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  • 第834回:スペシャルコメンテーターに片山善博さんを迎えて

    スペシャルウィーク最終日は、久しぶりにサキドリに戻ってきた西川文野アナウンサーと、金曜コメンテーターの荻原博子さん。

    そして、スペシャルコメンテーターは鳥取県知事と総務大臣も務められた早稲田大学大学院教授の片山善博さんと一緒にお送りしました。



    今動いているニュースを様々な角度から伝える『ニュースオフサイド』。

    まずは、成立した第2次補正予算について片山さんに聞きました。「何でもかんでも中央で決めることに限界を感じている。支援は各県に任せた方が歯がゆいところに手が届く支援ができる。8割ほど国が負担することで大胆に手を打てる」とコメント。支援の内容は自治体に任せ、財政支援は国がやる方針が理想だと語りました。


    そして、第2次補正予算成立でも持続化給付金の対象外となっている大家さんの現状に迫りました。

    税理士の和田晃輔さんになぜ個人事業主である大家さんは対象外になってしまうのか伺うと、法人は事業収入として扱われますが、個人は得た収入を不動産所得として確定申告するため事業収入を対象とする給付制度からは外れてしまうんだそうです。

    実際に対象となるよう声を上げた全国大家さん連盟代表の久城一鷹さんは、去年の3割程度しか収入が入っていない状態だといい、自身も家賃補助の申請をしたり、市民農園を借りて畑を始めるなど厳しい生活を送っているそうです。また、同じようにアパート・マンションや民泊を経営している大家さんにアンケートを取っているそうで、ほとんどの大家さんが同じように5割以上の収入減だといいます。

    政府には持続化給付金の対象に入れてもらうこと、家賃の給付金はテナントではなく、大家に入る仕組みにしてほしいと訴えました。



    今を切り取る『きょうのナマチュウ』は2つのニュースに生で注目。

    まずは、「東京アラート 解除。ステップ3で街はどうなる?」。

    午前0時に休業要請の緩和がステップ3に移行した東京都ですが、本格的に営業再開となるお店の様子はどうなっているのでしょうか!?

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    細木美知代記者が訪れたのは、新橋駅から徒歩5分。「やきとん ユカちゃん 麻布ふじ嶋 新橋店」の店主、藤嶋由香さんにお話を伺いました。

    新型コロナウイルスの影響により、4月は3店舗中1店舗は休業し全体で9割減。従業員の給料は貯金を崩して対応するなど、苦しい自粛の期間を話してくれました。きょうから営業時間は24時まで延びましたが、正直お客さんの戻りは期待していないそうで「企業も自粛してとなっている。トップが飲みに行こうよ。盛り上げようよとならないとダメだろうな」と感想を述べました。

    混んでいる雰囲気だと入店してくれない状況だそうで、荻原さんも早いV字回復してほしいと語りました。


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    続いては、「簡素化へ...東京2020組織委員会の理事会、きょう開催」。

    理事会を開き、1年後に延期した東京オリンピックに向けたロードマップを話し合いました。森喜朗会長の印象を片山さんに伺うと、鳥取県知事時代、2000年に起こった鳥取西部地震の際に真っ先に電話をくれて励ましてくれたそうで「とても感謝している」と人柄に触れることができました。

    そして、田中正史記者は、理事会の模様を取材。

    「来年の夏、華美なお祭り騒ぎが共感してもらえるのか考えている」と簡素化、シンプル化について検討していく姿勢を見せていて、その中で聖火リレーの日程短縮化など200項目にのぼる事柄について議論が必要になるそうです。

    中止という声については、IOCの公式見解として「中止の議論は全くない」と述べています。今後、「安心安全の開催」と「簡素化」、この2つがキーワードになるだろうとレポートしてくれました。



    『SAKIDORIニュースパレード』は、石川真紀キャスターがニュースパレードでお伝えする主なニュースをご紹介。

    そして、最終日となる「被災地応援プレゼント企画」をお送りしました!

    今日は、新型コロナウイルスで全国的に影響が及んだ飲食店を応援ということで、宮崎県宮崎市のエスニック料理店「クルンテープ」を営む兒嶋千鶴さんにお話を伺いました。プレゼントは「宮崎の鶏肉と野菜で作ったカレーとトムヤムクンの詰め合わせ」を3名様!



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    片山善博さんが語りおろす『今日のオピニオン』。

    テーマは「財政がゆるゆる」。

    持続化給付金の丸投げ問題を取り上げ、「委託の全貌がわからない、説明もできない。これでは査定もできないし、後の検査もできない」と厳しいコメント。さらに補正予算の10兆円の予備費について、税金を使うに値する事業なのか財務省が機能不全で査定がちゃんとできていないと指摘しました。

    そして、この状況は第二次世界大戦中と同じであるといい、「末期症状である」と非難。無駄を省き、国会の財政統制を与党が自分たちの責任だと受け止めて本来のチェック機能を果たしてほしいと話しました。



    『SAKIDORIスポーツ』は、西川文野アナウンサーが、最新のニューストピックスを紹介。

    そして、いよいよプロ野球開幕まで1週間ということで、メットライフドームでライオンズの取材にあたっている長谷川太アナウンサーから練習試合や選手の様子についてレポートしてもらいました。



    『ニュースパレードアネックス』は、東京都庁から伊藤佳子記者。

    小池都知事の都知事選出馬の記者会見が、この後行われます。これまで出馬について聞かれると「コロナ対策に集中する」として明言を避けてきましたが、新しい日常の準備ができ、補正予算も通ったということで、このタイミングでの動きとなりました。

    争点はコロナ対策で、これまで毎日のようにメディアに出演して積極的に動いてきたことが吉とでるのかどうなのか注目となります。

    また、都知事選候補は、他にもホリエモン新党から立花孝志氏、さらに山本太郎さんはどうなるのか・・・気になるところです。



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    今日の『世の中SAKIDORI』は、「週刊ワダヒデキ」。

    精神科医で映画監督の和田秀樹さんが語り下ろしたテーマは「成功者はやっている!"やってみなければわからない思考"」。

    人間は、新しいことを始める前にアレコレ考えて答えを出してしまう傾向があるんだそう。しかし、変化が激しい世の中で、これまでの理論が正しいと思ってやっているとうまくいかないこともあります。和田さんは「成功するかわからないが、まずはいろいろやってみて答えを出そう」と呼びかけました。

    そうすることでメンタルにもプラスになるそうで、もしも失業してしまった場合、「二度とまともな就職ができないかも」と考えるより、「他の仕事もうまくいくかわからないけどやってみよう」と取り組むことで、実は天職が見つかるかもと話してくれました。

    人生やってみなければわかりません。アレコレ考えるよりすぐ試してみよう! と締めくくりました。

    「週刊ワダヒデキ」では、和田さんへの相談をお待ちしています。

    件名に「ワダヒデキ」と書いて、sakidori@joqr.netまでお願いします。



    今週もお聞きいただき、ありがとうございました!

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