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谷川俊太郎さんとあべ弘士さんの初タッグ
吉田愛梨です。
先日、詩人の谷川俊太郎さんと、絵本作家のあべ弘士さんの
初タッグで、童話屋さんから出版された
「えほん なぞなぞうた」を
今日のサキドリ最前線でご紹介しました。この「えほん なぞなぞうた」は、
谷川俊太郎さんの
トンチもシャレも哲学もつまった
なぞなぞうたと、
あべ弘士さんの可愛くも奥が深いイラストを同時に楽しむことができ、
子どもから大人まで考えることができる絵本です。
なんと今回は、お二人に電話でお話を事前に伺うことができ、
お声も一緒に放送させていただきました^^
私は昔から、家には谷川俊太郎さんの手掛けた絵本がたくさんあり、
そして中学、高校と谷川俊太郎さんの歌詞の合唱曲に親しんできたので、
今回、88歳の谷川俊太郎さんにお話を伺うことができたのは夢のような出来事でした。
あべ弘士さんは、北海道の旭川に住んでいらっしゃって、
旭川動物園で25年飼育係として働いていた方です。
代表作は「あらしのよるに」で、
長年動物の近くにいた方だからこそ様々な動物のリアルな表情、動きを
描いていらっしゃいます。
最近ではyoutubeでも、「あべ弘士チャンネル」というチャンネルを持っていらっしゃいます。
あべさんは電話で、
カワウソが好きな理由や、人間は動物界では遅れて生まれた生き物であることなど、
たくさん教えてくださいました!!
この絵本については、
谷川さんの詩がとっても面白い。かっこいい!!と話しており、
文学としての詩、なぞなぞとして頭をひねらす、絵にだまされるという遊びもある。
1冊で3つ楽しめます!と話していました。
新型コロナウイルスの影響で、子どもたちは自由にお友達と遊べない状況ですが、
谷川俊太郎さんは子どもの頃どう過ごしていましたか?と伺ったとところ
一人でいるのが好きだった。特段絵本が好きだと思ったことはないが、元々家にたくさんの本があり、
色んな本を見たり読むのが当たり前だった。
模型飛行機や、真空管ラジオを作っていた。
今の子どもたちにも一人でできる遊びをたくさん見つけなさいと言いたいねぇ!!とおっしゃっていました。
今回の絵本について、
「なぞなぞというのは昔からあって、
日本語として唱えて楽しいように解釈しているのがほとんどで、
歌っぽいものにするところに僕の方法があった。
声にしても楽しいようにしているので、ぜひなぞなぞを楽しんでほしい」と話していました。「えほん なぞなぞうた」は
童話屋から税込み1980円で発売中です。
ぜひ手にとって声に出して楽しんでみてください!