今日は、AJPS 日本スポーツプレス協会所属のスポーツジャーナリスト・宮崎恵理さんとお電話を繋いでお話を伺いました。
東京パラリンピックの1年延期、宮崎さんは、何人かの選手に1年後を見据えた意見や率直な感想をオンライン取材したことをお話してくださいました。「1年余計に準備ができる」という人もいれば、「2020にピークを合わせてきたので、やはり辛い」という正直な意見もきかれたそうです。
そんな中、御年71歳のパラ陸上男子砲丸投げ・大井利江選手は、この時期にじっくり投球フォームを見直したことで、記録が伸びたと、明るい話題も紹介してくださいました。
先日の毎日新聞の記事にもあった、パラの競技団体と健常者団体との統合を模索する動きについては、「日本では、陸上競技や水泳など伝統ある競技については、一般の競技団体と、パラの競技団体が統合されるという例はない一方で、トライアスロンや自転車競技などについては、国際競技団体が既に統合されている。
ブラインドサッカーはパラリンピック競技ではないが、視覚障害サッカーなど、日本サッカー協会がサポートする流れも出てきた。こうした流れが今後増えていけば、細分化された脆弱な競技団体を支える仕組みができるのではないか。」とのこと。
「パラリンピックにはパラリンピックの価値があることも忘れてはいけないが、統合の流れはある。」とし、2028年のロサンゼルス オリ・パラに向け、アメリカでは『アメリカオリンピック・パラリンピック委員会』が誕生したこと、オランダではオリとパラの選手が一緒に練習できるナショナルトレーニングセンターがあること、ほかにもドイツサッカー・レヴァークーゼンではパラ部門があり、オリとパラの選手が一緒に練習するという仕組みも整っていることなどを語ってくださった宮崎さんでした。