『ニュースオフサイド』
ボルトン前大統領補佐官の暴露本が発売されたのを受け、その衝撃と大統領選挙への影響をサキドリ!
「The Room Where It Happened」、日本語に訳すと「それが起こった部屋」というタイトルのこの暴露本、どのような内容が書かれているのか?
米朝会談・拉致問題・習近平国家主席への協力依頼・在日米軍駐留経費など、大まかな内容を細木美知代記者に説明してもらいました。
続いて、アメリカ国内の反応について、ジャーナリストのシェリー恵さんがレポート。
衝撃的な内容の連続となっている暴露本。ボルトン氏はこの著書で、「北朝鮮の核軍縮には何も成果をあげられなかったトランプ大統領が再選すれば、安全保障が危うい。自分は投票しない!」と強い懸念を表明。
最新の世論調査で、トランプ大統領はバイデン前副大統領に支持率12ポイントもリードされており、勢いに陰りが出てきたと報じられているとのことでした。
「この本は、北朝鮮が核を持つことを絶対に許さないという強い気持ちがあるボルトン氏らしい内容だと思った」と語るのは、早稲田大学教授で元アメリカ議会上院スタッフの中林美恵子さん。
「近くで見ていて人間性も幼稚」だということまで書かれてしまい、トランプ大統領にとってはさらなる痛手だといいます。
「今、トランプさんに懐疑的な人たちにとっては、この暴露本を読んで、自分たちが思っていたことが間違っていないんだと確認する。
逆にトランプさんを信じている人は読まないだろう。内輪話を本にして売っちゃうのは節度が過ぎていると感じるが、内容を否定するだけでも余計な労力になる。」とし、「トランプ陣営に必要なのは、景気の回復。だが、非常に難しく、民主党の分はかなり良い。今日選挙すればバイデンさんが勝つだろうが、11月の選挙までにいわゆる【オクトーバーサプライズ】などもあり得るのでまだまだ読めない。」と今後の選挙戦についても語ってくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は、新型コロナウイルス関連の2つにナマで注目しました。
専門家会議のメンバーが今日16時から会見を開き、第2波に向けた備えについて考え方を示すということで、日本記者クラブで取材中の石森則和記者のレポートです。
この時間、始まったばかりの会見でしたが、これまでを振り返って、専門家と政府の役割分担をしっかり明確にするようにしなければならないこと、感染状況などを専門家が会見で伝えたことが踏み込み過ぎだったことなどから、情報発信に関する体制の見直しを早急に求める模様。
会見はこのあと17時15分まで行われる予定で、詳しい内容は『ニュースパレードアネックス』で再び、石森記者に伝えてもらいました。
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2つ目、熱中症と新型コロナウイルスの判別が難しいことで生じる医療現場の混乱について。
お話を伺ったのは、帝京大学医学部付属病院・高度救命救急センターの医師 神田潤さん。
混乱の原因は、熱中症と新型コロナウイルスの初期症状が似ていることで、1番似ているのは高体温の部分。また、新型コロナの主な症状はせきなどの呼吸器症状ですが、もともと肺の病気を持つ人が熱中症になる場合もあって区別は難しいのだとか。
熱中症の場合はすぐに全身を冷却しなければなりません。しかし、現状では全て新型コロナを疑って対処しなければならず、感染対策で医療防御をしながらの処置となり、煩雑になってしまいます。
「従来の初期診療では冷却に扇風機やシャワーを使うが、3密を避ける意味で、患者と医療従事者の密を防いでしないといけない。私たちも何が正解か分からない。どこまで感染対策をしないとならないのか、戸惑う部分もある。今後、梅雨明けすれば、熱中症の患者はどんどん増えてくるので、7月8月に向け、万全の体制を整えないといけない。」と危機感を持ってお話してくださいました。
西村志野記者は、厚生労働省が公表している ≪「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント≫を紹介。
意外と知られていないのが、一般的な家庭用エアコンは室内の空気を循環させるだけで換気が行えないこと。冷房時も換気扇や窓を開放して換気をする必要があるのだそうです。換気の際は室温が高くならないよう、調整を!
