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第835回:都知事選からコロナ第2波対策、東京都の動き
気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
今月18日に告示される東京都知事選挙の顔ぶれがほぼ出そろいました。
「きちんと論戦が行われるべきだ」と出馬表明した小野泰輔さんを推薦するのは、日本維新の会です。今月10日に行った出馬会見に同席した音喜多駿参議院議員にお話を聞きました。
まず小池知事の公約達成度について、「豊洲市場移転や東京アラートなど不明瞭なことばかり。7つの公約も達成できたのは1つだけ。実際行政の進み具合も25%。評価できない。」と斬り、「争点となるのは経済政策。かなり経済の再開に消極的だった小池さん。いかに経済を回していくのかどうか。ばらまきでなく民間の力でどこまでやれるのか。」
そこで、小野泰輔氏の行政経験を高く評価しているのだという音喜多さん。
「財政も危機的な状況に陥るこの時には派手なアクションだけではダメ。小野さんは副知事としてやってきた経験がある。手腕を持った人でないと。」と語ってくださいました。
つづいて、宇都宮健児さんを支持している社民党の福島みずほ党首にお話を聞きました。こちらもまずは、小池知事の評価から。「ゼロ7つを掲げていた小池さん。そのうち1つだけというのは、落第点だろう。さらに、3月24日以前に踏み込んだ検査などのコロナ対策に動いていたのかが疑問。評価できる点は・・・申し訳ないけれど、無い。」とバッサリ!
「宇都宮さんは、一人一人の生存権を大切にする。コロナの件で傷んでいる東京都。600万人休業者がいる切羽詰まった状態。東京は豊かだと言われているが、医療・介護・教育・福祉ではまだまだ。スーパーシティやカジノ実現ではなくて、今だからこそ、命を、生活を守る、そんな宇都宮さん!苦しい時代だからこそ、実直で正直な政治が大事だと思う。小池知事の票をみんなで奪っていく選挙戦にできたら」と語ってくださいました。
金子さんは、山本太郎氏の出馬について「選挙は、後出しじゃんけんは有利。知名度もあるし、どのような旋風を巻き起こすのか。」注目しているそうです。
「今」を切り取る」『きょうのナマチュウ』で取り上げたのは2つ。1つ目、れいわ新選組の山本太郎さんが記者会見を開いて出馬表明。山本カオリ記者のレポートです。
会見場に現れた山本太郎氏、独り言をぶつぶつ言いながら、緊張している様子だったといいます。
先週の段階で出馬の可能性は50対50だと言っていましたが、出馬を表明。
準備不足も否めないながら、オリンピック中止や都民に10万円・事業者に100万円など主な政策を8つあげました。本人も「小池さんはかなり強い。ちょっとやそっとじゃダメだと思う。チャンピオンにチャレンジャーとして精いっぱいやる。」と述べ、自分が出馬してやらないと社会的に弱い人たちを救えないという思いで、本人は勝つつもりでやるとも意気込みを見せています。「小池さんの圧倒的な勝利にしないために、太郎、お前出ろ!」となった背景もあるようで、どういう負け方をするかでも今後の政治生命にかかってくるだろうとのこと。-------------------------2つ目、東京都が新型コロナウイルス第2波の到来に備え対策会議を開きました。都の「第2波対策検討ワーキング」を取材した田中正史記者によると、モニタリングの在り方、組織対応力の強化、検査体制・医療提供体制の拡充などについて話し合われ、今後、論点を整理し、来月には対策の全体像をまとめる流れだということです。19日には休業要請が全面解除されますが、これについては、経済の活動レベルは引き上げていかなければならず、バランスをとって判断している状況で、店舗や客の対策が必要なのはもちろんのこと、行政には、更なる検査体制の充実が求められます。かわって、東京都の動きをもう1つ。小池知事が今日、八王子市にある都立の南多摩中等教育学校を視察し、ウイルス対策を施した学校の様子や授業風景を見て回りました。パソコンを使用したデータ分析の授業も、アクリル板で仕切られたスペースで、扇風機が回され、窓も開けられて換気をしっかりと。授業を担当した先生が「先生はイケメンだと思うか?」のアンケートを行うのを見て、小池知事からも「イケメンですね」の言葉が飛び出す場面もあったとか。▼体温が37度以上だと数字が赤く映るサーモグラフィーが設置されています。視察中の小池知事。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』報道スポーツセンターから『ニュースパレード』の主な項目をご紹介。
また気になるものとして「ジョンソン・エンド・ジョンソン、多様な肌の色に合うバンドエイド発売へ 」というニュースもお伝えしました。黒人死亡事件で人種差別への非難が高まる中、色が異なる5種類のばんそうこうを公表。2005年にも複数の色のばんそうこうを販売していましたが、当時は注目を集めず、販売停止になった過去があります。バンドエイドは「我々は差別や暴力、不正と戦う黒人の同僚や協力者、コミュニティーと連帯する」と表明。一方で、対応の遅れを非難する声も上がっているということです。
コメンテーター、金子恵美さんが語り下ろす『今日のオピニオン』テーマは「報復人事を許さない」
山口県田布施町が、固定資産税の課税ミスを内部告発した職員を1人だけの部署に異動させたというニュースを取り上げました。田布施町役場には、「報復人事だ」などの苦情や問い合わせの電話が殺到。町議会は町の人事が妥当だったかどうかを調べる調査特別委員会を設置する方針です。「町民のために勇気を出して行った行動がこのようになってしまうのはあり得ない。全国の、特に小規模の自治体で泣き寝入りしている方々は声をあげて欲しい。明るみにすべき。」と、今月8日に可決成立した改正公益通報者保護法についても触れました。「あからさまな報復は避けられても、見えないような嫌がらせは100%はなくならないだろう。しかし、コンプライアンスとこれだけ言われている現代で、今回の一件は大きく踏み込む一歩に。」と語りました。
『SAKIDORIスポーツ』坂口愛美アナウンサーが、今日のスポーツニュースをお伝えしました。
『ニュースパレードアネックス』財務省近畿財務局の赤木俊夫さんを自殺に追い込んだ森友学園の事件を巡る公文書の改ざん。赤木さんの妻は、第三者による再調査を求めて署名活動を続けてきましたが、35万人を突破したとして、今日、安倍総理に署名を提出しました。
文化放送・奥山拓也国会キャップに伝えてもらいました。3月から始まり、海外からも集まった35万2600を超える署名を提出に内閣府へ。職員2名が粛々と受け取りました。代理人弁護士は情報公開請求を行っていますが、コロナウイルス対策などを理由に、一部は開示するがそのほかは来年5月まで開示はできないと主張しているということです。▼お名前を明かした奥様の雅子さんの直筆メッセージ。
『芸能アラカルト』
放送作家でコラムニストの山田美保子さんに語っていただいたのは、アンジャッシュ・渡部健さんの「テイクアウト不倫の行方」について。行為に及んでいた場所が多目的トイレだったことに、SAKIDORI!にも、車いすをお使いのリスナーさんから批判の声が届いていました。渡部さん本人は今のところ、会見などの予定はない中、奥様の佐々木希さん、相方の児嶋一哉さんはそれぞれに謝罪。さらに今後、新たな証言者が現れる可能性も!?
【今日の1曲目】 夏が来た! / 渡辺美里