
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は、民主派への圧力が強まっている香港の現状を取り上げました。
香港で今年9月に行われる立法会の議員選挙をめぐって、香港政府はきのう、民主派候補12人の立候補を取り消しました。先月施行された香港国家安全維持法のもと、当局による民主派の政治活動への締め付けが強化されていくものと見られます。
現地から、香港中文大学の大学院生・石井大智さんに様子を伺いました。現在の香港は4月1日以降は新型コロナウイルスの影響で抗議活動はなく、SNSも避けられるようになったそうです。そして、今回取り消された12人には穏健民主派と呼ばれる候補も含まれていて、幅広い民主派が取り除かれているため公正な形での選挙とは言えるのか疑問が残ります。しかし、香港国家安全維持法によりどんな発言で逮捕されるのかわからない状況が、市民を不安にさせているようです。
そして、香港政治がご専門の神戸大学、倉田徹教授にもお話を伺いました。今回の民主派候補者取り消しの狙いは、選挙で民主派候補が過半数議席を獲得するのを阻止するためであり、このままでは過半数獲得してしまうと中国政府も警戒しているそう。さらに話は一国二制度の崩壊や、先日亡くなった李登輝元大総統へと展開しました。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、新型コロナウイルスの最新情報。
きょうは、東京都で新たに463人の感染が確認されました。400人を超えたのは初です。
きょう行われた分科会は3時間にもおよび、微細な飛沫で感染が起きるマイクロ飛沫感染についても言及がありました。政府の指標としてのレベル分けなども行われ、まだ詳しい数値は確定していませんが、それは次回に繰り越されました。
また、今の現状について感染症の専門家である神戸大学の岩田健太郎教授にお話を伺いました。
感染者急増の状況を「残念ながら予想通り」だといい、2週間前の動きが今出てきているということは、今から2週間後はさらに増えるだろうと予測。現在の対策も場当たり的でその場の雰囲気で決めている印象を受けると感想を述べました。また、新型コロナウイルスの感染について、「呼吸不全は時間が遅れてやってくる。若い方で軽症や無感症ならいいけど、そうじゃない人は遅れてやってくることを知ってほしい」といい、アメリカのテキサス州で感染者が増えたとき、死亡者は増えなかったが1ヶ月度後に急増したことを例に説明してくれました。
今後必要となる感染予防として、経済を止めることは必要ないが、リスクのあるところをブロックすることが重要で、すべてを自粛するのではなく、メリハリが大切をお話しました。
また、佐々木瞳記者は、新橋のSL広場からレポート。酒類を提供する飲食店の方の声をお送りしました。
「せっかく流れが戻ってきたタイミングでの発表は責任感がない」と慎重になっている客足をさらに遠ざけるような対策に不安と不満の声が聞かれました。
鈴木純子キャスターが報道スポーツセンターからお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。
まずは、ニュースパレードでお伝えする主な内容をご紹介しました。
そして、きょう取り上げたのは、政府が発表した2020年版「子ども・若者白書」の結果について。
結果では、悩み相談はメールやSNSでやるという回答が直接対面よりも上回りました。その理由について、今の若者は通話はほとんどせず、SNSに頼っているというインフラの変化と、文字だけで伝える方が対面よりもハードルが低いということ。相手に表情や声色を伺われるとハードルが上がるそうです。
また、11.1%は「誰にも相談したいと思わない」と回答していて、自己責任という風潮の蔓延や相談をしてもいい返答が得られないという経験を持つ子どもということでした。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『今日のオピニオン』。
テーマは「10兆円あれば何ができる」。
先週に引き続き「何ができるシリーズ」。今回は補正予算の予備費10兆円!
