいですね♪
▼古谷さんは、松戸市のゴミ袋や買い物カゴをマイバッグとして活用中。ちなみにこのカゴで飛行機にも乗り(目撃されて)ます。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターから『ニュースパレード』の主な項目をご紹介しています。
今日は、「働くパパママ川柳」入賞作発表についてもお伝えしました。
第4回「オリックス 働くパパママ川柳」の入賞作品(19作品)が決定!オリックスは2020年1月10日から2月13日までの公募で
過去最多の5万4,610句の作品が集まったとか。
大賞には「名もなき家事」の大切さを説いた千葉県の女性(36)の作品が選ばれました。
ここで、4歳のお子さんのパパである古谷さんも一句。「意味もなく、息子に頬を、たたかれて」
作家の古谷経衡さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
テーマは「障害者マークは、車いすの方だけが使用するものではありません」
先日、買い物に行ったスーパーの駐車場での出来事。
古谷さんの車に貼ってある「障害者のための国際シンボルマーク」を見た中年男性から「なんで車いすじゃないのに障害者マークを貼ってるんだ!?」と責められたそうです。
実は古谷さん、1998年に重度のパニック障害を発症。ずっと通院を続けています。
5年ほど前に千葉県から精神障害者・3級と判定され、それから車の後部に「障害者マーク」を付けて走っているそう。
マークの図は車いすですが、このマークはすべての障害者を対象にとしたもので、特に車いすを利用する障害者を限定し、使用されるものではありません。
今回の出来事で、古谷さんは改めて、「障害者マーク」は歩行が困難な人が付けるものだと思いこんでいる人が多いと感じ、
「見た目には分からない私のようなパニック障害の方、『内なる障害』の精神障害や内臓障害、ペースメーカーを付けている方などの障害者の方も付けているもの。障害者マークを街で見かけたら、『内なる障害』がある可能性も考えて欲しい。僕は障害者用駐車スペースは、空いている場合には使わせてもらっている。僕のような症状でマークを貼っている方が、障害者スペースに停めていても、いきなり怒らないで欲しいなと思う。」と語ってくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』
水谷加奈アナウンサーが、今日のスポーツニュースをお伝えしました。
『ニュースパレードアネックス』
熱中症のリスクが高まった際、気象庁と環境省が共同で市民に対策を呼び掛ける「熱中症警戒アラート」の試験運用が今日から関東甲信の1都8県で始まりました。試験運用は10月28日まで。
気象予報士の伊藤佳子記者に伝えてもらいました。
気温だけでなく、湿度や輻射熱などを総合判断した暑さ指数から出されるという「熱中症警戒アラート」。
具体的には、不要不急の外出を控えましょう・屋外の運動は原則中止・適切な冷房を使用しましょうなどの熱中症対策が呼び掛けられるということです。自治体には防災無線や防災メールなどで、暑さへの気づきを促すために出すようにとされています。
そして今日から、ひっそりと新気象科学館が虎ノ門にオープン!
体感シアターや、ウェザーミッション「君は新人予報官」という新しいコンテンツも増えました。
無料で楽しく学べるので、お子さんとぜひ!と言いたいところなのですが、新型コロナウイルスの関係で今は予約制になっています。
電話番号03-6381-5041
港科学館に繋がりますが、ここで「気象予報館の予約を」と言っていただければ大丈夫ですよ。
本郷赤門前クリニック院長で医学博士・吉田たかよし先生の『SAKIDORIクリニック』
今日は、「新型コロナウイルスの影響で悪化している梅雨の体調不良」というお話。
哺乳類に備わった災害に備えるための本能である内耳の機能が、梅雨時期の気圧の低下の影響で、頭痛や関節痛、やる気が出なくなるなどの症状を強めるそうです。
痛み対策には、恋人や夫婦同士で手を握ること。心が強く繋がっていると痛みを抑える効果大!
やる気対策・不安対策には、脳内で癒しホルモンを増やすために、柔らかいもの(ぬいぐるみや毛並みの良いワンちゃん、手触りの良いタオルなど)をさすってみましょう。
【今日の1曲】 恋とマシンガン / フリッパーズ・ギター