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』では、報道スポーツセンターからこのあとの『ニュースパレード』の主な項目をご紹介しています。
今日は、「セグウェイ 生産終了へ」というニュースも取り上げました。
警備や観光ツアーなどに利用が広がり、累計14万台を販売してきた立ち乗り式の電動二輪車「セグウェイ」、一般には普及が進まず、生産が7月15日に終了することが分かりました。
作家の古谷経衡さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
テーマは「激動の昭和史、沖縄決戦」
昨日6月23日は、沖縄慰霊の日でした。
75年という節目にしては、今年は報道が少なかったなと感じるし、年々風化が進んでいるなと思うと語る古谷さん。
今日は、「沖縄戦とは何だったんだろう?なんで沖縄で戦争になってしまったのだろう?そして、なんでたくさんの犠牲者が出なければならなかったのだろう?」この辺りを、岡本喜八監督の1971年映画「激動の昭和史、沖縄決戦」から読み解きました。
「沖縄戦の始まる前~沖縄戦が終わった後まで、1番俯瞰して描いている作品。キャスティングも非常に豪華。沖縄戦を題材にしている作品はほかにもあるけれど、これ以上のものはないと思う。沖縄戦のことをなんとなくしか知らない方、この映画を見ていない方はぜひご覧になって欲しい。」とオススメしてくださいました。サブスクリプションサービスで手軽な価格で見られるようです。
『SAKIDORIスポーツ』担当の長谷川太アナウンサーは、試合前、ソフトバンクが練習中のメットライフドームから!
今日は、無観客のプロ野球開幕について、"兄やん"こと 松沼博久さんに伺いました。
昨日のこの時間もお伝えした通り、ライオンズは同一のチーム相手に6連戦中。
「早く慣れることは大事だし、この連戦をどう半分に割るかも大事。2つ勝って、2勝1敗・2勝1敗で終えられるようにと考えると良い。144試合あった去年に比べれは、120試合しかない今年はあっという間かもしれない。」と松沼さん。
実は去年、首位に上がったのは130試合目だったライオンズ。開幕ダッシュが必要だともおっしゃっていました。
(ちなみに、古谷さんの素朴な疑問は「メットライフドームって何ですか?」でした!!!)
『ニュースパレードアネックス』
新型コロナウイルス の対策について話し合う政府の専門家会議のメンバー、脇田隆字座長と尾身茂副座長、岡部信彦構成員が今日、日本記者クラブで会見を開きました。取材中の石森和則記者に、『きょうのナマチュウ』に引き続き、レポートしてもらいました。
専門家会議のメンバーはあくまでも医療の専門家で、会議が国の政策を決定しているような誤解を避けるため、「政府との関係性を明確にする必要がある」と指摘。
2回目の会議までは対策案に意見するだけだったが、感染防止策を政府に挙げ、社会にも提言していくことになっていったことを顧み、今後の専門家による会議は「現状を分析し、その評価を基に政府に提言を述べる」にとどめ、政府が「医療の専門家だけでなく、ほかの分野の専門家にも意見を聞いて、提言の採否を決定し、政策の実行について責任を負う」として、役割を明確に分けるよう求めたということです。
『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生が、「新型コロナウイルスと共存する梅雨だからこそ気を付けたいこと」というお話をしてくださいました。
梅雨と言えば毎年、食中毒が増える季節!
今年はステイホームで買いだめが増え、冷蔵庫がパンパンで、冷えなくなって食中毒というケースが増加中だそう。
カレーを作ったらその日のうちに食べきる、余った場合にはどうにかスペースを空けて冷蔵庫で冷やしましょう。
そのほか、半熟卵や温泉卵も要注意!殻を割ったらすぐに食べること。すぐに食べないのであれば、75℃以上で1分間加熱が大原則です。
【今日の1曲目】 somebody to love / Queen