「倒産も始まっている病院などの医療機関に配ると1施設1200万円ずつわたすことができる」といったわかりやすい解説をした頂いた後、「今後お金を使わなきゃいけないのはコロナを抑え込むための対策費!」と語る荻原さん。現在、ワクチン開発にあてられているお金は1300億円ほどだといい、「予備費の中から1兆円でもいい。こういうことに使わなかったら何のための10兆円なの!?」と温存の意味のなさを説きました。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、西川文野アナウンサーがここまでに入っているスポーツニュースを紹介。
● メジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平選手、今シーズン第2号、2試合連続のスリーランホームラン。
● 大相撲7月場所。1敗で並ぶ朝乃山ち照ノ富士は、このあと直接対決。また、2敗の横綱・白鵬はきょうから休場。
●3月から中断していてNBAがリーグ戦を再開。
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
新型コロナウイルスの影響で今年3月から公演を中止していた宝塚歌劇団。今日から日比谷にある東京宝塚劇場が再開しました。
出演者の数を減らす、演奏はオーケストラではなく録音、入り待ち・出待ちは禁止、入場前の検温、マスク着用義務など、感染予防対策もしっかりと行われていて、ファンのみなさんは今か今かと待ちわびた再開となったようです!
今後、他のエンタメにもどのように影響していくのか、楽しみになるニュースでした。
今日の『世の中SAKIDORI』は、精神科医で映画監督の和田秀樹さんによる「週刊ワダヒデキ」。
テーマは「会社に行きたくない人の働き方改革」。
「会社に行きたくない」という感情は誰しも経験があると思いますが、実はそれ心身の不調のサインなんだとか! 上司とうまくいかない、仕事のノルマがきつい、満員電車に乗りたくない...など理由も様々ですが、実は仕事のストレスの第1位は「人間関係」。和田さんは、「人付き合いをしなくてすむテレワークに変えたらいい」といいます。
会社に行くことがいいと思っている人はまだ多いそうですが、仕事はできるが人づきあいが苦手な方への配慮が今後大切だといい、上司の方も、本人に意見を聞いたり、業績を見るなどその人がテレワークにあっているかどうかを見極めてほしいとお話してくれました。
また、「仕事で我慢はし過ぎるな」とアドバイス。急に心が折れてしまうと日常生活が送れなくなってしまい元も子もないので、自分にあった仕事環境でメンタルの健康を保って欲しいとお話してくれました。
週刊ワダヒデキでは、みなさんからの相談をお待ちしています。件名に「ワダヒデキ」と書いて、「sakidori@joqr.net」まで。
【今日の一曲】 あまく危険な香り / 山下達郎
今週もお聞きいただき、ありがとうございました!
こんにちは。 永野景子です。
急性骨髄性白血病のため今月21日に亡くなった山本寛斎さん。
とてもエネルギッシュでパワフルで、元気な方でしたね。
今日の「芸能アラカルト」でもお伝えしましたが、私、寛斎さんから
誕生日プレゼントをいただいたことがあるんです。
かつて担当していた番組にゲスト出演して下さった際、
私の誕生日が近く、アメリカの独立記念日ということもあってか
覚えてて下さったんですよねー。
誕生日当日、それはそれは立派な胡蝶蘭が届きました。
かなり驚いてるところへ、会社の代表電話にご本人から電話が。
『もしもーし! 寛斎さんですよー! ビックリしましたかー??』
そりゃビックリしますよ。
『ボクねえ、人をビックリさせるのが大好きなんですよ!』
ゲスト出演にあたり、事前に打ち合わせがしたいからと、
寛斎さんの事務所にスタッフとともに行ったことも覚えています。
あらためてご冥福をお祈り申し上げます。
明日のサブキャスターは、
寛斎さんの義理の息子は椎名桔平って知ってるかな?
西川文野アナです!
月曜日サブキャスターの坂口愛美です!
写真はSAKIDORI!放送終了後の光景!
いつも、みんなで消毒作業をしています~。
きょうの「世の中SAKIDORI!~SAKIDORI最前線~」では、
雑誌「dancyu」の編集長、植野広生さんの本
「dancyu❝食いしん坊❞編集長の極上ひとりメシ」を
吉田愛梨さんが紹介してくれました!!
番組の最後でもお話しましたが、一人暮らしで、常に「ひとりメシ」の私。
たま~に予定が合うと、お昼ご飯を松井佐佑里アナウンサーと一緒に食べて、
「誰かと一緒にごはんを食べるって幸せだなぁ~」と、感動して泣きそうになっております。
つい最近食べたランチはこちら!
がっつり量もあって美味しかったなぁ~!
松井アナとのランチも楽しみつつ、一人の時は植野さんの本を参考に、「ひとりメシ」を楽しんでみようと思います!!
吉田愛梨です。
今日は、「ひとりメシの極意」について。
dancyu編集長の植野広生さんが
「dancyu食いしん坊編集長の極上ひとりメシ」という本を出されたので、
憧れの植野広生さんにお話を伺ってきました。
本によりますと
一人なら好きなものを好きなペースで食べられる
一人なら料理や酒の組み立てが自由自在
一人なら好きな時に帰れる
たしかにそうですよね!
好きな時に帰れるのが一番良いかもしれませんね。
植野さんは、ナポリタンの食べ方に特にこだわりがあって、
インサイド・アウトサイド・・・・・と
こだわりの食べ方を駆使して
一口一口違った味わいで
1皿のナポリタンを楽しむことができるのだそうです。
牛丼も、普通に食べるのも良いが、
こだわりの食べ方で、
牛丼チェーンで世界を感じることができるというお話をしていただきました。
スタジオは、植野節に大爆笑でした。
本には、こういった植野流の驚きのごはんがおいしくなる食べ方のほかにも、
自分がいかに居心地がよく、食を楽しむことができるか、ヒントが満載です。
ぜひ、今だからこそ
ソーシャルディスタンスを保ちながら、
家でも外でも「ひとりメシ」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
今日ご紹介した植野広生さんの本
「dancyu食いしん坊編集長の極上ひとりメシ」は
ポプラ新書より税込み946円で現在発売中です。
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は、Go To イートキャンペーンが公募を開始したニュース。
このキャンペーンは、農林水産省が行うポイント還元やプレミアム付き食事券の発行を支援することで、感染予防対策に取り組む飲食店の需要を喚起し、同時に食材を供給する農林漁業者を応援するキャンペーンです。予算総額2003億円、委託先の飲食店の募集が21日から始まり、早ければ8月下旬にもスタートします。
荻原さんは、Go To トラベルキャンペーンと比較し、「間に合うの? 整然とするのか不安」とコメント。いわくつきで始まったキャンペーンの二の舞を危惧しました。
そんな中、今世界で先に食券を買って収束後に食べに行けるというサービスが始まっています。
サキドリでは、「さきめし」というプロジェクトに注目。設立した音楽プロデューサーの今井了介さんにお話を伺いました。
今井さんは、安室奈美恵さんの「Hero」など数々の名曲を世に送り出して敏腕プロデューサー。なぜこのプロジェクトを始めたのか、それは東日本大震災で衣食住の大切さを実感したからで、今回の「さきめし」は、元々あったサービスの「ごちめし」の仕組みをそのまま利用したものなんだそうです。
お店からは手数料を取らないという飲食店には嬉しいサービス、すでに5万7千食分は利用されているそうです。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、Go To トラベルから外された東京の観光はどうなっているのか取り上げました。
羽田空港を取材した田中正史記者によると、列ができてもすぐに途絶えるなど、やはり東京外しの影響は出ている模様。空港を利用したお客さんにお話を伺うと「キャンペーンから外れたけど、キャンセルもあれなので行きます」という声や、「福岡まで行くが、コロナを持って行かない、持って来ないを心掛けたい」といった慎重な声が聞かれました。
そして、細木美知代記者が取材したのは外国人観光客をターゲットにした山谷と呼ばれていた地区にあるリーズナブルなホテル「カンガルーホテル」です。
このホテルを経営する小菅文雄さんにお話を伺いました。
2002年から右肩あがりとなったインバウンドに乗る形で2009年から営業を始めたこのホテル、コロナの影響で売り上げは2割~3割になったといいます。
今回のGo To トラベルキャンペーンについては、元々安価なカンガルーホテルではニーズがないと感じているそうで、それよりも感染拡大が増えないように東京を除外したことにほっとしているそうです。
石川真紀キャスターが報道スポーツセンターからお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。
まずは、ニュースパレードでお伝えする主な内容をご紹介しました。
そして取り上げたのは、米ディズニーワールドが、感染予防の新ルールとして「歩きながらの飲食を禁止した」というニュース。ディズニーが製作する実写映画「ムーラン」の公開も無期限延期になるなど、エンタメ業界のモデルケースとして慎重な姿勢をとっています。
「歩きながら食べるのが楽しいのにね」と、ディズニーランドをご存知の方は感じていると思いますが、安心して楽しめるようになるためにしばらくは我慢が続きそうです。
そして、ジャパネットたかたラジオショッピングは、きょうお休みということで、7月31日に初の著書「100%の前向き思考」が発売になるアイドルグループ仮面女子の猪狩ともかさんにお話を伺いました。ライオンズユニフォームでの登場! さすがです!
一歩ずつ前に進むための55の言葉が載っているこのご本、事故で車いす生活を送ることになった猪狩さんが感じた思いが込められています。
「最初は40の言葉だったけど、あれもこれもと思っていたら55になった」と本づくりもとても前向きに取り組まれたそうで、猪狩さんもネガティブにならないようにできるだけ明かる言葉を使うことで元気になっているとお話してくれました。
オンエアでは、実際に気になった言葉をいくつか紹介しました。気になった方はぜひタイムフリーで聞いてみてください。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『今日のオピニオン』。
テーマは「1兆円あれば何ができる」。
Go To トラベルキャンペーンの総額が約1兆3千億円ということで、1兆円とはどんな金額なのかを荻原さんが紹介してくれました。
● 毎日100万円つかっても、全て使い切るのに3000年かかる!
● 1万円札にして積み重ねると10キロメートル! なんと富士山3倍の高さになります
● ボーナスが出ないという医療従事者160万人に渡すとひとり60万円渡せる
●200人収容できる老人ホームが1500施設作れる
など、様々な角度から1兆円の価値を紹介。改めてすごい金額だと感じるオピニオンでした。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、西川文野アナウンサーがここまでに入っているスポーツニュースを紹介しました。
● メジャーリーグ、4ヶ月遅れ、無観客試合で開幕
● 大相撲7月場所。現役最年長・50歳の華吹が初勝利、50代力士の白星は112年ぶり
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
料理宅配代行サービス「Uber Eats」の配達員でつくる労働組合ウーバーイーツユニオンが、都内で記者会見を開き、配達員の事故の実態調査を明らかにしました。1月7日から3月31日までの期間に32件の報告が寄せられ、事故の半数が自転車事故という結果に。
今回、問題となったのは事故を起こしたときの窓口が不透明で、基本的に配達員に丸投げになっていること。また、事故を報告すると二度目はアカウント停止になる可能性もあるということで、今後配達員の労働環境の改善が望まれます。
今日の『世の中SAKIDORI』は、精神科医で映画監督の和田秀樹さんによる「週刊ワダヒデキ」。
テーマは「以外と身近なアルコール依存症」。
コロナの影響による様々なストレスで飲酒量や飲酒時間が増えているそうです。早期発見・早期治療が大切だというアルコール依存症についてお話頂きました。
WHOが発表しているアルコール依存症の診断ガイドラインは11項目あり、アメリカの精神医学会では2項目でも当てはまったらアルコール依存症と判断するそう。そして、なんと西川アナは5項目も当てはまったそうで、驚きと共に「イメージが変わった!」とコメント。
治療は軽度の場合は薬物依存と同じように自助グループで支え合うのが世界のトレンドで、アルコール依存症を甘くみないで前と同じ量では酔えなくなったなど兆候があれば注意して欲しいと語りました。
週刊ワダヒデキでは、みなさんからの相談をお待ちしています。件名に「ワダヒデキ」と書いて、「sakidori@joqr.net」まで。
【今日の一曲】 ひまわりの約束 / 秦基博
今週もお聞きいただき、ありがとうございました!